こんにちは、森下です。
今日で2月も終わりですね。
少しづつ暖かくなってきからか花粉が飛び出した模様。
花粉症の方は気をつけてください。
今日は、家を建てたときにかかる税金についてお話します。
家を建てるときには
契約書などに必要な「印紙税」
不動産登記の際に必要な「登録免許税」などもありますが、
実際、いくらなのかな?と心配になるのは
「不動産取得税」と「固定資産税」の2つではないかと思います。
この税金は時間差でくるので最初の資金計画に入れておくことは
そうありません。
最近、問い合わせも多かったので
今回は「不動産取得税」についてご説明してみましょう。
不動産取得税とは
売買や贈与で不動産を取得したときや
家を新築、増築したときにかかる
都道府県が課税する地方税の一つです。
仮に
土地の固定資産評価額が1000万円
建物の固定資産評価額が1800万円だったとします。
土地は「(1000万円×1/2×3%)-控除額」といった計算式になります。
その控除額も
土地1㎡あたりの固定資産評価額×1/2×(課税床面積×2)×3% と
4.5万円の多い方とされています。
土地が125㎡、建物床面積120㎡としたとき
1000万円/125㎡×1/2×(120㎡×2)×3%=28.8万円
つまり、15万円ー28.8万円=0円となります
要はマイホームを建築されるために購入した土地においては
この特例がある限りは、よほどでないと土地購入に取得税がかかることはないのです。
問題は建物のほうです。
計算式で算出すると(1800万円ー1200万円)×3%=18万円となります。
ただ、計算基準は固定資産評価額であり、建物金額ではありません。
ここを誤解しないようにしてください。
一般的に固定資産額は契約金額の60%~70%になると言われています。
1800万円が建物契約金額とすれば、
固定資産税は70%としても1260万円なので
不動産取得税はかかっても1.8万円と予想されます。
確かに1.8万円も高額ではありますが、
かといってそれほど不安になる金額でもないので
過剰な心配はないのでは?とお話させて頂いています。
家づくりを始める最初に立てる資金計画の諸費用を
少しゆとりを持ってみていれば、おおよそは捻出できる金額ではないでしょうか?
「じゃあ、どれくらい諸費用を予定していたらいいですか?」
よく聞かれるのですが、
この諸費用は検討される会社によって定義が曖昧な分だけ、
一概に言うのも誤解を招きそうで難しいです。
具体的に家づくりをされる際には
この諸費用もどれくらいで見てくれているかも
その会社の姿勢がはっきりわかるポイントなので
きちんと確認してみてください。
個人的には「火災保険」や「土地の費用」は、
みていない建築会社が多いように感じています。
固定資産税は、またの機会でご説明差し上げますね。