最近、2世帯住宅を検討される方が増えてきました。
単世帯住宅と2世帯住宅は単純に2つの家を1つにしたらいいというものでもありません。
遠慮の仕合もよそよそしいですが、
ある程度の気遣いがお互い必要でもあります。
一言に2世帯と言っても様々な形態があります。
大きく分けてこの3つ。
①親世帯、子世帯「共用」タイプ 玄関もキッチンもお風呂も全て共用といった形
②親世帯、子世帯「分離」タイプ 玄関もキッチンもお風呂も全て分離といった形
③親世帯、子世帯「一部共用」タイプ 他は別だけどキッチンだけ共用といった形
家族の数だけいろんな形態がありますが、
共通している「満足のいく②世帯住宅の建て方」のポイントは
「収納の指定席を世帯数だけ確保する」ということです。
「分離」タイプであれば、比較的簡単ですが、
「共用」「一部共用」タイプでは世帯ごとに管理できるようなプランニングが大事になります。
例えば、キッチンを共用しているとしても
食器のテイストも違いますし、買い物の頻度や購入量も違ったりしますので
最初から考えてプランニングすることが大事です。
専門家によれば、例え親子であっても
好みでない食器が食器棚に並んでいるだけで、
やる気が失せる女性は少なくないそうです。
また、家事動線が長くなりがちなことも気になります。
そんな小さなストレスが蓄積することでちょっとしたイザコザになるかもしれません。
そんなことを最初から防ぐためにも
収納の指定席を決めておくこと、
そのためには一緒にお話をお聞かせ頂くと、
なかなかお母様と奥様が遠慮して全てお話できないこともあるかもしれないので、
各々からご希望をお聞かせ頂いていくことも満足のいく家づくりのポイントかと思います。
2世帯住宅や収納に限らずですが、
家づくりは、まずはじっくりと皆さんのご意見やお考えをお聞かせ頂いて、
まとめていくことが大事です。
なおのこと、2世帯住宅は大事です。
私たちも気をつけて、ご提案させていきたいと思います。