今日は教育費のお話です。
教育費をどう考えるかはライフプランの中でも重要なこともあり、
よく尋ねられる質問です。
子どもさんが成長していく中で、学資保険に入られる方が多いです。
その背景には学資保険を積立代わりに
思われている方が多いのがその理由ですが、
あなたが入られている学資保険が教育費の準備になっているものかは確認が必要です。
昔は、郵便局で学資保険に入ると満期のときに倍くらいになって
戻ってきた時代がありました。
(貯金の利子も高かったですけど、住宅ローンなど借りる利息も高かったので
今と昔、どっちがいいかは微妙です。)
なので、「学資保険は得。」って印象が強いです。
でも、学資保険に入られている方の70%以上の方が
得にならない学資保険に入っているとしたらどう思われるでしょうか?
要は「いくら払って」「いくらの満期で戻ってくるのか?」
その確認が大事です。
210万円払って、200万円が満期なんてことは結構あるのです。
と言っても、払った以上に戻ってこなくても
保険がついてるから仕方ないと言われる人も多いのですが、
本当でしょうか?
学資保険やこども保険といった名称の保険には
育英年金などがついているものもあります。
学資保険支払中に契約者(おおむね、お父さん)が死亡したときに
遺族に教育費の援助で育英年金が支払われるものです。
なんだか聞いてて安心って感じですがよく考えてみて下さい。
なぜなら教育費などの必要な保証は
ご主人さんの生命保険でリスクヘッジしてることがほとんどです。
つまり、わざわざ学資保険で多く支払う必要はないのです。
中には、子供の医療保険がついていることを言われる人もいますが、
それもどうでしょうか?
乳幼児医療制度が整っている今、一定の年齢まで医療費は無料です。
自治体によっては中学卒業するまで医療費無料なんてところもあります。
(姫路市は所得制限はありますが中3までだったと思います。)
その中でどれだけの保険料が必要かは検討の余地があるのではないでしょうか?
本来、学資保険は純粋な貯蓄であるべきではないかと思っています。
180万円の払い込みで200万円の満期がもらえるくらいならOkですが、
そうでなければ月々積立貯金をしたほうがいいといったことになってしますのです。
一度、計算をしてみてください。
その計算は、今、加入中の学資保険を解約するといくら損をするのか計算します。
ほとんどのケースで途中解約は損が出ますが、
今やめた方の損の方が、満期まで支払い続けたときの損に比べて少ないときは
思い切って解約された方がいいですね。
そう思えば、10年前に見直しをしてもらったときに個人年金を解約しました。
そのときなら10数万円の損でしたが、ずっと払っていたらもっと多額の損になったので
勇気を振り絞って解約したことを思い出しました(笑)。
勇気がいるのは、私も経験済みですが(笑)、
一度、じっくり見直してみるのは大切です。