こんにちは。
姫路の気候を知りつくして、
地震に強くて家計に優しく暮らしやすい家を建てる工務店 ㈱モリシタアットホームの森下です。
(こんな風に自己紹介をしたら、検索ワードに引っかかりやすいので
特徴づいた単語を羅列して書くのが、インターネットではお約束のようですが、
逆によくわからないイメージになるの次回からは控えます(笑)。)
久しぶりの更新です。
なんだかんだと忙しかったからと言い訳する気はありません(笑)。
すっかり暑くなりましたね。
2015年に新建新聞社が新築して暮らし始めてから感じた不満のアンケートを実施しました。
その結果、不満の上位3つはこの3つだったそうです。
1位 暑い!(27%)
2位 寒い!(23%)
3位 結露(15%)
そんなこともあり、今ではまず、その暑さ、寒さを防ぐ
性能のある家づくりをスタッフみんなで研究しています。
それらをクリアできるアドバイスもできる提案が形づいてきました。
興味ある人は是非、お声掛け下さい。
研究している先生方の生の見解や
実験棟で見る実験結果に基づく意見なども
どんどん蓄積してまとめていっています。
これからの家づくりにおいて
様々なアドバイスができるようにと思っています。
最近、家づくりにおいても
イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(維持費用)の兼合いについての
お話も多いですよね。
イニシャルコストが高くても
先でランニングコストがかからなければ
結果、安くつきますといったアドバイス。
極端な話、メンテナンス費用はかかりませんとか言った話。
外壁では多かったりしますよね。
でも、実際のところ
本当にランニングコストがかからないかと言い切れるのか?といったところに、
個人的にはちょっと心配があります。
こういった話は実績という形では
まだ出ていないお話がほとんどで、絶対そうなるとは言い切れないものです。
もちろん、ランニングコストが安くなることは違いないでしょうがね。
そんなニュアンスで面白いお話を読みました。
それは「車」での話です。
車で言うイニシャルコストは購入費用。
ランニングコストはガソリン代や消耗品のタイヤ交換などを言います。
車の世界でなら「ハイブリッド車」
エコカー車の代表格とも言うハイブリッド車は本当にお買い得なのか?といったところ。
ちなみに、ハイブリッド車の魅力は、「燃費の良さ」と「税金の安さ」です。
イニシャルコストは高くても、
ランニングコストがお得らしいので良いといった見解。
それでは購入価格・イニシャルコストが高くても
本当にメリットがあるのか?といった検証をされていました。
今回はハイブリッドとそうでないグレードがあるので、
トヨタの「シエンタ」という車で比較されていました。
シエンタ ハイブリッドは
2,329,855円(税込メーカー希望小売価格)
ハイブリッドでない方で
1,980,327円(同上)
その差は349,528円。
これがイニシャルコストの差です。
カタログ上では燃費は27.2km/Lと20.2km/Lなので
燃費差は7km/Lです。
でも実際は「e燃費」なるサイトで実際に乗られている人たちの数値で検証すると
その燃費差は「3.67km/L」となるようです。
ガソリン代をレギュラー108円/ℓ で試算すると
ハイブリッドは 6.16円/km
そうでない方は7.82円/km
その差は1.66円/km ハイブリッドの方がお得になります。
これをイニシャルコスト差、購入金額差349,528円で割ると
210,559kmとなり、
燃費だけで計算すると21万km(!)以上走って、
初めて得になる計算になります。
税金面での優遇も
ハイブリッド車は、自動車取得税・自動車重量税は免税、
自動車税が75%減税となります。
ノーマルな方は、自動車取得税が60%、自動車重量税50%減税
自動車税は75%減税ですから変わりません。
これで計算したら
自動車取得税が1,980,327円×1.2%=23,764円
自動車重量税が新車登録時3年 11,200円+初回継続車検 15,000円=26,200円
合計 49,964円ノーマルのほうが税金を多く払うことになります。
つまり、税金面で49,964円安くなりますから
イニシャルコスト差 349,528円から税金差額の49、964円を引いた299,564円
この299,564円を燃費差の1.66円で割ったら
299,564円÷1.66円=180,460kmとなります。
走行距離が18万km以上乗るのならハイブリッド車のほうがお得なのです。
一般的には10万km前後で買い換えられることが多いとしたら、
はたしてどこまでメリットがあるのかは、簡単には答えられないのです。
様々なケースがあるので、絶対的にこうだとはいえないと思います。
もちろん、私もそうだと思っています。
でも、それは家づくりの世界でも
何の世界でも同じなわけで、
このあたりは答えが一つでない以上は
様々な見解、視点で考えることが大切なのではないでしょうか?
ランニングコストを燃費だけで考えず、
車検費用やタイヤ交換などもいれなければ、正確にはでないといわれる人もいるでしょう。
そのとおりです。
だからこそ、答は一つではなく、
様々な見解、視点で考えることが大切です。
私は営業畑の人間ですが、
技術畑の会長や山下課長、蔭山課長たちと共に
ここ最近、多くの大学教授の先生方や耐震工法の専門家の方、
様々な実験を経てデータ収集などをされている会社の方々の
お話を聞き、刺激を受けています。
驚くような話や検証結果を教えてもらっています。
こうした様々な人の意見や見解をスタッフみんなで共有しながら
私たちなりの大きな方向性を作っている最中です。
(ある程度は形づいてきてます。それを再度、色んな角度で確認してます。
近いうちに皆様にお伝えしたいと思っています。)