先日、聞いてきた話。
「金利は2020年までのどこかで絶対にあがる」だろうと推測されます。
世界史上まれにみる低金利時代と言われていますが、
金利は国債発行の状況によって大きく変わってきます。
このままのペースだと日銀が国債を買い続けると2020年に購入できる国債がなくなります。
すると、今の政策は終了します。
ということは2020年までのどこかで金利は絶対にあがると考えられます。
実際の住宅ローンも金利はその時点の店頭金利から
優遇幅(要はこの期間限定の値下げサービス)をもって適用金利を決めているのですが、
優遇期間がすぎるとそのときの店頭金利をもって次の金利を決定します。
でも、これって何だかよくわからない数字もカラクリがあります。
とある銀行の金利を例に話します。
その銀行の10年固定型ローン(当初10年間は固定、その後はそのときの店頭金利を基準に再検討)を
例にします。
2010年 8月の適用金利は2.80%でしたが、2ヵ月後の
2010年10月の適用金利は2.30%でした。
▲0.50%も安くなったと思いますが、実は店頭金利は同じ4%だったのです。
優遇金利幅が8月は▲1.2% 10月は▲1.7%だっただけですが、
あくまでこれはこのときだけの特典なわけで
10年経ったら条件は同じになったりするわけです。
2011年 9月の適用金利は2.05%でしたが、7ヵ月後の
2012年 4月の適用金利は1.55%でした。
▲0.50%も安くなったと思いますが、実は店頭金利は同じ3.75%だったのです。
優遇金利幅が9月は▲1.7% 4月は▲2.2%だっただけですが、
あくまでこれはこのときだけの特典なわけで
10年経ったら条件は同じになったりするわけです。
金利が安くなったと思いがちだけど
実際の金利は同じで期間限定サービスがよかったに過ぎないのです。
となると、選択期間が終わった際には同条件になることが多く、
店頭金利が変わることもですが、
金利の優遇幅が小さくなることが考えられることもあり、
どの道、金利が安くならないと推測されていきます。
変動金利がいいか固定金利がいいかは
最終的には個々の判断ですが、
低金利時代ほど固定金利にしたほうはリスク回避にはなることでしょうというのが
私なりの考え方です。
損得の判断は分かりませんがね。
今お悩みの方いればいつでもお声掛け下さいね。
ちなみに来月の現場見学会は7月11日12日の2日間の予定です。