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火災保険のポイントを解説します

今日のテーマは火災保険です。

せっかく建てた家が火災に巻き込まれてしまったら大変ですよね。もしローンを利用されていて、返済期間中に起きたら、より大変だと思います。また金融機関さんの都合もあって、「火災保険を掛けておいてください」ということが必ず出てくるはずです。今回はその中身について概略になりますが確認をしていきます。もっと細かい話を聞きたい場合は、ぜひ保険屋さんなどで確認をしてください。、

僕のスケッチを見てください。

火災保険と呼ばれるものは、実は中身は分かれているケースが多いです。

まず火災保険の基本は、家が火事になったときの補償になります。火災のほかに落雷被害の対応も入ります。落雷被害というのは意外と多くて、土地の地形や上げているアンテナなどが関わってきます。あと、数は少ないですが気体が破裂したときの対応も入ります。

それとは別で、台風とか突風に対する補償があります。風災の特約というか補償ですね。ここには雪の被害も含まれます。寒い地域だと大雪の日、雪の重みで家のカーポートが倒れることがあります。そうした際の担保ですね。
また、雹(ひょう)と言って、あられみたいなものが降って家が壊れたときのことも含まれています。

その次にでてくるのが水災に対する補償。台風による洪水や数ヶ月前にニュースになった土砂崩れなどが挙げられます。

保険の商品によっては基本の火災保険+風災、基本の火災保険+水災というようなセットになっているものがあります。これはどのプランを選ぶかで家づくりの諸費用に関わってきます。

保険の中身で、いま挙げた3つ以外を言うと盗難があります。
あとは風の被害とはまた別で、突然ものが飛んできて破損した場合に対する担保。車のタイヤで跳ねた石が家の窓に当たって割れた、みたいなケースですね。もらい事故みたいなやつ。
そういったものはここで担保されると言われてます。

モリシタがある姫路では、浜手の方でお祭りが盛んです。お祭りのときはすごい群衆で、勢い周りの何か傷めてしまうことがあります。そういった時は盗難の部分の特約として補償されることが多いです。

もう1つが破損とか汚損とかに対する補償。何か壊れてしまうとか泥がたまって汚れてしまうというものです。そういうものに対する枠があります。

また事故時の諸費用に対する補償があります。
事故が起きた時に、それに対して諸費用がいるよねということで、そのために10%分ぐらいは補償しますよというものがあります。上限は100万円ぐらいと言われています。

最後に残存物取片付補償というのがあります。
先程、汚損の話で出た泥が溜まったときに、「家具が溜まって使えない」「ベッドが使えない」といったときに片付ける補償もあります。

なので、例えば水害補償だけ入っていても残存物取片付補償に入ってないと処理に関しては補償が充当されないケースがあるので気を付けてください。

ちなみに地震の補償、つまり地震保険は地震保険単独で入ることができません。火災保険と併せて入ることになっています。

で、今回僕が火災保険の話をしたには理由があります。火災保険って最近高くなっています。結構バカにならないお金が掛かるんですね。

新築時は物入りするじゃないですか。でも火災保険って必要なものですよね。
その時に選べる保険と火災保険が一体になってしまって、融通が効かないケースがあるということを一番お伝えしたかったんです。

火災保険って、金融機関さんの窓口で住宅ローンと一緒に加入するケースが多いです。金融機関自体が火災保険の代理店になってることが多いのでね。

でも金融機関の人は保険の専門家ではありません。なので、あらかじめ決まっているもの、例えば火災保険・風災・水災が1パックになったものしか出されないことあります。

多くの人は家づくりの経験がなくて、詳しくしらない人だから分からないまま、勧められたものを選んでしまうと思います。でも実は分離できるタイプの保険を扱う保険会社もあります。

今回この動画で僕が具体的に「○○保険が扱いできますよ」と言いたいのですが、そういったことをするにはルールがあって、僕はできないんですね。なので申し訳ないですが、この動画では、そういう風に分けられる保険会社と分けられない保険会社があるということだけ知っておいてください。

風災・水災の保険を選ぶか迷ったとき、住んでいる場所が明らかに高台なら、水害が起こることって考えにくいですよね。
一方でいわゆるハザードマップを見たとき、どっぷり浸かるみたいな所は水災を付けておかないと不安になるはずです。
住んでいるところに合わせて保険が選べるが選択肢がしてあるということを知っておいてほしいと思います。

高台の場合、水災は起きにくいかもしれませんが、風の煽りは強いと思いますので、そういったときは風災に加入しておいてくださいね。
もちろんどっちも慎重に行きたい人は

ちなみに、どれくらいの金額感かと言うのをざっくり説明しておきます。これは姫路の場合の金額です。料率とか地方によって金額が異なりますので、あくまで一例になります。

家の価格が2,500万円ぐらいだとしたら、10年間当たりで火災保険は10万円前後になります。風災も10万円ぐらい、水災も10万円ぐらいです。
「ウチの家は水災補償なくても大丈夫かな」と思うなら、水災はなくして10万円を節約するという選択肢もあります。

ちなみに地震保険を掛ける1つの目安は、自分の家を建てる所の周辺の断層になります。
たとえばモリシタがある姫路には山崎断層というのがあります。これは災いする断層で有名で、約100年前にマグニチュード7.0という大きな地震が起きたそうです。

いろいろな記録を遡ると、山崎断層では、こういった大きな地震が大体100年周期くらいで起きているみたいなんですね。で、この何十年かが次の100年目にあたると言われています。なので僕たちはお客様に「こういう時期なので地震保険には入っておくといいと思います」とお伝えしています。

日本でいうと、断層が全然ない所というのはほぼないですが、安全な地盤の所もあると思うのでそういう所は地震保険を割愛してもいいのかなと思います。こういった感じで判断してみてください。

ちなみに地震保険というのは、家の耐震等級によって保険料が変わります。当たり前のことですが、丈夫な家は保険料が下がりますよね。

先程の2,500万円の家ぐらいの家を例に挙げると、地震保険は5年ごとの更新になります。大体5年で耐震等級1の家だと6万円ぐらいは掛かるコースが多いです。
耐震等級2で、いわゆる長期優良住宅であることが証明できれば4.5万円前後くらい。耐震等級3とが証明できたら3万円ぐらいになります。

せっかくお金掛けて自分の家を建てるわけですから、耐震等級が高い家ということが証明できれば割安でより安心になります。ぜひ知っておいてください。

ただ、ここで注意なのが耐震等級3相当の家です。担当の工務店さんやハウスメーカーさんに「うちの家って耐震等級3ですか?耐震等級3相当ですか?」と確認してください。もし耐震等級3相当だったら、3万円にはならないです。適応外になります。

火災保険って住む限り、ずっと掛けなければいけないものです。よく考えれば、住宅ローンの返済が終わっても、家が火災になったり、隣からもらい火したりするようなことがゼロになるとは限らないですよね。なので、ずっと加入する必要があります。

最近は、火事よりも台風の被害に遭う確率のほうが高いです。でも、そういった補償が、今加入している火災保険の中でカバーできることを知らない人は結構います。特に加入してから何十年と経っている人に多いです。(最近家を建てたばかりの人は、内容をしっかり把握しているので、そこまで心配はしていません)

この加入してから何十年と経っている人に注意していただきたいことがあります。
最近、飛び込み営業で「あなたのお家は古くなっていて、所々壊れてますよね。これ火災保険で修理できますよ」と言われることがあります。自分たちの扱っているものを売るために、強引なセールスをしているそうなんですね。

僕が聞いたのは、そう言われたから修理して、保険会社に請求したら「これは台風被害じゃないですよね」と言われて金額が支払われなかったそうなんです。場合によっては「詐欺にあなたも加担しましたね」と言われて、修理をそそのかした業者じゃなくて、保険に加入している本人が保険会社から詐欺呼ばわりされるケースもあります。

色眼鏡で見るのはよくないですが、飛び込みで来るような、どこにあるか分からない業者さんには注意をしてほしいです。(地元で何十年もやってるような工務店さんは、地元で変な噂が流れたら仕事できませんから、そういったことは少ないと思います)

最後に、保険の動向についてお話ししたいと思います。来年の2022年頃から保険料はさらにアップすると言われてます。

保険料は長期間掛けたら、割引が入って安くなりますよね。
10年物の場合、「毎年更新するのもいいけど、10年一気に掛けておいたら割引になるから、それにしようかな」という人もいると思います。ただこれが、これからは10年じゃなくて5年になると言われています。

また最近は天災がひどいので、保険の補償内容はどんどん悪くなって、料率が上がるというのはもう決まっています。

例えば10年物の保険に入っているけど、今現在は6〜7年目とかいう人がいますよね。こういった人は10年待つより、途中解約ができるか確認して、解約できるなら7年で解約して、瞬時にまた10年掛けるということが現時点では可能です。

あと2〜3年後には保険が改定されて割引率が低くなったり補償の内容が悪くなったりすることが予想されます。

お付き合いのある保険屋さんに「うちは今7年目よね?あと3年残ってるけど見直した方がええかな?」ということを確認してみてもいいと思います。

保険屋さんも競争なので、「今までA保険に入ってたけど、B保険なら分割できて自分の住んでる所にもっとフィットする」ということも考えられます。保険の再構築ができる可能性もあるので、そういうことを知っておいておくといいです。

家を持った人や家をこれからリフォームする人は、その建てた家を維持することも大切ですよね。そういった方は、火災保険のことを把握していると得できることがあります。
保険の契約内容というのは加入している人にとっても保護されるべきことだと思いますので、こういった視点を持っていただいたらと思います。

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