グラスウールの弱点を克服?今注目している断熱材「アースウール」
こんにちは、モリシタ・アット・ホームの山下です。今日はぜひみなさんに紹介したい商材がありまして、動画を撮らせていただいているんですけど、これなんですよ。それは何ですか、社長?これが断熱材です。今日もまた断熱材のお話なんですね。断熱が好きだからですね。僕たちにもいろいろなメーカーさんが商品を持ってきてくれるんですけど、今回ご紹介するのは頼まれたからではなくて、これもグラスウールなんだけど、今までグラスウールの欠点というか、すごく気になっていた性能があったんです。それを解決した商品なので、ぜひみんなにも知ってもらいたいと思って、今回はこれをご紹介させていただきます。お願いします。
まずグラスウールのメリット・デメリットです。復習になると思うんですけど、もう1回みなさんと確認したいんです。まずグラスウールは、主原料がガラスの繊維のため燃えにくい。次は性能に対してコストバランスが優れている。これが今も壁はグラスウールにこだわる理由の1つになるんですけど、他の断熱材に比べるとコストを抑えられる。これはすごく魅力的だと思うんですよね。
次はガラス繊維が複雑に絡み合ってできている断熱材なので、中に程よく空気の層もあるから、遮音性が一定優れていると言われているんですよね。ガラス自体が無機質なものだから、シロアリの食害や腐朽にも強い。腐りにくいというか、腐らないという感じです。大きなメリットになると思うんです。
その代わりデメリットもあって、ガラス繊維なので、水分や湿気が入って濡れてしまうと、中の空気層が潰れて断熱性能が一時的に低下してしまうんです。困りますよね。ネットで見たことがある人も多いかもしれないですし、営業マンがグラスウールをダメと言う理由によく使われるんですけど、お風呂の壁を壊したら、グラスウールがボトンと落ちていて、触ったらびちょびちょになっている。そういうものがあると思うんです。
水分を含んでしまうからなんです。グラスウール自体は水分を吐く力があるけど、構造や作り方によってどうしても吐けない場合は、ずっと水分が溜まって重くなる。だから落ちてしまうことが起きるんです。次は施工性になるんですけど、大工さんが現場で手で入れていくから、隙間なく充填していく。そのためには労力や知識というより、やる気が必要になってくる。
大工さんの体なんですけど、ガラス繊維なので、大工さんは施工の時にすごくストレスを感じる。なんでですか?僕も実際に何回もやったことがあるけど、こうして触って入れていくでしょう。ガラス繊維だから、手やこの辺り、首元がすごくかゆくなるんです。そうなんですね。細かいガラスの繊維がこの辺りにいっぱいつくから、チクチクするんです。少しぶつぶつができたりしてしまう。それは嫌ですね。結構施工が大変なんです。
僕らの大工さんでも、かっぱを着てゴーグルと手袋をして、ここにつかないようにテープを貼って断熱材を入れている大工さんもいて、やっぱり大工さんは早く終わらせたいんです。そうなりますよね。しっかりしないといけないんだけど、施工のしにくさによって、隙間ができたり、ちゃんと入っていないところも、もしかしたらあるのかもしれないですよね。これが大きく分けたメリット・デメリットだと思うんです。
今回ご紹介するアースウールは、まず原材料は変わらないんです。けど、使うガラス自体は、多分80%ぐらいと言っていたと思うんですけど、リサイクルのガラスなんです。それを使っているので、1からガラスを作るわけではないから、作る時の消費エネルギーが少なく済む。環境にすごく良い作り方をしている。
これは少し珍しいんだけど、これって固まっているでしょう。固めるのにいろいろな材料があるんですけど、多いのが石油由来のものを使ったり、海外では動物由来の材料を使うところが多いんですけど、ここは植物由来なんです。つけるものをバインダーと言うんだけど、素材が植物由来になっている。ホルムアルデヒドなどを含まないから、すごく環境に良いと言われています。良いですね。
アースウールの特徴なんですけど、一定の優れた断熱性はもちろんあります。高い吸音性もあるし、ガラス繊維でできているから、不燃材料の認定も取っています。快適な施工性です。大工さんがやりにくい、チクチクすると言っていたんだけど、これがすごく抑えられているんです。そうなんですか?後で説明するけど、僕もこう触っていても嫌な感じがしない。これもすごく良いなと思って。
リサイクルガラスを使用しているので、環境にもちゃんと配慮している。一番最後の性能が撥水性能。撥水してくれるんですね。これが他のグラスウールと違うところかなと思って、話を聞いてびっくりしたというか、嬉しくて今回の動画につながっています。
この撥水性能のデータを見てほしいんですけど、短期吸水試験をちゃんとやっていて、24時間あたりの吸水量を測っているデータです。この断熱材が下の方なんです。クナウフ・インシュレーションは会社の名前なんだけど、アースウールが下なんです。その他の断熱材が上にあるんだけど、ここに英語で書いてあるDriThermと言って、今回この断熱材に使われている耐水性や撥水性の素材になるんです。
それを使っている断熱材と、使っていない断熱材の比較なんですけど、24時間あたりになります。使っていない方だと、8.8kg/m²の水が含まれます。それに対してアースウールは0.15〜0.32kg/m²。数字を見ても全然違うでしょう。この繊維の中に水が染み込まない。ちゃんと撥水する機能を今回これが持っているんです。
これは作る過程にヒントがあって、アースウールができるまでなんだけど、この緑のものがガラスなんです。80%再生ガラスを使っている。それを1回溶かすんです。1400℃で溶かして液体ガラスに変えます。その次はこれを繊維状にする。高速回転のノズルを通って、すごく細かいガラス繊維にしていく感じです。普通は次の固める作業に入るんですけど、アースウールは4番が特徴かなと思って。
DriThermはシリコンなどになるらしいんですけど、それで撥水機能をつける。このECOSEと書いてあるものはバインダーで、植物由来の固めるための材料なんです。この時点で繊維の中にこの2つを混ぜ合わせるイメージかな。もしこれがガラス繊維1本だとすると、この2つの性能のものがまとわりつく感じになるんです。じゃあ1本1本にちゃんとコーティングされていくんですね。
コーティングされることによって、もちろん撥水機能があるのと、先のとがっているところがコーティングされて少し丸くなる。だからチクチクしにくくなる。そういうことなんですね。これが今回すごく良いなと思った工程なんです。それからオーブンで加熱してしっかり固めて、最後はサイズに切断して梱包する作業になるんです。今回このDriThermとECOSEという、材料の名前なのかな、これをしっかり製造過程で加えることによって、環境にも良いし施工性も良いし、撥水性もある。
僕がグラスウールの唯一の弱点だと思っていたのが吸水性です。水を落としても吸ってしまう。グラスウールは吸ってもちゃんと吐く機能がある。だから吐くところがあるように施工すれば、僕は良いと思っていたんだけど、こういう材料が出ると安心ですよね。そもそも吸わないんですね。今は夏型結露や冬型結露など、壁の中の結露が気になる方もだいぶ増えたんじゃないかな。僕らも気にしているのが夏型結露。湿気が多いし、すごく暑いでしょう。
計算上は夏型結露をしない材料の組み合わせにしても、やっぱり多少は入ってくると思うんです。その入ってきた湿気をなるべく吸わなければ、断熱性能が低下したり、ボトンと落ちるリスクを限りなく減らせますよね。だから今回はみなさんに紹介したかったんです。そういう機能があるグラスウールができましたというご紹介です。
すごく良いですね。最後は余談なんですけど、世界基準になっていて、元々海外の商品なので、いろいろとここに書いてあるんだけど、これはDeclareと言うんです。化学物質が基準値以上含まれていない場合に与えられる最高ランクの認証みたいです。あともう1つすごく良いのが2番目のところになるんだけど、室内空気質の排出認証があるんです。それでしっかりと低VOCと認められている。ゴールド認証とよく言われているんだけど、これを建材で取るのはすごく評価されることです。難しいんですね。僕が聞いたのはこれが初めてと聞いたんだけど、この認証をしっかり取っている。すごく良いですね。
横のこれがEUCEBと言うらしいんだけど、細かい繊維だから、大工さんや職人さんの体内に入っても害はないですよということを証明している認証らしいんです。こういうものもしっかり取っている。この2つが取れていることがすごく良い。珍しいんですね。そういう面でも実証されている商品かなと思っています。
日本の建築基準への適合はもちろんだけど、世界の環境や健康の基準は厳しいんだけど、そこでも認められて認証を取れている断熱材なので、すごく信頼性はあるのかなと思っているんです。うちも使う方向で検討していきたいですし、僕らもいろいろ実験して、実際に水につけてどんなものか試していこうと思っているんですけど。
これからお家づくりをされる方や、断熱で悩まれている方もいらっしゃると思いますが、1つの選択肢として考えていただいても良いのかなと思います。なおかつ価格も、多分普通の断熱材とはそんなに変わらないんです。それがすごく嬉しい。嬉しいですね。石油由来の材料ではないので、この前の戦争でナフサの問題もあったんだけど、影響を受けにくいこともあったので、ぜひ検討してみてはいかがですか?という動画になります。


