YouTubeに家づくり動画をアップしました。
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今回は「Q&A:インナーガレージはあり?なし? うまくいく例と失敗する例を教えて。」
【動画の概要】
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単に車を雨や盗難から守るだけならカーポートで十分であり、「高い建築費を払ってなぜ屋内に車を入れるのか」の目的設定が不可欠である。
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狭小地での駐車スペース確保には有効だが、1階の居住空間が削られて2階に生活空間が上がり、動線が長くなるリスクや建築コスト増に注意が必要。
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家族構成による車種変更や将来の「免許返納」まで見据え、車がなくなった後も活用できる可変性を持たせて設計する。
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土間リビング一体型や通り土間、パントリー直結動線、趣味のワークスペースなど、多目的に機能する「二毛作・三毛作」の空間活用が成功の鍵。
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「車を家に入れる」のではなく「ガレージを暮らしに取り込む」発想を持ち、家族の交流や老後の憩いの場まで広げることが重要である。
ぜひチェックしてみてください。
【YouTube動画】
Q&A:インナーガレージはあり?なし? うまくいく例と失敗する例を教えて。
https://www.m-athome.co.jp/movie/inner_garage_design
▼YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/user/morishitaathome
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今日も動画を観ていただいた視聴者の方から質問を受けましたので、Q&A的にお答えしていきたいと思います。「インナーガレージってありですか、なしですか。うまくいく例や失敗する例はどんなものがありますか」という質問です。インナーガレージを考えている人が増えていますよね。以前、メリット・デメリットも動画で解説しています。過去動画も観ていただけたらと思います。
▼インナーガレッジを作るメリット・デメリット
https://www.m-athome.co.jp/movie/inner_garage_merit
質問者の一番聞きたいことは何かなと、僕も想像しながらお話を進めます。まず、インナーガレージはありかなしかという視点で考えると、危ういというか、もったいないかなと思います。メリットは、ざっくばらんに言うと車が雨に濡れないことです。降りた時も濡れません。最近は人気車種の盗難も多いじゃないですか。建物内に車を入れられますし、大事な車が傷む紫外線劣化や、海のそばなら塩害から車を守る。雨に濡れず荷物が運びやすい。そういう理由で欲しい人も多いと思います。
でも、それだけならカーポートをしっかりしたものにすれば解決する側面があります。言葉遊びかもしれませんけど、ありなしで考えるより、インナーガレージは建築費が高くなりますから、わざわざ高い建築費を払ってまで、なぜ車を家の中に入れるのか。この問いを立ててから、料理をするというか、向かっていくことなのかなと思います。簡単に言うと、駐車場を屋内化しただけの家は、あまり良い例ではないな、うまくないなと、残念な感じがします。
例えば30坪ぐらいの家を建てる人が多いので、30坪として、4〜5坪をガレージのスペースに使うと思います。4〜5坪ってまあまあの面積ですよ。それを取るがゆえに、そのスペースはLDKにも収納にも使えません。土地の条件によりますが、一般的には1階に生活空間を持ってきます。そこに5坪のガレージができるがゆえにスペースが追いやられ、生活空間が2階に上がる。1階から進入して2階へ上がると、動線が長くなります。
それが良いという人もいるかもしれませんけど、不便というか、毎日の出入りだから注意が要ると思います。シャッターをつけておかなあかんな、照明もこうしておきたい、換気も当然要るよね、EVコンセントも要る。そうやってどんどんお金がかかり、高価な駐車場になっていく側面もあります。この辺は注意してもらわないとあかんだろうなと思います。
一方で、敷地の弱点を解決するものなら、ありではないかなと思います。例えば都市部の狭小地で面積が小さく、普通に家を建てたら駐車場を取れない場合は、インナーガレージにした方が良いですよね。間口が車1台分より少し広い程度の場合もそうです。車をどこに置こうかと配置計画の最初に考えますが、一番条件の悪いところに車を置いて家を建てようと考えられるなら、方向としては悪くないと思います。
注意してほしいのは、今使っている車だけを念頭に設計してしまう過ちです。コンパクトカーしか乗らへんからと言っていたら、後で家族が増えてミニバンにせなあかんとか。家は30年40年50年と使いますが、車は必ず買い替えていくじゃないですか。僕もジジイになってきてドキドキしますけど、免許返納問題もあります。車が変わるだけでなく、なくなることもある。なくなった後のインナーガレージはどうなのか、ということです。
その上で、今回の質問に一つのアイデアです。答えではなく、いろいろあると思いますので。うまくいった、成功したという家は、インナーガレージが二毛作三毛作、2回も3回もおいしくなっているのかなと思います。以前の動画でも中間領域や通り土間の家を解説してきました。最近はAIが発達して、僕も日々仕事の助けにしています。ChatGPTとClaudeを重宝していて、お題を与えて考えてみろと出したら、面白い案を出してくれました。
まずChatGPT君が出してきたのは、土間リビング一体型、趣味ワークスペース併用型、家事動線収納連携型です。チャッピー君が出したものを展開すると、土間リビング一体型は、ガレージがあって土間リビングがあって庭がある。これはアイデアとして見てほしいです。家の中に外でも内でもない中間領域ができる、土間リビング一体型が良いですよという案です。
Bは趣味ワークスペース併用型です。車好きやバイク好きな人、僕の友人の小倉さんもそういう人ですけど、趣味とワークスペースをガレージで兼ねる。これは結構王道ですかね。車庫だけでなくワークスペースになっているものです。最後に家事動線収納連携型です。生活していると、戦争でいう兵站ですかね、物資を搬入して搬出する活動がすごく重要なんです。
外部からの物資の搬入は、一般的にはほとんど車です。例えば趣味でサーフボードやスキーを車に積んで帰る、スノーボードを持って帰る場合、それを戻すところが車庫の機能としてあります。作業を伴うので屋根があった方が良いですよね。すぐにパントリーやクロークがある、収納と連結している。泳ぐことやサーフィンが趣味なら、帰ってすぐに洗面脱衣室、お風呂場やシャワー室があるのも悪くないです。
買い物、子育て、ペットも含めて暮らしが機能的に楽になる。いわゆるロジスティクスですね。兵站問題として搬入と搬出がうまくいく。こういうのが二毛作三毛作ではないかと、チャッピー君は提案しています。悪くないんじゃないかと、突っ込むところはありますけど、そんな感じです。次にClaudeが出したのは、建築学科の学生が教授にプレゼンしたような資料です。通り土間ガレージですね。これも僕がよく言ってきたものです。
Claude君も自分でこう言ってくるんやと感心して見ていました。僕はClaude君を通称ブラザーC、チャッピーをブラザーGと呼んで、GとCで分けています。いつも、あかんやろ、そんなこと建築的にありえへんやろと怒っているので、だいぶ勉強したなこいつと。それで出してきたものは、玄関ホールをLDKとの中央に置きながら、ガレージが車だけでなく庭の方へ歩いていける、廊下的な機能です。通り土間といって、建築的に非常に面白い空間と言われます。
玄関ホールが1段上がっていて、そこに腰掛けて車を眺めたり、ごそごそやっているところで対話したりする感じです。LDKが中だとしたら、ガレージは外のリビングのような、外部リビング的なところで、しかも車があって仕事もできるものです。次は趣味ワークスペースと一緒で、ワークショップガレージ。言葉が違うだけで、ここをワークショップとして使う。さっきのものと似ていると思います。
書斎からここを眺めると良いですよね。車好きやバイク好きの人は、自分の車をニヤニヤ眺める。マニアックというか、変態的と言うと怒られるかもしれませんけど、そういうことをするので、そんな感じで使ってもらえると思います。最後は中庭リビングガレージです。僕みたいに60代半ばのシニアにはグッとくるものですかね。中庭の勧めと言ってもいいかもしれません。
ガレージと中庭とLDKの組み合わせで、ガレージがまさに中間領域になる。外でも内でもない空間になります。もちろん中庭は外で、ここにはプールを置いたりしています。僕たち夫婦のお互いの親がいい年になって、免許返納問題が出てきているんです。車好きでも、いつか免許を返さなあかん。車がなくなった後の喪失感ってあるじゃないですか。これを埋めなあかんのちゃうかなと僕は思います。
こういう空間に夫婦並んでデッキチェアを置いて座ってもいいし、孫が自転車やバイクで、おじいちゃんおばあちゃんと来た時に、ここに止めろと言って。季節の良い秋や春、もちろん夏でも良いんですけど、外でこういうのを言いながら。おじいちゃんのバイク好きが孫に伝染したとなったら、すごく楽しい交流もできると思うので、そんな風にやってもらうイメージです。
最近はAIがこういう感じで話し相手になってくれます。今回の質問者の方も、ありなしというところを超えて、高い建築費を払ってインナーガレージを考えるなら、どういう二毛作三毛作になるかなと考えていただけたらと思います。結論として、車を家に入れたいということでインナーガレージをつくるのではなく、ガレージを暮らしに入れたい。そういうインナーだと思ってもらいたいです。
車プラス玄関、庭、趣味、収納、アウトドア。車プラス将来の免許返納も含めた別用途がないかなと考えてもらう。車を入れて家が狭くなり、面積を4〜5坪取られただけではなくて、入れたことで暮らしの幅が広がったとなれば、これが成功だと思います。ぜひそんな感じで質問者の方もやっていただけたらと思いました。免許返納のことをめめしく言いましたけど、65歳から75歳だと思うんですよ。僕もその10年に差しかかったわけですけどね。
自分の活動量が減った後は、自宅で楽しむことになっていくと思います。その後は施設に行くかもしれませんけど、行くにしてもギリギリまでは自宅の生活を楽しみたいと思うなら、インナーガレージは悪くないです。質問者の方、どうしようかなと迷われているなら、インナーガレージにしておきましょうか。
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