こんにちは、森下です、
4月になりましたね。新しい1年がスタートします。
張り切っていきたいと思います。
家を建てる際にほとんどの方が住宅ローンを組まれます。
住宅ローンは大きく分けて変動金利型と固定金利型に2つに分かれます。
シュミレーションをしない限り、どっちがいいか言い切りにくいとは言っても
正直、この時代に固定金利型を選ばれない人が今も多くいることに
驚くことが多かったりします。
30年とか35年といった長期間で
2500万円とか3000万円といった金額を借入されるのなら
私は問答無用で固定金利を勧めているのですが、
そうでない人も実際多いことを思えば、
「いざというときどうするんだろう?」と、ちょっと心配になります。
そんな固定金利型の住宅ローン商品は今は色々出てきました。
各金融機関が長期型の住宅ローン商品を作っていますが、
貸し手側の事情で、総融資金額に制限をつけたりしていることも多く
「今だけ!」といった期間限定商品だったりもします。
(なので、検討中の方は、今がその期間内なのかは注意してください。)
そんな中、いつの時代も
安定して長期固定金利を約束してくれている住宅ローンに
「フラット35」といった商品がありますが、
この「フラット35」の団信(団体信用生命保険)が変わるそうです。
団信は、住宅ローンを借りる際に加入してもらう生命保険のことです。
これに加入することで「死んだら借金帳消し」になり、
借り入れした人が亡くなっても、残されたご家族のお住まいは保全されることになります。
ただ、フラット35の場合は、原則は加入が任意であります。
(窓口になる金融機関によっては強制的なところもありますが)
団信に入れない病気の人でもローンが借入できることになるので
フラットは唯一といってもいいくらい、団信加入が任意な住宅ローンなのです。
通常の住宅ローンではこの団信は、
月々の返済額に上乗せされることが多いのですが、
フラット35の場合は、毎年1回づつ別払いで支払っていくような形です。
この仕組みが平成29年10月~の申込物件から変わります。
毎年1回の支払い → 毎月の支払に上乗せされるようになります。
現状の金利1.12%を参考にすれば、
平成29年10月以降は 1.12%の金利に、
団信分として0.28%の金利が上乗せされ1.40%になります。
又、病気などで団信に入れない人は仕方ないとしても、
入りたくない人は認められないそうです。
この場合の金利は先ほどの例を参考にして
金利が1.40%としたら▲0.2%の1.20%の金利になるそうです。
金利があがったように見えますが
団信の支払額まで込みで考えると、安くはなる計算なので
損をするわけではありません。
また、内容もよくなります。
一般的な団信は「高度障害」「死亡」ですが、
新しい団信は「身体障害保障」「死亡」となります。
(3大疾病付のタイプならこれに「介護保障」も加わるようです。)
結果、内容はよくなりますが
住宅ローンの月々支払額だけでみたら高くなったように思われそうなので
誤解のないようにお願いします。
後、金利の引き下げ幅が
今なら金利Aタイプの人で当初10年間が▲0.3%ですが、
平成29年9月30日以降の申込から
当初10年間の金利の引き下げ幅が▲0.25%になります。
3000万円 35年で借入したとして
どちらも金利1.12%としたら
今なら最初の10年間 金利0.82%で 月々 82,192円
11年以降 金利1.12%で 月々 85,212円 ですが、
新制度なら最初の10年間 金利0.87%で 月々 82,880円
11年以降 金利1.12%で 月々 85,407円で
35年の支払総額は 141,060円変わってきます。
住宅ローンは金利もですけど、
様々な条件によって内容は変わってきます。
いつの時代も実際借入するときには、
その時々の条件できちんとシュミレーションをしてもらうことを
大事にして欲しいと思います。