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台風に負けない家、小さいけど強力なポイントを解説

最近は大きな台風が
来ますよね。

この台風に強い
家のつくり方について
今回は解説をします。

台風に強い家は、
いろんな部位が丈夫でないと
いけないわけですが、
最も影響を受けるのが
屋根だと思っています。

台風の風が
屋根を乗り越えていく
ような流れ方をしたときに、
屋根全体を中から押し上げる
力がかかってきます。

これがもっとも強い被害を
受ける部分ということに
なります。

さらにその中でも
強い被害を受けるのが
桁と垂木が重なる部分です。

意外と垂木と野地板は
釘をたくさん打つので、
これが離れることは
ほぼありません。

屋根がめくれるのは、
桁と垂木が重なる部分が
持っていかれて飛んでいく
という感じが多いです。

だからここをどれだけ
しっかり止めるかが
大工さんが昔から
気にしているところです。

ここの止め方は実は
歴史があって、
そこを解説します。

私のお爺ちゃんは大工でして、
小さい頃からお爺ちゃんに
付いて遊んでいたので、
屋根の上に上がらせてくれる
ことがたまにありました。

当時は五寸釘と言って、
屋根だるきを止めるために
使っていました。

五寸をcmに換算すると、
だいたい15cmぐらいで
結構長くて太い釘です。

桁があって垂木が載って、
ガーンと打ち込むんですね。

長い釘を打ち込んで、
屋根の垂木が桁から
離れていくことを阻止するのが
昔の家づくりの考え方です。

五寸釘は見ても迫力ある釘で、
打つのが結構大変です。

なかなか入らないので、
大きい玄能で3〜4回で
打ち込めるというのが
大工さんの力量の一つでした。

だから昔の大工さんは
太い二の腕をしてました。

今てっぽうで打ちますが、
昔は手で打ってましたので、
心を込めて打つことで
丈夫な家になれとやってたのが
いい大工さんだったわけです。

ただ心を込めてやっても、
実験してみたら意外と簡単に
抜けるということが
わかってきました。

そこで今度は両側から
斜めに二本打った方が
効くということが
わかってきました。

長さも五寸もいらなくて、
75mmとか90mmあれば
引き抜きに強いということが
わかったので、これが
進化第二弾です。

これより強いものが
実はあって、
ひねり金物というものです。

プレートみたいものが
曲がっていて、正面で
止めるみたいな感じです。

ひねり金物で抑え込む
という感じです。
かなりこれで強度が
飛躍的に伸びました。

飛躍的に伸びましたが、
大型化した台風に対して
垂木をどうやって止めるのかは
アメリカの方が進んでいました。

アメリカはハリケーンが
多いですよね。

なので屋根が飛ばされないよう
研究されてできたのが
ハリケーン金物、日本では
鞍金物と呼ばれる金物です。

馬の上に乗る感じで
鞍みたいに乗るから
鞍掛金物とか鞍金物と言います。

ひねり金物の
ダブルバージョン×3〜4倍
みたいな感じでがっつり
付けるやり方ができました。

そうすることによって
あおりを食い止める力に
なったので、台風にかなり
強くなったというのが
日本の木造住宅の屋根の
歴史になります。

みなさんも台風に強い家が
欲しいと思いますので、
絶対これをやってもらうよう
強くおすすめします。

最後に私が強く言いたいのは、
最近の建物のつくり方として
パッシブ設計があります。

南の庇を従来より
90cmとか1mぐらい出す
ような感じで日射遮蔽を
します。

ただ長くなったことで
余計にあおりやすくなるので、
余計に接合部が重要になって
きました。

それから屋根断熱のように
屋根の断熱を強化していくと、
鞍金物を付けようとしても
面材の関係で収まりが
うるさくなります。

金物があるとうまく気密が
取れなかったり、断熱材が
回らないこともあって、
結構悩ましいことがあります。

それを改善した方法が、
現代の五寸釘である
タルキックという名前の
金物です。

五寸釘みたいな断面で、
頭が大きくて抑える力が強く、
先がネジになっています。

ネジは引き抜きに
すごく強いですから、
ネジで長く揉みこんで
さらに頭で抑えるという形で
見た目はすごくキレイに
収まります。

実験をしてみると、
鞍金物と変わらないぐらい
強度が出ました。

こういうものもあることを
知っておいてくださいね。

この垂木の止め方は
地味で完成したら
全く見えなくなります。

でも台風に対する強さを
ものすごく担保している
要素になりますので、
自分の家もそうなっているかな?
という目で見てもらえると
すごく安心だと思います。

ぜひ参考にしてください。

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