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結露対策の基礎知識を解説します

今日のテーマは
結露です。

特に今回は、
冬型結露を
抑えるポイントを
解説します。

結露の話は、
今更感があるかも
しれませんが、
基本的なことを
知っておくのは
すごく大切なので
ぜひ聞いてください。

まず、
結露が起きる流れを
解説します。

これは
僕なりの定義です。

学者の方が言うような
細かい、専門的なことは
割愛して
簡単に解説しますね。

湿気を含んでいて
かつ、
暖かくなった空気が
冷たいものに
触れることによって
水滴になる。
これが結露です。

湿気を含んでること。
暖かい空気であること。
冷たいものに触れること。

結露が発生するのに
必要な要素は
上記の3つです。

結露というのは
表面的な結露と
目には見えない結露の
2種類があります。

表面結露は
しょっちゅう
見ますよ。

例えば夏、
冷たいビールグラスの
表面に
水滴が付いてますよね。
これは表面結露です。

あるいは冬に
古い家へ行くと
窓ガラスのところが
水滴だらけになっている。
これも表面結露です。

表面結露というのは
すぐ分かります。
一方で、
見えないところで起きる
結露というのが
最も怖いんです。

成人病みたいなもので、
見た目には
分からないけど、
家を蝕んでいきます。

これは、
壁体内結露
と呼ばれています。

これは壁の断面図です。
外壁には
サイディングとか
塗り壁とか
いろいろな種類が
ありますが、
多くの外壁には
共通して
空気層(通気層)が
あります。
そしてパネルです。

パネルがない場合も
ありますが、
最近は耐震の性能を
謳うことが多いので
耐震パネルのような
側面もあります。

そして断熱材があって、
石膏ボードのようなものが
貼ってある。
これが壁の構成としては
多く見られます。

壁体内結露というのは、
主に断熱材の
この辺の部分で
発生します。
外からは見えません。

50年〜60年前位に
北海道で
「ナミダダケ事件」
と言って、
壁をめくったら
キノコが生えてたという
おぞましい事件が
ありました。

あれは、
壁体内結露が原因と
言われています。

壁体内結露を
起こさないためには、
いくつか
ポイントがあります。

1つは
気密シートや
ペーパーバリアといった
断熱材と壁材を
分離するものが
入っていること。

結露が発生する
メカニズムから言うと、
まずは
湿気を含んだ
暖かい空気が
無くなったら
いいんです。

暖かい空気というのは
部屋の中にあります。

部屋は、
人がいたり、
加湿するので
どうしても
暖かくて
湿気を含んだ
空気になりますよね。

この石膏ボードは
透湿性が高いので、
湿気を
どんどん吸い込みます。

湿気が入るのを防げば、
結露は
発生しなくなります。

だから
気密シートが
入っているかどうかは
とても大切なんです。

断熱材は
いいものを使っていても、
気密シートがなかったら
湿気が入りますからね。

特にグラスウールや
ロックウールなど
繊維系の断熱材は、
水分を通す性質が
ありますので
気をつけてください。

僕たちの業界では
「気密ライン」と
言ったりしますが、
まずは気密ラインが
あるということ。
これが第一です。

最近、
アクアフォームさんとかが
現場で発泡する断熱材は
気密シートが
要らないという風に
言っていますが
これは注意が必要です。

発泡ウレタンは
表面が固まると、
塗膜のように
密実な膜ができます。
僕らは「スキン」と
呼んでいます。

このスキンは確かに
湿気を通しにくいです。

でも、
良心的な工事店さんだと
断熱の厚み出すために
多めに発泡します。
でも、後で職人さんが
柱からはみ出た分を
切ってしまうんです。

そうすると
スキンが
無くなってしまいます。

気密はとれているけど、
湿気を防御するラインが
なくなりますので、
発泡断熱材でも
気密シートは
あった方が良いです。

もちろん施工の方法で、
2回吹き
3回吹きすることで
スキンがあるから大丈夫
と言うことも
あると思います。

その時は今の話を
分かっているかどうかが
大事になりますので
聞いてみてください。

気密ラインがあれば、
壁体内結露の
多くは防げます。

それでもですね、
水蒸気は
細いものなのでね
つなぎ目から回り込んで
入ることがあります。
この場合は水蒸気を
速やかに出すことが
必要です。

ここは防水ラインの
出番です。

透湿シートと言って
防水はするけど
湿気は通すという
シートを選びます。

このパネル自体も
透湿性があるものを
選びましょう。

丈夫なパネルに
構造合板というものが
ありますが、
これは接着剤で
細かいシートを
何枚も重ねているので
透湿性は
あまり良くないです。

ハイベストウッドなどは
構造合板と比較して
透湿性が高いパネルなので
そういうものを使うと
湿気を
逃がしやすくなります。

家の内側で発生する
冬型結露に関しては
湿気を上手に逃がすのが
ポイントになるので
知っておいてください。

ここまでは
壁体内結露についての
話でしたが、
表面結露も
抑えたいですよね。

表面結露については
ポイントが
2つあります。

1つは、
表面温度を
露点温度より下げない
ということです。

温かい冷たい
というのには
厳密なラインがあります。

ある時にパチンと
水蒸気が水に変わる瞬間。
これを専門的な用語で
「露点温度」と言います。

これは相対的なもので
条件によって変わります。

例えば冬場なら
室温20℃で
相対湿度50%は
欲しい方が多いです。

この想定で、
本州の6地域なら
外気温は5〜6℃。
温度差は15℃になります。

そうすると、
表面温度が13.9℃とか
14℃位を下回ったら
表面結露が
起こります。

14℃を下回らないように
考えながら
家を建てる必要が
ありますよね。

これは窓の断面です。
ペアガラスだと
思ってください。

ペアガラスは
大体3つに
分かれます。
内・外・枠ですね。

これが
樹脂だといいです。
外気温の影響を
受けにくいので。

アルミにすると
外が0℃になったら、
この部分も
すぐ0℃になります。

表面も樹脂がいいです。

中には、
半樹脂というのがあって、
表面がアルミで
中は樹脂というものが
あります。

これは
オール樹脂に比べると
弱いので
表面温度が
14℃下回ることが
あります。

なのでオール樹脂を
選びましょう。

もう1つ
ポイントがあります。

ペアガラスには
ガラスとガラスの間に
隙間があります。
これも
樹脂スペーサーを
選んでください。

家づくりで
あまりに値切ると、
業者の人は
アルミスペーサーの
ペアガラスに
しようとします。

結露のことを考えると
アルミスペーサーは
あまり良くないので
気をつけてください。

樹脂スペーサーの
ペアガラスにすると
窓の内側の表面温度が
下がりにくくなります。

表面結露を抑える
もう1つのポイントは
水分のコントロールです。

当たり前ですが
いくら温度が
下がっても
空気中に
水分がなければ
結露しません。

日本人は、
お子様が小さいと
川の字で寝ることが
多いんですね。

そうすると
6畳位のスペースに
親子4人、5人で
寝ることになります。

寝ているときというのは、
人間の体から
すごい水分が
出ています。

でも、この水分は
コントロールが
しづらいです。

この解決策は
寝る部屋の窓を
トリプルガラスに
することです。

子どもが寝てる時に
除湿するのは
気が引けますよね。

喉乾いて
風邪を引くかも
しれませんし。

ということになると、
できるのは
せいぜい、
換気を十分に行う。
それ位になります。

給気口を開けといても
みんなで
ひっついて寝てるから
多少寒さは
マシになると思います。

給気孔から
乾いた外気を
入れることと、
トリプルガラスで
対策をするんです。

トリプルガラスと
聞くと、
金額が気になると
思います。

でも、北側の窓を
トリプルにするなら
費用が
大きく跳ねることは
起きにくいです。

北側の窓は
あんまり陽が入らない、
という理由で
面積が小さいのでね。

ここを
トリプルガラスにすると
その分、
窓の表面温度は
下がりにくくなります。

露点温度の
コントロールもできて、
結露しにくくなります。

あと、もう1つ。
あるお客様から
「冬に鍋をしたら
結露すごいっすよね」
と言われました。

これの解決策は
なかなか難しいです。

1つの解決策は
「鍋をしたら、
窓を開けてください」
というものなんですよね。

「食べたら
体はあったまってる
はずだから大丈夫」
みたいな
属人的な内容で
僕としては
スッキリしないです。

もう1つは
鍋する時の熱源を
ガスではなく
電気にすること。
IHヒーターのようなものを
使うということです。

ガスで煮炊きすると、
ガスの燃焼で
水蒸気が出て
結露を助長しますので。
化石燃料を
使わないものを
選んでください。

もう1つは
乱暴な内容で
恐縮ですが、
鍋のすぐそばに
排気ダクトを
持ってくる方法。

焼肉屋さんで、
煙の出ない焼肉
というのがありますよね。

あれは
コンロのすぐ近くに
排気ダクトを
持ってきてるから
実現しています。

ダクトが
真上に付いてる時も
あります。

あんな感じで
「うちは鍋すると
結露が激しいんや」
「冬は鍋ばっかりや」
という人はですね
今の話のように
ダクトを持ってくる
方法もあります。

そういう風にすると、
鍋をしていても
かなりコントロールが
可能になります。

そこまでやる?という
疑問はあると
思いますが。

まとめになりますが、
まずは窓の性能を
上げてください。

そうすると
鍋をした時の結露も
かなり改善されるはずです。

今回の話の内容を
覚えていただいて
冬場の結露に
注意して
いただけたらと
思います。

今日は
非常に基礎的なことを
言いましたが、
基礎的な話ほど、
暮らし方とか
家づくりには
重要なことです。

ぜひ何回も
聞いてください。

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