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良い家は窓で決まる!「窓の配置」と「選び方」の正解。

今回は、私たちが家づくりですごく大事にしている「窓」についてお話ししていきたいと思います。モリシタの家って、大きい窓が必ずついてますよねと言われることが多いんですけど、うちは基本的にパッシブ設計を取り入れている、というよりそれをメインでやらせていただいているので、窓というのはすごく重要なんです。パッシブの基本は、冬場にしっかり日射を取得することなんですね。日射を取り入れて、昼間はエアコンをつけなくても過ごせるようにしようと思うと、どうしても南側など日が入るところには、なるべく大きな窓を設けるというのが基本になります。なので、うちの家も南側はしっかり窓を取って、それ以外は少なくするという設計をしています。

こうすることで住み心地も良くなりますし、最近は電気代も高くなっているので、省エネという意味でも効果が大きいんです。エアコンの稼働時間を短くできたり、フルパワーで回さなくても快適に過ごせたりするんですけど、実はそういった要因の6割から7割くらいは窓が占めていると僕は思っています。6〜7割ってかなり大きいですよね。逆に言えば、そこをしっかり考えるだけで、省エネで快適な家は実現できるんですけど、これがなかなか簡単ではないんです。僕たちも毎回シミュレーションをしたり、周辺環境を読み解いたりしながら、窓の配置については最後まで悩みます。窓の役割としては、日射の取得や遮蔽といった基本的な部分がありますので、過去の動画を参考にしてください。

▼【パッシブ設計】プロが教える「日射取得」と「日射遮蔽」
https://www.youtube.com/watch?v=tUJ6r4JjR-A&t=93s

それに加えてもう一つ大事な役割があるんです。それが「抜け感」です。このモデルハウスのコンセプトでもある「小さく建てて広く暮らす」にもつながる部分なんですけど、例えば住宅街の中で、隣の家しか見えないところに大きな窓をつけても、逆に閉鎖的に感じてしまうことがあります。ただ、どんな土地でも必ず少しでも抜けている方向、いいポイントというのはあると思うんです。家と家の間の隙間だったり、空が見える方向だったり、そういうところにどれだけいい窓を持ってくるかで、広さの感じ方は全然変わってきます。この家でいうと南西方向がベストな面になるので、あえて2連の大きい窓を設けていて、下には緑、上には空が見えるようにしています。この緑はお隣さんの植木なんですけど、そういうものも上手にお借りしながら、気持ちよく暮らせるように工夫しています。

さらに、ダイニングに座ったときに斜めに見える位置にも植栽を配置しています。そうすることで奥の建物が直接目に入らず、視線が和らいで気にならなくなるんですね。このように植栽と窓を組み合わせて計画していくこともすごく大切です。また、南西側は昼以降の光と熱をしっかり取り込む役割、南側は日中の光を安定して取り込む役割というように、それぞれの面に役割を持たせています。そしてもう一つ面白いのが北西側の窓です。一般的には北西の窓は熱的に不利なので、あまり設けないことが多いんですけど、ここではあえて縦長のスリット窓を入れています。

というのも、この場所は行き止まりになりやすい空間で、もし壁だけだとどうしても狭さや暗さを感じてしまうんですね。そこであえて細い窓を設けて視線の抜けをつくり、さらにそこに植栽を配置することで、実際の広さ以上に広く感じられるようにしています。同じように、お隣さんが近い場所でも、あえて透明ガラスを使うことで行き止まり感をなくし、空間に奥行きを持たせています。こうした工夫によって、大きくなくても「抜ける窓」をつくることで、広がりを感じてもらえるんです。

ただし、窓を増やせばいいかというとそうではなくて、窓は熱の出入りにも大きく関わるので、その意図をしっかり持つことが大切です。日射を取り入れる窓、遮る窓、抜け感をつくる窓と、それぞれ役割を分けて考える必要があります。そこで重要になるのがガラスの種類です。ガラスには大きく分けて「日射取得型」と「日射遮蔽型」の2種類があります。例えば断熱性能だけを重視するなら、すべてトリプルガラスの遮蔽型にすれば性能は上がりますが、その分コストも上がりますし、室内が暗くなってしまうこともあります。

僕たちがいるような温暖地域では、すべてを同じ仕様にするよりも、場所ごとに使い分ける方がメリットが大きいんです。南側のように日射を取り込みたい場所には取得型のガラス、その他の面には遮蔽型のガラスを使う。そして場合によっては南面はペアガラス、その他はトリプルガラスといったように組み合わせることで、コストを抑えながら性能も高めることができます。同じ大きさの窓でもペアとトリプルでは価格が全然違いますから、これはかなり大きなポイントです。

さらに細かい話になりますが、「スペーサー」と呼ばれるガラスとガラスの間の部材も重要です。ここが黒ければ樹脂、シルバーであればアルミなんですが、アルミは熱を通しやすいので、せっかく高性能なガラスを使っていても、ここがアルミだと性能を下げてしまう可能性があります。見学会などに行った際には、ぜひここもチェックしてみてください。樹脂スペーサーを使っているかどうかで、細かいですが性能に差が出てきます。

このように窓は、日射の取得と遮蔽、抜け感、借景、そして風通しまで、本当にさまざまな役割を持っています。配置によって風の通り方も大きく変わるので、そのあたりも含めてしっかり考えることが大切です。本当はまだまだお話ししたいことはあるんですが、今日はこのあたりにしておこうかなと思います。窓のことをしっかり考えながら家づくりをすることは、とても大事なポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。

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