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オシャレな庭づくりの裏ワザを教えます

今回は
庭づくりの小ネタを
お話します。

今までの家づくりは
サイディングという
人工の素材を使うことが
多かったです。

サイディングが流行る前は
左官屋さんが
モルタル壁を塗って
色をつける方法が
主流でした。

それが今、
流行が一周回って、
塗り壁や漆喰、
ジョリパットなど
自然素材のものを
塗るのが
格好いいという風に
なっています。

これは外構、
エクステリアの世界でも
同じことが言えます。

僕が子どもの頃は
外構というと
大体2つのやり方が
主流でした。

1つは生垣という
植物を植える方法。

2つ目は木塀と言って
木の塀をつくる家
というのが
多かったです。

お客様と
お話ししていると、
若い方も年を重ねた方も
家づくりで
自然素材を使いたい
というリクエストが
増えているのを感じます。

例えば
コンクリートの
打ちっ放しとか、
木材とか鉄のような
素材感を全面に出した
家づくりですね。

エクステリアは
アルミや樹脂を
使ったものが
多いんですよね。
カーポートもそうです。

強度もあるし、
長い間綺麗だし、
大量生産されているので
お手軽という
メリットもあります。

一方、それは味気ないと
感じる人が
増えてきたのは
事実です。

そうした方に
おすすめする素材が
鉄です。

鉄は歴史が長くて
人間にとって
馴染みの深い
素材になります。

一方で重たいとか、
錆びやすい、
メンテナンスに
少し手間がかかる
といった点もありますが、
見た目が格好良い素材
というのは
間違いがないです。

最近は
ウッドフェンスが
すごく流行っています。

材質は杉とか松とか
割と入手しやすいものを
キシラデコールなどで
塗るケースもあります。

金額が少し張りますが、
ウリンとか
セランガンバツみたいな
雨に非常に強い木で
つくるケースもあります。

このウッドフェンスを
支えるためには
支柱が絶対に必要です。

この支柱を木でやると
強度や楔(くさび)の
問題から、
そこだけアルミを使う
ということが多いです。

ただ、木とアルミは
見た目の点から
あまり相性が良くないです。

あと、アルミは
そこまで強度がないという
点があります。

なので、
アルミに代わる
強度のある金属
ということで
原点回帰が起きて
鉄の角パイプのような
ものを使うケースが
増えてきています。

鉄を使うと、見た目が
シャープになります。
あと、アルミと比べると
味があります。

鉄の良さを知っておくと
外構の幅が広がって
面白いものができることを
知っていただきたいです。

外壁などは
素材にこだわって
漆喰の壁を塗ったのに、
エクステリアを
アルミにすると
画竜点睛を欠く
みたいな感じになるので。

特に素材にこだわって
家づくりをしたい人は
ぜひ鉄を
検討してみてください。。

鉄は耐久性の高い
素材になりますが、
サビが嫌という人には
おすすめしません。

ただ、サビも
1つの味だと思える人は
その経年変化を
愛してください。

アルミなどを使ったものは
完成した瞬間は
綺麗なのですが、
何年か経つと
段々古びて、
時代遅れに
見えることがあります。

一方、木や鉄は
確かに古くはなりますが
味が出てきます。

日本人は
この“味”に関して
なかなかこだわりのある
民族です。

若い人でも、
本能的に
理解しているものなので
すぐに分かって
いただけると思います。

なので、味がある家、
時間が経つほどに
愛着が深まる家を考えるなら
木と鉄は
非常に面白い素材です。

こうした話をしていると、
最近、素材について
勉強している人や
お店巡りが好きな人だと
「コールテン鋼は
使えないですか?」
と、よく聞かれます。

マニア過ぎるかも
しれませんが、
意匠性の高い家や
尖ったデザイン建物に
よく使われている
素材です。

パッと見は、
赤錆色の鉄です。

コールテン鋼は
不思議な鉄で、
何年経っても
赤錆色のままです。
サビが進行しないんですね。

赤錆色が持っている
味が好きな人には
すごくおすすめです。

欠点としてはね、
今コールテン鋼を扱う
ところが少ないのと、
ちょっと値段が張ります。

コールテン鋼は
鉄扉とも言いまして、
門扉やポストなどに使うと
かっこいい
という人もいます。

もし、今取引されていたり
検討されている
メーカーさん、
工務店さんで、
コールテン鋼が扱えるなら、
ちょっと尖ったデザインも
楽しめると思います。

おすすめの素材が
もう1つあって、
鉄ではありませんが、
フェロドールという
塗料があります。

フェロドール塗装は
サビ止めになります。

サビ止めは
赤いペンキとか
オレンジのペンキ
みたいなものを
浮かべる人も
いらっしゃいますが、
フェロドールは
ピカピカしない
渋いグレーをしています。

フェロドールを
鉄に塗ると、
耐久性が上がるほか、
すごい味のある
仕上がりになります。

さっき話にあがった
ウッドフェンスの鉄柱は
マットな黒で
仕上げるのも多いですが、
フェロドールで塗装すると
これはこれで
すごくいい感じになります。

真っ黒の鉄がイヤ、
もうちょっと優しい感じに
仕上げたいという場合は
フェロドールを
おすすめします。

フェロドールは
素人でも塗れるので
ネットで買って
自分で塗ることも
できます。

一斗缶で買うと
量が多くて、
かなり使えます。

僕の尊敬する
建築家の先生に
大西先生という方が
いらっしゃいます。

大西先生は、
クーラーの室外機にも
フェロドールを
塗装されます。

クーラーの室外機は
野暮ったいものですが、
フェロドールを塗ると、
すごく格好良くなります。

僕らはこれを
フェロドール魔法と
呼んでいます(笑)。

コールテン鋼と
フェロドールは
味があって、
尖ったデザインの外構を
叶えたい人には
ぜひ知っておいて
ほしいです。

最後に裏ワザです。

コールテン鋼がいいなと
思ったけど、
見積もりしたら
高くてやめたという人に
ちょっと耳寄りなお話を
お伝えします。

普通の鉄板を使って
フェロドールっぽく、
コールテン鋼ぽく
仕上げる方法が
あります。

サンポールという
市販のトイレ洗剤が
あります。
あれを使うんです。

もし興味あったら
やってみてください。

サンポールで鉄板を
何回も何回も洗うと
鉄皮(テッピ)と呼ばれる
赤錆を付着しないように
付いている
鉄の皮が取れます。
むき出しに
なるんですよね。

その状態にしたら、
市販のサビ促進剤で
わざとサビさせます。

そうすると、
表面に上手に
赤サビの層が
できるんです。

時間をかけて
ボロボロになった
赤サビとは違う
いい風合いの赤サビです。

赤サビができたら
その上に
クリアー塗装をすると
コールテン鋼みたいな
仕上がりになります。

これは器用な人なら、
DIY好きなお父さんも
できると思います。
根気よくやればできます。

そんな方法も
ありますので、
ぜひトライしてみて
ください。

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