こんにちは。熱闘やまチャンネル 山﨑です。
すっかり春ですね。花見行きましたか?のんびり花見で一杯、、、いいですね。
さて 今回は「住宅を手にするまでの諸費用について」
諸費用も、大きく3つに分類できます。
1、土地に関係するもの。
2、建物に関係するもの。
3、住宅ローンに関係するもの。
以上の3つに分類できるます。前回の「価格」でもお話したように、
諸費用は物件価格(土地+建物)の約6.5%くらいです。
3000万円だとすると約195万円は必要です。
この中に3つの項目が含まれているのです。
順番に見てみましょう。
1、土地に関係するもの
  ・契約書をかわす時にかかる 印紙代
   私たちが取り扱う多くは 
     500万円を超え1千万円以下のもの 5千円
     1千万円を超え5千万円以下のもの 1万円 が殆んどです
  ・土地の固定資産税の精算
   土地購入の場合、固定資産税は売主さんが納税しています。
   引渡しの日を境に次の、3月31日までの分を、
   日割り計算をして精算します。( 約5万円 )として
  ・登記費用
   物件の固定資産税評価額によって金額が変わります。
   抵当権設定登記をするかしないかで、金額がかわります。
   登記費用は、法務局に対し登記申請を行う際に納付する国税(印紙代)が
   費用の約半分を占めています。その印紙代は、価格や固定資産税評価額、
   融資額等によって変わります。たくさんのパターンがあります。
   そんなたくさんのパターンの作業を受け持つのが、司法書士の先生です。
   そして、残りの半分が、先生の報酬となるのです。
   総額として、約20万円~30万円くらいになる事が多いです。
   ( 25万円 )として
  ・仲介手数料
   (物件価格×3%)+6万円=A  A×消費税  となります。
      1000万円の物件だと( 38,88万円 )となります。
  ・つなぎ融資の費用
   土地を購入して家を建てます。スムーズに行くと
   約5か月後には、完成、入居となります。
   基本的に住宅ローンは、完成して、精算の時に実行となります。
   しかし、土地購入精算の時に、土地代金等のお金が必要になります。
   そんなお金を、融通してくれるのが、つなぎ融資になります。
   融資の際に、手数料、保証料がかかります。そして、完成までの期間の
   利息が発生する事になります。
   この、つなぎ融資を出来る銀行(住宅ローン)か、
   出来ない銀行(住宅ローン)かによって任せる銀行、
   方法を検討しないといけません。
   1,000万円を6カ月1.1%でつないだとして
   1,000円×1.1%=110,000円(年間)
   110,000円÷12=9,166円(月々) 9,166円×6=54,999円(6カ月)
2、建物に関係するもの
  ・登記費用(約20万円~25万円)
  ・水道分担金
     水道が敷地内に引き込まれている所から建物を繋ぎます。
     繋ぎ目の所に水道メーターを取り付けます。
     このメーターの費用が掛ります。(市町村によって金額の
     開きがあります。また、水栓の口数によっても金額が変わります)
     (姫路市で20㎜の水道メーターを設置の場合 148,068円)
3、住宅ローンに関係するもの
  ・保証料(手数料) 融資額3000万円に対して2% として 約60万円
     ローンを借りる際に、保証人をたてないといけません。
     昔は、両親や親戚の人を(自分と同じくらいの支払い能力がある者)
     たてるケースもありました。
     しかし、現在では保証会社をたてる事が殆どです。
     その際にかかる費用になります。
  ・融資手数料 ( 約35,000円 )として
  ・金銭消費貸借契約書に貼る印紙代( 20,200円 )として
  ・出資金( 10,000円 )として
  ・火災保険料 ( 約150,000円 )として
     火災で家が無くなった時に、住宅ローンが完済できる保険です。
     もう一つ、似た内容のものに、団体信用生命保険があります。
     借主が亡くなった時に住宅ローンが完済できる保険です。
     この団体信用生命保険についての費用は、
     殆どが住宅ローンを借りる際の金利に含まれています。
以上の内容が、おおよそのものになります。
(それぞれを合計すると 196,7万円)※金融機関によって多少異なります
では、どの段階で必要になるのでしょうか?
 土地購入 ~ 建物新築の場合
 ・土地契約時→契約書に貼る印紙代・仲介手数料の一部
      (不動産会社によって異なります)
 ・土地代金精算時→登記費用・仲介手数料精算・固定資産税精算
        つなぎ融資の費用
  土地購入時点で、諸費用の5分3くらいを使う事になります。
建物完成精算時 →登記費用・水道分担金・ローン関係費用・火災保険料
    建物完成時、諸費用の残りを使う事になります。
以上のような流れになって行きます。
資金計画の時に、この諸費用が多すぎたり、
少なすぎたりした場合は要注意です。
どこかに計上されているか?後で請求されたりします。
(会社に入金するのではなく、それぞれに支払って下さい。となります。)
お客様に良く聞く話です。
「 引渡しまでに、もう、これで支払いはないですか? 」
この内容は、途中、途中で、予定外の支払が発生した経験からくる事。
もしくは、経験者に聞いた事のある内容だと想像できます。
そうあってはいけません。事前に確認しましょう。
本日は ここまで。
次回は、「プラン作成の時に注意したい事」です。
熱闘やまチャンネル・・・必ず掛かる諸費用、大事です。



