こんにちは、森下です。
5月というのに最近、暑い日が続きます。
先日、娘達が寝るときに寝苦しかったので
今年初めての冷房をかけました(1時間タイマーで)。
今年は暑くなるのが早そうです。
エアコンで冷房をすると、
「電気代が高くなる。」
「節電しないといけない。」といった感じで
省エネといった側面からも目の敵にされますが、
調べてみたらそうでもないみたいなのです。
「どういったエネルギーを使っていると思いますか?」
そんなアンケートした近畿地方の結果を見ると
イメージでは
暖房 48.8%
冷房 29.1%
給湯 12.8%
照明・家電 9.4%
(データ合計が100.1なので、打ち間違いではありません。)
以上のようになっているのですが、実際の近畿地方の結果は
下記のようになります。
暖房 20.9%
冷房 2.8%(!)
給湯 29.7%
照明・家電 43.3%
予想外の結果となりました。
冷房に関しては想像と現実のギャップが大きく
実際のところ、エネルギー消費が多いのは
給湯、照明・家電といった日常での消費の方が大きかった。
暖房も冷房も特定の季節だけ使用する限定消費なので
年間を通して消費するエネルギーの方が
実は多くのエネルギーを消費しているのです。
でも、一般的に冷房費は高いと思われがちですが、
それは「昔はなかったゼイタク品」といったイメージや
なにより電気代が夏に急激に増えるので
冷房費が実態以上に大きくかかっていると
感じてしまうからで、
前月との比較で誤解をしてしまうのです。
夏場や冬場の変化ばかりに目がいくのではなく、
年間を通して使用する給湯や照明などの総量をおさえたほうが省エネ。
だからといって「冷房をガンガンつかっていいですよ。」と
言った事ではないのですが(笑)、
電気代や省エネを考えたりするのなら、
他の用途がおろそかにならぬように気をつけてくださいね。
(本文は、前真之東京大学准教授の文章を参考にさせて頂きました。)