平成29年2月1日。
今日は㈱モリシタアットホームの19回目のお誕生日です。
時はさかのぼること、平成10年2月1日。
㈱モリシタアットホームの前身、㈱モリシタハウス キスタホーム事業本部は
姫路市五軒邸にて産声をあげました。
当時、ハウスメーカーのサラリーマンだった私は、
新事業部の立ち上げに参加ということで平成10年1月1日付けで
㈱モリシタハウスの社員となっていました。
見込み客様は、1組もいない状態での新しい旅立ち。
前途多難で、まだ誰もいったことない航海が始まったのです。
(19年前の今日、オープンセレモニーをしたときの写真です。)
当時はまだまだネット社会でもなかったので、
ホームページとかもない時代。
試行錯誤でチラシを作り、折込しても反響はゼロ。
あまったチラシをかごに入れて自転車で毎日ポスティングをしてました。
商売は、
契約してもらったり、
売上げしたりすることも大事ですけど
なにより一番大事なのはまずは、お客様が来てくれること。
「そんなこと当たり前だよ。」と
わかったような顔で言う人もたくさんいました。
(今もいますけど・・)
そうやって口で言うのはたやすいですけど
まずは「お客様がきてくれてナンボ」と本当に骨身に沁みて思いました。
そんな立ち上げの1年目は3棟の売上げ。
でも、今思ったらよくこの当時、
いつ無くなってしまうかわからないような私たちに
家づくりを任せてくれたんだなと思うと、今でも涙が出ますね。
2年目は5棟。
3年目は6棟。
大チョンボして、謝りにいったこともありました。
誰に聞いていいかわからないので、かたっぱしから聞きに言って
たらいまわしにされたことなんかしょっちゅうでした。
今なら、協力してくれる人がいっぱいいしますし、
誰かに聞けばどうしていいか教えてくれます。
何より、ネットを開けばほとんどのことがわかる時代。
タイムマシンがあったら
あのときの私に教えてやりたいと思います(笑)。
便利な時代がくるよと。
そんな中、ちょっとずつしか進めませんでしたが、
成長してきたのでしょうか?
5~6年経ったくらいから売上げも増えてきて
スタッフも増えてきました。
万年、赤字部署からの脱却。
軌道に乗り始めて、やっと貢献できると思った12年前。
突然の体調不良。
いやいや「神様は本当、むごいことをなさる。」
誰かが亡くなられるとよく言われていた
森繁久彌さんのようなコメントを他人事のように独り言で言いました(苦笑)。
そんな悪戦苦闘の毎日を越えて、
どこからかたくさんのお客様が来てくれるになりました。
ここ10年ほどは、
イベントしたら2日間で何十組の方が来てくださります。
2日間で100家族に来て頂いたこともいっぱいありました。
新しいスタッフは最初からそうなので、
当たり前のように思っているかもしれませんが、
私は今でもこうしてたくさんのお客様が来てくださることを
「嘘みたい。」と思ったりしているときがあります。
皆さんが来てくださることへの感謝は
あの最初の数年がなかったら到底、今ほど思えなかったでしょうから、
人生長い目でみたら、苦労や苦難は必要なものなんでしょうね。
(最近、あんまりこの手の話をしたらいけない風潮ですけど、
経験してきたら、すべての時間が結果的には
意味のある時間になるんだとも思えるものです。)
今では毎年、50~60組のお客様の家づくりのお手伝いをさせて頂いています。
ありがたいことに年々、多くのお客様との「ご縁」を頂戴しています。
移り変わる時代に遅れないように
1月からホームページも変えさせて頂きました。
ここ数年は2020年へ向けた
新しい家づくりの考え方も取り入れていってご提案させて頂いています。
1年後迎える㈱モリシタアットホーム20歳の誕生日。
立派な大人となり、成人式を向かえて更なる飛躍ができるように
この1年もしっかり頑張っていきたいと思います。
私の19歳は浪人生でした。
三ノ宮の予備校に通い、人によっては1年間、人生を遠回りしました。
(心配もかけお金もたくさんかけました。
親不孝ですね・・。すみません。)
でも、遠回りしたからこそ
大学時代やハウスメーカー時代に、
かけがえのない人たちに出逢えた縁もたくさんあり、
今ではそんな縁と出会うためにあの1年間があったのだと思っています。
モリシタアットホームの19歳も
私の人生の19歳以上に意味のある1年であったと先で思えるように
チャレンジしていきますので、皆様宜しくお願いします。
株式会社モリシタ・アット・ホーム
代表取締役社長 森下泰成