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照明の調光・調色が重要になる理由

今日のテーマは「照明の調光」です。

調光と聞いて、興味がある人もいると思いますが、まだ家づくりのスタートラインに立った方の場合だと、そこまで気が回っていないケースが多いと思います。

でも、照明の調光について知ってもらうと、家づくりというのは面白くなりますし、生活の豊かさにも繋がるものになっています。

僕のスケッチを見てください。
まず調光について、みなさんに知っていただきたい概念が2つあります。

調光というのは、文字通り明るさ・暗さを調節することです。
これには明るい・暗いの2段階もあれば、20%・50%・75%・100%という風にパーセントで調光するケースもあります。

ここで事前に知っておくといいことを挙げると、このLED照明というのは、例えば20%の調光をしているとき、電気代も20%になります。暗い=省エネになるんですね。

ちなみに、明るさに関しての基本知識もお話しておきます。
証明には光源というものがありますよね。ここから光が出て、それが人間の体・テーブル・床といった面に当たって初めて、「照度」という現実に人間が感知するものが現れてきます。これはルクス(lx)という単位で表されます。

ちなみに光源の強さはルーメン(lm)になります。どれぐらいの光の束が、ボンっと出てますよ、というものです。

例えばプロジェクターを買う時、商品のスペックで「〇〇ルーメン」と表記されていることがあります。これはプロジェクターから、どれくらいの光の強さが出てるという表記です。

光って、僕ら人間からすると、何かに当たらないと明るさとして捉えられないです。光源をまともに見たら眩しいだけですよね。何かに当たることで、部屋が明るいとか暗いといったことを感じます。

この明るさについては、何ルクスかということが、1つの目安になるということを知っておいてください。

ちなみにあ明るい部屋というのは、1畳あたり200ルクスになります。6畳とか10畳とか部屋が広くなれば、明るさも、もっともっと増えていきます。このように捉えることが多いですね。

今お話ししたことを知っていただいて、調光というのを確認していただくのがいいと思います。

さらに2つ目の概念として、人間は明るい・暗いのほかに「色目」というのも、光の調整の中のジャンルとして感じています。これが「調色」と言われてるものです。

光の色目というのは、白熱球の電球色から始まって、白色・昼白色・昼光色という風に段階的に変わっていきます。

電球色になればなるほど、くつろぎを感じたり、食べ物に当たったら美味しそうに見えると言われています。

最近はキャンプが好きな人多いですよね。キャンプでのご飯がなぜおいしいのかと言うと、炎の光によるものが1つ挙げられます。炎の色というのが、食事をおいしそうに見せるんですね。

昼光色は、どっちかと言うと、朝の明るい光に近いです。あとは晴天の時。窓から光が差し込んで空間がパーッと明るくなるようなイメージです。

リビングなどに求められる色ですが、よく考えるとリビングというのは時間帯や曜日で用途が変わりますよね。なので、リビングの照明は調色ができると、そのときに合わせた光が出せるので、楽しみ方にバリエーションが生まれます。1つの空間でいろいろな楽しみ方が生まれるんですね。

僕が今回、調色について解説しようと思った理由には、コロナによる生活の変化があります。

というのは、コロナ禍によって、人が家に求める価値観というのが大きく変わりました。この1年少しで、リモートワークがすごく広まりましたよね。

これまで書斎って、軽く本を読むための部屋という要素が強かったです。でも今はガッツリ仕事するための部屋として、書斎が欲しいという人が多いです。書斎でZOOM立ち上げて、営業の話をする機会も増えたはずです。

そうすると、営業の仕事をするときにふさわしい光の明るさ・色目というのがあるんですね。これは、文章を書くのに集中したいときの光の明るさ・色目とは異なります。

こういったことを頭に置いて、光について考えていただくと、家づくりはもっと楽しくなるはずです。

たしかシャープさんなどでは、照明の色が桜色・緑・紫に変えられる製品があったと思います。緑や紫は安眠につながる、桜色だとロマンティックな気持ちになる、といったことをお話されていたと思います。

調光の良さを知っていただくと、リビング・ダイニングや書斎、寝室のムードがガラッと変えられる楽しさが生まれます。

僕のお客様でも「調光できるようにしておいてホンマによかったです!」という方がいらっしゃるんですね。

その方のお家は、3段階の調光ができるようになっています。なにがそんなに良いのかというと、生活シーンに合わせて部屋の雰囲気が変えられるのがいいとおっしゃっていました。

たとえばリビングで家族と食事したりワイワイ過ごすときは、明るさをフルにするそうです。

このご家族は、お子さんがまだ小さいので、ごはんが終わるとお風呂に入って、すぐに眠る時間が来ます。今はお父さんとお母さんが近くにいないと眠れないそうなんですね。その時はリビングの明るさをかなり落とすそうです。

で、この時、少し陰になった部屋のところで、子どもが可愛く寝てる姿を見るのが、幸せなひとときになってるとのことでした。

週末の夜などは、子どもも奥さんも寝静まった後、さらに明るさを落としてムーディーな感じにして、ウイスキーを飲みながら大好きな映画を観るのが楽しみなんです、とおっしゃっていました。

この話を、本当に楽しそうにされていたので、みなさんにもお伝えしてみました。僕としては明るさだけじゃなくて調色もすると、さらにいいなと思いますので、ここで追加しておきますね。

調光と調色ができると、空間の使い方が広がりますし、奥さんやお子さんも喜んでくれると思います。ですので、生活を豊かにする工夫の1つとして、ぜひ知っておいてください。

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