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流行りだけど危ない間取り

今日は家づくりの
基本中の基本である
間取りについて
お話します。

一見いい間取りに
見えてもちょっと危ない
間取りがあります。

一つの例ですが、
1階の計画をすると
多くの方がLDKを
広々とりたいと
希望されます。

このときに
気を付けないといけないのが
建物の外周のシルエットと
階段の位置を
揃えないといけません。

詳しくは絵で説明します。
(動画を観てくださいね)

1階の間仕切りが
決まると、
屋根の重さが
どこにかかるかも
決まります。

動画で解説している
間仕切りでは
「ノリが悪い」形に
なっています。

1階の上に2階の柱が
うまく乗ってないからです。

ノリが悪い建物は
構造的にかなり危険なので
気にして頂きたいです。

難しい言い方をすると、
構造計算の世界では
「直下率」と言います。

「直下率」に関しては
柱と壁の両方で
検討をします。

「直下率」は
簡単に言うと
1階と2階の柱の
重なり具合のことを
指します。

1階と2階の柱が
全体の50%位は
重なってないと
「ノリが悪いですよ」
となります。

「直下率」が
50%以上クリアしてると
比較的安全な家に
なりやすいです。

ただ、家は柱だけで
成り立ちません。

地震は横方向とか
水平とかの
動きになるので
壁についても
考える必要があります。

耐力壁
というものがあって
これも上と下の位置が
一致してるほうが
力が繋がっていきます。

耐力壁が
ズレることですね。

「てこの原理」
のような感じで
小さな力しか
掛かっていないのに
大きい力が
下に掛かったり
します。

なのでズレてしまうと
家に余計な力が掛かって
危ないことになります。

直下率は
50%というのが
目安なので
自分の家は
どうなってるかなと
気になった方は
質問された方が
良いと思います。

ハウスメーカーさんに
多いのですが、
営業の人がお客さんに
気に入ってもらおう
と思って
構造的に危ない間取りでも
「はい はい はい
できます できます」って
簡単に答える方が
いらっしゃいます。

でも建築士でしたら
「いやいやお客さん
これはノリが悪いから
別の方法を
取りましょう」
と提案したり、
あるいは、
ノリが悪いのを
カバーするために
「この梁は
構造用の集成材とか
強度が強いもの
使いましょうね」と
言うはずなんですよね。

そうしたことを
ちゃんと言わないで
間取り決めを
進めてしまうのは
非常に危険なので
注意をして
いただきたいと
思います。

最近、
スキップフロア
というのが
流行っています。

例えばリビングに
一段高い床があって
そこに
子供の遊ぶスペースや
ご主人の書斎スペースが
あったり。

そうしたものを
つくると
こういう風に
ダメになるんですよ。

見て頂いたら
分かるのですが
構造的に
結構複雑なもの
になります。

最近は簡単に
スキップフロアを
つくってしまうのですが
構造計算の
世界では
こういう風に
エリアを分割して
それぞれで
成り立つかどうか
という
高度な確認をしないと
安全の有無っていうのは
わかりません。

構造計算をしてくれる
会社さんなら
良いのですが
全ての物件を
構造計算している会社は
稀なので
もし構造計算しない
会社でしたら
非常に危険な建物に
なっている
可能性があります。

「大空間のリビングが
欲しいけれど
耐震等級は3
でないと嫌」という
気持ちは
とても良く
分かります。

でも、これは
結構相反する話で
プロでも
上手にバランス取るのは
難しいんです。

なので
この「直下率」
ということから
始まって、
スキップフロアのように
特殊なことをやる時には
それなりのバランスが
取れてるかどうかの
確認がないと
非常に危ない
間取りに
なってしまいます。

プランとしては
カッコいいのですが
地震や強い台風で
家がすごい揺れるとか
破損するとなったら
意味がないですよね。

なので
ぜひとも
知っておいてください。

それからもう一つ、
最近、都市部で
オーバーハングタイプの
居室を見ます。

直下率でいうと
0%の世界になります。

こういう時は
どういう風な
補強をするか
っていうのは
長い解説になるんで
今回はしませんけども。

例えばここに
車を置けたりするので
営業マンの方は
結構おすすめされるんです。

でも、よく考えられて
耐力壁のバランスが
取れてないと
結構危ない間取りに
なることがありますので
ご注意をして
いただきたいと思います。

何より
こういうことを
心配される方はですね
間取りが
ラフにできた段階で
一回構造検討してもらえる
ハウスメーカーさんとか
工務店さんとかで
お話を進められると
僕は安心かなと
思いますので
ぜひ参考にしてください。

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