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ベタ基礎神話の問題点

今回のテーマは
ベタ基礎神話の
問題点についてです。

丈夫な家が欲しい人は
丈夫な基礎を作りたいと
思われていると思います。

この30年ぐらいの
歴史の中では布基礎が
多いと言われていました。

布基礎というのは
地盤に設置するベースの
部分と立ち上がりの断面で
連なっているものです。

これに対して
20年ぐらいで主力に
なってきたのがベタ基礎
というものです。

立ち上がりはありますが、
ベースの部分を連続させて
家の全体を一体にする
基礎をベタ基礎と言います。

コンクリートの量も
鉄筋の量も全然違います。

それから接地面も多いので
丈夫です。

例えば雪の中を歩くときに、
普通の足で歩いたらずぼっと
入りますよね。

でもスキーを履いたら
入らないですよね。

あれは
接地面が多いからです。
その理屈です。

だからベタ基礎をみんな
やりたがります。

それで費用が合うなら、
ぜひベタ基礎をやってと
お客様はなっていきます。

最初は業者も
慣れていないので
嫌がっていましたが、
慣れるとそれなりに
やっていけるということで
強く普及してきました。

このベタ基礎は
すごく良いですが、
よくわかっていないと
怖いところもあります。

技術的な講釈になるので
少し難しく感じるかも
しれません。

もともと基礎というのは
鉄筋コンクリート造です。

セメントと砂と骨材を
混ぜて作ったセメント
ペーストです。

骨材そのものに対して
鉄筋という鉄を網の目状に
組んだものを複合に作った
構造物になります。

その構造物の強さを
成り立たせるためには、
基本的な組み合わせ方が
あります。

例えば
鉄筋コンクリート造の
2階建ての家があると
します。

鉄筋コンクリート造は
床と四方にまわされた
4つの梁で支えた床が
ワンユニットになります。

全てこの組み合わせに
なります。

もちろん柱は必要ですが、
それを支えるものとして
ワンユニットは床だけでは
無理です。

床だけコンクリートで
持たそうと思ったら、
ものすごく分厚いものに
しなくてはいけませんし、
めちゃくちゃお金も
かかってきます。

では住宅の基礎は
どんなものかと言うと、
このユニットをひっくり
返したようなものです。

これがベタ基礎です。

なのでベタ基礎も
コンクリート造の強度を
発揮しようと思ったら、
必ず床があってそれを
支える4つの梁に
囲まれないと本来目指す
強度は出てきません。

1つでも欠けると、
構造的にもたない
ということです。

もし地震がきたら、
バキッと壊れたりする
ことが起きるわけです。

なので必ず四方に
構成されなくては
いけないということです。

木造のベタ基礎は
外周があって、
中に必ず立ち上がりが
あります。
これは絶対必要です。

例えば10m×10mで
真ん中に何にも仕切りが
なかったら、床としては
薄々になってしまいます。

だから絶対に小さく
賽の目に切って、
区分をしなかったら
持ちません。

そうすれば広い家もOKと
するわけですが、
ただ住宅の場合は
このままでは済みません。

何年かに1回、
点検で床下に入ることが
あります。

人間が這って
点検することも出来た方が
良いということです。

そのためには、
人が通れるように
人通口というものを
作る必要があります。

つまり、
立ち上がりの間に
人が通れるスペースを
作るわけです。

これをひっくり返した
構造でみると、
下に地面があるので
大丈夫なような気がします。

でもそんなことはなくて、
やっぱり床を支えるものが
なければ上の建物の荷重が
かかって床に均等に伝える
ということが上手くいかなく
なるわけです。

なのでベタ基礎で
OKというわけでは
ありません。

人通口はできたら
ない方が良いですが、
点検上いるとしたら、
そのときはそれに見合う
補強をしなくては
いけません。

我々がおすすめするのは、
梁を地中に延長します。

これを通称、
地中梁とか開口部補強と
言います。

こういうことを
やらないと強度は
出ません。

もちろん地面があるので
ふにゃふにゃしたりは
しませんが、何年か一回、
地震力が働いたり
地面が液状化するときは
その力を吸収することは
できません。

だから地震のときに
そこをもとにして
倒壊することが
起きてきます。

これは要注意です。

なのでちゃんと
管理してない分譲屋さんの
現場に行くと、補強が
まったくないけど
ベタ基礎ですから
安心してくださいと
言ってる現場をみます。

これは本当に怖いです。

こういうロジックを
知ってる人間からしたら
絶対にやってはいけない
ことだし滅相もないという
ことです。

職人さんや監督さんの
一部でこのことを全く
知らない人もいます。

ペテン師で手抜き工事で
儲けたろうという人は
嫌な感じするから
お客さんは見抜けると
思いますが、本当に
怖いのは、こういう人は
善人なんですよ。

心の底から
いい仕事をしてると
信じてやっているので、
本当にの意味で
引っかかってしまう
可能性があります。

ぜひ基礎的な知識として
自分の家をやるなら、
これぐらいのことは
知っておいてください。

人通口の補強は
どうしていますか?とか
ここはどうやって
もらえるんですか?など、
一言聞くだけで現場は
緊張するし、わからない
監督さんなら
勉強してくると思います。

ぜひチェックしてくださいね。

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