コストを抑えて平屋に住む。「ほぼ平屋」という選択。
今回は、最近人気でお問い合わせがすごく多い「ほぼ平屋」についてご紹介したいと思います。最近は「ほぼ平屋」という言葉、よく耳にしますよね。実際にお問い合わせもかなり増えているんですが、このコンセプト自体は、実は今から7年くらい前に始まったものなんです。弊社でモデルハウスを建てる際に、明石の松尾設計室の松尾和弥先生に基本設計として関わっていただいて、高岡モデルハウスをつくったんですけど、そのときからずっと「ほぼ平屋」という考え方でやってきています。このコンセプトにはいろいろな考え方があるんですが、僕たちがいる姫路の街中って、そんなに大きい土地がないですよね。あったとしてもすごく高いですし、その中でも「平屋に住みたい」「平屋暮らしがしたい」という方は昔からすごく多かったんです。そういった背景があって、何か解決できないかなと考えた結果、この「ほぼ平屋」という考え方にたどり着いたという流れなんです。
お客様に「なぜ平屋が欲しいんですか?」とお聞きすると、多くの方が「将来、年を取ったときに階段の上り下りがしんどくなるから」とおっしゃいます。もちろん外観のテイストとして平屋が好きという方もいらっしゃるんですが、それ以上に「平屋のような暮らしがしたい」というニーズが強いんじゃないかなと思っています。そこで僕たちは、「平屋の暮らし方」ができる家を実現しようと考えました。具体的には、生活の中心となるリビング・ダイニング・キッチンに加えて、お風呂や洗面、トイレ、そして寝室までをすべて1階に配置することで、ご夫婦の生活が1階で完結するようにするんです。2階については、子ども部屋や納戸として使うケースが多いんですが、あくまで補助的な空間という位置づけですね。例えば僕自身も子どもがいますけど、いずれ社会人になって家を出ていくことを考えると、2階に大きなスペースは必要ないと思うんです。もともと寝室は1階にありますから、家族構成が変わっても、ご夫婦の暮らしはずっと1階で完結できる。この考え方が「ほぼ平屋」の基本コンセプトなんです。
このように考えることで、平屋のデメリットも解消できるんですよね。平屋の一番のデメリットは、やっぱり広い土地が必要になることです。なかなか見つからなかったり、見つかっても価格が高かったりしますよね。でも「ほぼ平屋」であれば、そこまで大きな土地がなくても平屋のような暮らしが実現できますし、現実的な選択肢になるんじゃないかなと思います。また、意外と知られていないんですが、平屋は2階建てに比べて坪単価が高くなる傾向があります。「平屋の方が安いんじゃないか」と思われている方も多いんですけど、実はそうではないんです。というのも、建築コストの中で大きな割合を占めるのが基礎と屋根なんですね。コンクリートの価格もどんどん上がっていますし、この4月からもさらに上がると言われています。平屋は建物がすべて1階に広がる分、基礎も屋根も大きくなります。一方で2階建ての場合は、子ども部屋などを2階に配置できるので、基礎や屋根の面積をコンパクトに抑えられる。その分、坪単価としては2階建ての方が少し安くなるんです。だからこそ「ほぼ平屋」は、平屋の良さと2階建ての良さをうまく組み合わせた、いわば“いいとこ取り”のプランなんですね。僕たちはこれまでもずっとこの考え方を大切にしてきましたし、これからも皆さんにしっかりお伝えしていきたいなと思っています。
そして今回、このコンセプトを実際に形にしたお客様のお家がもうすぐ完成します。2026年4月25日と26日の土日の2日間、姫路市西庄にて完成見学会を開催させていただきます。このお家は、モデルハウスの基本コンセプトをベースにしながら、お客様のご要望や暮らし方をしっかり反映させた「ほぼ平屋」になっています。同じコンセプトでも、お客様によって全然違う住まいになるんですよね。実際のお家をご覧いただくことで、新しい発見や気づきもたくさんあるんじゃないかなと思いますので、ぜひこの機会にご参加いただけたら嬉しいです。いろいろな「ほぼ平屋」を見ていただくことで、ご自身の家づくりのヒントにもなると思いますので、たくさんの方にご来場いただけたらと思っております。


