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外壁や屋根だけじゃない、外観で差がつく「軒天」の選び方

こんにちは、モリシタ・アット・ホームの森下です。今日は建物の外観を整えるお話をしたいと思います。外観の打ち合わせをしていく上で、みなさんが悩まれるのが外壁や屋根の色です。図面やパースでは屋根もはっきり見えるので、時間をかけて色を決めていきます。実はもう1箇所大事なところがあります。ここに見えている破風や下の軒天という部分です。アプローチを歩く時にもよく見えますよね。

軒天や破風はあまり重要視されず、屋根が決まってから色を決めるなど後回しになってしまいます。実は軒天にこだわるだけで、外観の印象が大きく変わることもあります。軒をしっかり設計することで、家の耐久性を上げることもできます。今日はそういうお話をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

まずは軒の役割と耐久性です。こういう軒がしっかり出ている家や、少し前に流行っていた軒ゼロの家もありましたよね。ありますね。外観をどう見せるかによって、軒を出したり軒ゼロの家にしたりしますが、私たちは軒をしっかり出す設計をしています。しっかり出すことによって外壁を紫外線や雨から守り、10〜15年経った時に外壁の傷み方が違います。みなさんも見たことがあるかもしれませんが、軒が出ていない家と出ている家で外壁がどう変わるか、注意して見てもらえればと思います。

一番の役目は、軒をしっかり出すことで壁やサッシに水が溜まったり、苔が生えたりするのを防ぐことです。僕たちはパッシブ設計をしているじゃないですか。これも大きいんですけど、ここは南面に面しているので、しっかり窓をつけます。高さ10に対して軒の出が3割、10対3で軒が出ているかどうか。太陽高度が一番高い夏場に暑い日差しを部屋の中に入れない、そういう役割も果たしてくれます。家の中の室温や暮らしやすさにも影響してくると思います。

大事ですね。これはあっても感じないというか、わからないところなんですけど、軒からの換気です。実はこういうところから風が動いていて、ここから屋根の中に空気を入れ、屋根のてっぺんから空気を出して通気できるように、今の家はほとんどなっています。そうしないと屋根の中に暖かい空気が溜まって結露し、雨漏りみたいに水がびちゃびちゃになる場合もあります。屋根などの構造体を長持ちさせるために、きちんと通気しないとダメなんです。湿気を溜めないということですね。

屋根に送る空気は軒から取り込みます。ここは化粧現しなので少し見づらいんですけど、一番上の黒いところから全部空気が入るようになっています。どこも必ず入るようにしているので、屋根に入る空気の量を多く取れます。こういう納まりもしっかりしておかないとダメなので、家にとって軒はすごく重要なんです。

次は軒の意匠です。この形を垂木と言います。垂木も破風も化粧にして、骨組みを見えるようにしています。それに塗装をかけています。こうして見ると和のテイストを組み込めます。これが1つのやり方です。僕たちはこのやり方をすることも多く、家のテイストを変えることができます。

一般的に多いのは、軒天板をここに張る方法です。こういう家もよくありますよね。街中ではよくありますね。そうするとここが板になり、色合いにもよりますが少し洋風に見えます。洋風の家では白い軒天板を張ることもあります。家を見た時にどういうテイストにしたいか、それによって仕上げ方を変えた方がいいと思います。

注意しないといけないのが、街中で建てる場合や隣の家がすぐ迫っている場合です。姫路でも駅前に多いんですけど、防火地域や準防火地域では木がむき出しになっていると、延焼してすぐ燃え広がってしまいます。もし隣の家が火事になったら、火の粉が風で飛んできて、こういうところに当たることがあります。ここが防火素材でないと、ここから燃えてしまうことも考えられます。こういう化粧ができる地域か、周りの環境にも十分配慮した方がいいと思います。

骨組みを綺麗に見せる軒もあれば、軒天をしっかり張る方法もあります。軒天にもいろいろ種類があります。うちなら白や黒を使ったり、屋根の色に合わせて屋根と軒を一体に見せる色合いの使い方もあります。木を主張したい時は、ここに本物の木を張ります。防火性能がある木もあるので、木の質感を出せるし、防火性能もあります。本物の木を使う場合もあれば、防火性能が高い板で表面が木に見えるものもあります。価格もいろいろ違います。

1つは家をどう見せたいか、あとはそのエリアで対応できるかどうか。検討しながら、軒や破風の色や存在を考えてもらえればと思います。自分の好みだけではなく、周りの環境も考えるのが大事なんですね。

軒の色を決めるポイントです。みなさんが最初に決めるのは外壁の色です。これがベースになります。外壁が1色なら、軒はいろいろな色を選んでもいいと思います。注意してもらいたいのは、塗り壁と板張りと上の軒天で色を変える場合です。おすすめはできたら3色まで。4色や5色を使うと、少しガチャガチャした感じになります。

統一感を出すなら、塗り壁や外壁の木の色を決めて、なるべくそれに合う色を軒天にも合わせます。ここは杉板を張っているので、上も同じ色にしたり、ウッドフェンスの色も一緒に合わせています。道路の方から見ると、塗り壁と木の2色が目を引きます。ここは平屋なので屋根の黒い部分も見えます。なるべく統一感を出すように、同じ色を使うのがポイントです。統一感が出て雰囲気もまとまるので良いですね。全然違いますよ。

今お話しした軒や破風板はニッチなところですが、家の耐久性や見た目を左右する、すごく大事なポイントです。ぜひ素材や仕上げ方や色にこだわって見てみてはいかがでしょうか。意外と目に入るところだからこそ、無垢の木などこだわりのものを使うと綺麗な外観になってきます。では今日の動画は以上になります。この動画がいいなと思われましたら、グッドボタンとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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