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マグネットウォールはあり?なし?

今回はマグネットウォールについて解説をします。

マグネットウォールは一見するとただの壁で、クロスみたいな感じではあるのですが、その下地に磁石のひっつくシートのようなものが仕込んである壁です。マグネットでパンパン貼り付けたいんだったら、ホワイトボードがええんちゃうん?と個人的には思うんですが、妻には「野暮ったい」と言われまして、確かに・・・と思った次第です。

ただ、ホワイトボードは野暮ったいんですけど、僕は仕事柄、ホワイトボードに工程表やネットワークみたいなものをいっぱい作ってやるので、マグネットが落ちてきたらイライラしてしまいます。もし、ある程度の重みのものを付けるならホワイトボードを使うのも1つの手です。その代わり、野暮ったさを乗り越えるには固定方法や額縁の回し方など何かしら工夫は必要だと思いますけど、そんな形があるというのも頭に置いといてください。

マグネットウォールには、僕が知る限りでは3つの素材があります。まず1つ目がマグネットクロスです。商品名を言うと、サンゲツさんというメーカーの掲示板クロスと言われているようなものがそれに該当すると思います。要は、石膏ボードのクロス下地なんですけど、クロス自体に鉄粉が練り込んであって、見た目は一般のクロスなんですけど、鉄粉入りなのでピタッと貼り付きます。その代わりにあまり重たいものは付かないです。紙2〜3枚くらいが付くイメージです。なのでリフォームで、今まで想定していなかったところに貼り替えするのでしたら、これが一番お手軽です。ただ少し欠点があって、マグネットでつけたいぐらいだから頻繁につけたり外したりされると思うんですけど、そうすると人間は何かをやる中で勢い余って指を引っ掛けたりするじゃないですか。そうするとクロスで表面が硬くないから少し傷がつきやすかったりするので、そこは注意をしてもらわなアカンというところがあります。

素材の2つ目は、磁石がつく石膏ボードです。これは商品名を言うと、吉野石膏さんのタイガーFeボードというものになります。これは下地のボード自体が磁石が引っ付くようなものが練り込まれた形のボードなんです。なのでこれはリフォームだったら大掛かりになるので新築の時にやっておいたら便利というものです。さっきのマグネットクロスと違うところは貼るクロスはものを選べないんです。だから例えば白い無地ではなくもっと柄物の変わったやつを貼りたいわなんて言われる方は、このタイガーFeボードを貼っておいてクロスは好きなものを選んで貼れるので、その分デザインのバリエーションが増えます。

2つとも結局は表面クロスを貼るので、クロス特有の柔らかさもあって、ちょっと汚れがついた時に取れやすいということがあり、板についた汚れだとゴシゴシ擦っても取れにくいけど、柔らかいプラスチック消しゴムや中性洗剤を硬く絞った雑巾でトントントンみたいな感じで汚れが取れる。そういうところもあって、この2つの素材があると思ってください。

3つ目がホーロー内装材です。これはホワイトボードと似てるんですけど、もうちょっとカッコいいです。タカラスタンダードというところが日本で一番シェアを持ってます。ここが出しているのがエマウォールというもので、価格はクロスや石膏ボードに比べて高いですけど、ホーローですから丈夫です。ホーロー故にクロスじゃなくて石目調や木目調のようなクロスでは表現できないインテリアにもバリエーションを増やすことができます。何よりホーローは金属の板に釉薬を塗って焼いたものだから表面がガラス質になっているので汚れに強いです。全然染み込まないですし、だから拭けるし日にも強い。そういうところを知っておいてもらえたらと思います。

僕がこの3つの素材を通して1つ思うことはホーロー内装材を使った時には結構強力な磁石を使えるんです。最近は百均ショップとかニトリにマグネットで貼り付くカトラリーや箱とかいろいろあるじゃないですか。なので自由にレイアウトをしてペンが立てられたり、カバンがちょっと掛けられたりとかプリント類を掛けるだけでなく、ちょっとした重量のものも置くならこのエマウォールというのは少し価格がかかるけどフレキシブルな壁面収納の薄型のものに相当する形にもできるので、そんな感じでちょっと知っておいてもらうとマグネットウォールは使い勝手がいいと思います。

マグネットウォールは家のワークスペースとか、スタディカウンターとか、玄関近くのちょっとした小物置き場にはキーホルダーとかをかけたりしやすいです。あれって頻繁に変わっていくじゃないですか。そうすると可変性があるものがいいので、フックは打ってしまったら終わりですけど、これならもう5cm下がいいなとか、今度のはちょっと長いからこうしようと融通が効く。そういう面ではいいので、少し注目をしてもらって、最後のインテリアの味付けですけど、建築の下準備にも関わることなので、頭に置いておいてもらえたらいいんじゃないでしょうか。

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