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家づくり初心者から聞く10の素朴な疑問に答えます

今日は先日、若いお客様とお話しする機会がありまして、とても素直で感じの良いご夫婦だったんですけど、「僕たちは建物初心者なので何もわからないんです。質問が10個くらいあるんです」と言われて、それを見せてもらったら、なるほどこういうところに興味を持たれるんだなと思う内容でした。すごく基本的ではあるんですが、一方でとても大事なことばかりでしたので、今日はそれを題材に、その質問に対する答えを解説していきたいと思います。いつものように板書を見ていただくイメージで聞いてもらえたらと思います。

まず1つ目が「断熱性能が高い家ってよく聞くけど、魔法瓶みたいに熱がこもって夏は逆に暑くならないんですか?」という質問でした。確かに、温めたものは冷めにくいので、そのままなら暑く感じることもあるんですが、今の日本では夏はエアコンを使いますよね。断熱がしっかりしているとエアコンがすぐ効いて、少ない電気で短時間に涼しくなり、その涼しさが維持されます。逆に断熱が弱い家は外の熱や湿気が入ってきて、エアコンが頑張ってもなかなか効かない。古い家で「効かへんな」と感じた経験、あると思うんです。だから夏は、断熱が強いからこそ涼しくなるということなんです。

次に「気密が高い家は息苦しくないんですか?」という質問ですが、日本では法律で24時間換気が義務付けられているので、気密が高くても常に空気は入れ替わります。窓も開けられますし、通常は換気扇がゆるやかに回って、1時間に空気の半分が入れ替わる設計になっています。むしろ気密が低い家は、隙間が多すぎて空気の流れがうまく作れず、淀みがちなんです。ストローに穴を開けると吸えなくなるのと同じで、気密が高い方が換気は効率よく働き、結果として空気はきれいになります。

3つ目は「高気密・高断熱って高いだけで意味ないのでは?」という話ですが、ここはコストの考え方が大事です。初期費用(イニシャルコスト)は確かに上がりますが、住んでいく上では光熱費などのランニングコストが必ずかかります。性能が低い家はこのランニングコストが高くなり、結果的に10年、長くても20〜30年で差額は回収できることが多い。特に電気代が上がっている今の時代ではなおさらです。コストはトータルで考えるべきで、その最適化の手段が高気密・高断熱なんです。

4つ目の「24時間換気は止めた方が快適では?」という点については、基本的には必要です。ただし使い方が大事で、夏は外の湿気が多いので、窓を開けるよりも換気とエアコンを併用した方が快適です。冬は状況によっては換気量を絞るのも一つで、CO2モニターなどを使って調整するといいですね。暮らし方によって最適解は変わるので、測って判断するのがおすすめです。

5つ目は「パッシブ設計は日当たりのいい土地だけでは?」という質問ですが、むしろ条件が厳しい土地ほどパッシブ設計の価値があります。理想的な土地は何をしてもある程度良くなるんですが、制約があるからこそ工夫のしがいがあり、設計でポテンシャルを引き出すことが大事なんです。

6つ目の「高断熱だと夜も暑さが残るのでは?」という点も、実際は運用の問題です。夜に外気温が下がれば窓を開けてもいいですし、今の日本ではエアコンを使うのが現実的です。断熱が低いと、屋根や壁に溜まった熱が室内に伝わり続けるので、むしろ寝苦しくなります。

7つ目の「気密が高いと匂いがこもるのでは?」は逆で、気密が高く計画換気がしっかりしているほど匂いは抜けやすいです。気密が低い家は空気が淀み、匂いが残りやすい。焼肉の翌日に匂いが残るのはその典型です。

8つ目は「庇や軒だけで日射は防げるのか?」ですが、これだけでは不十分です。夏と冬で太陽の角度が違うため、ちょうど良い長さにすると朝夕の低い日差しは防げません。シェードや簾、植栽などを組み合わせて調整する必要があります。

9つ目の「換気で花粉や黄砂が入るのでは?」については、フィルターでかなり防げますし、さらに高性能な装置もあります。ただ実際は外から体について持ち込むことも多いので、生活習慣も大事です。フィルターはこまめに交換しやすい位置に設置するのがポイントですね。

最後に10個目、「大手の方が性能は上では?」という点ですが、耐震や耐久の仕組みはしっかりしている会社が多い一方で、断熱や特に気密は会社によって差があります。今は工務店でも高性能な家づくりは可能ですし、一概に大手がすべて優れているとは言えません。大事なのは、見るべきポイントを押さえて自分で判断することなんです。

こういった話は「もう知ってるよ」という方もいらっしゃると思いますが、まだまだ性能の価値が十分に伝わっていない場面も多いです。せっかく日本では快適な家づくりが実現しやすくなっているので、新築を検討される方にはぜひ一度しっかり考えていただきたいなと思います。

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