何度も失敗して辿り着いた最強の暖房器具
冬の寒さ対策として、森下が自宅で効果を実感したのは二重窓でした。導入後は蓄熱暖房機の設定を下げても暖かく、光熱費も抑えられました。この経験から、新築・リフォームでは窓を優先して考えることを勧めています。
この動画の要点
- 床暖房と蓄熱暖房機は暖かい一方、森下の自宅では光熱費が課題でした。
- 二重窓の導入後は、蓄熱暖房機の設定を下げても快適に過ごせました。
- この経験から、森下は新築・リフォームで窓を優先することを勧めています。
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動画で紹介した暖房の比較
以下は、森下が自宅で使用した際の体験を整理したものです。
| 自宅で使った暖房 | 快適だった点・気になった点 |
|---|---|
| ガスの床暖房 | 足元は暖かい一方、ガス代の高さが負担になりました。 |
| 石油ファンヒーターとこたつ | こまめに換気するたびに、暖まった部屋が寒くなりました。 |
| 蓄熱暖房機 | 朝から暖かく過ごせましたが、電気代は気になりました。 |
動画の詳しい内容
自宅で感じていた冬の寒さ
今日のテーマは、最強の暖房器具についてです。私は自分の家を建ててから25年位が経ちました。一応、家づくりのプロの端くれなのですが、紺屋の白袴みたいなもので、我が家に関しては「最初からこうしておけばよかった」と思う所があります。その1つが冬の寒さへの対策です。我が家の暖房器具の歴史も絡めて解説していきますね。まずは僕の絵を見てください。最初に、私の家がどういう家かと言いますと、大手ハウスメーカーの家です。昔は大手ハウスメーカーの指定工務店をしていて、そういうことの付き合いもあって建てました。結構高かったですが、頑張って建てた家ですし気に入っています。
ガスの床暖房と光熱費の負担
この家には当時、一世を風靡していたガスの給湯器を使う循環型の床暖房を導入しました。あの頃、床暖房は憧れの仕様だったんですよね。最強の暖房器具だと思っていましたし、妻も気に入っていて、リビングやダイニングに床暖房のパネルをびっちり敷き詰めました。足元から暖かいので快適ではあります。でも、初めての冬にですね月末の請求を見たとき妻が悲鳴をあげました。ガス代がびっくりするぐらい高かったんです。3万円近い金額でした。地域のガス会社さんと契約しているので、特典みたいな感じでガスの大幅割引が付いていましたがそれでも、この金額です。この体験があってからは妻が「電気代が怖くて使えない」と言って、翌月からはやめてしまいました。床暖房の設備自体は今も家にありますが、点けるのは年に1回だけ。年末年始に一族が家に来てワイワイするときだけです。今年(2021年)はその機会は無いですが。床暖房が我が家の暖房歴史その1です。
石油ファンヒーター・こたつと換気
その後はというと、次に導入したのが石油ファンヒーターとコタツです。これは語るのが恥ずかしいですね。石油ファンヒーターはリビングに大きいの2台置いて使っていました。でも、妻とか同居している母親は足元が寒いみたいでこたつも併用してました。灯油はガスの床暖房に比べると安いです。でも、石油ファンヒーターにも弱点があります。それは定期的に換気が必要なことです。当時は娘たちが小さかったから、妻が心配してこまめに換気してました。暖まったら窓を開けるのでまた寒くなるんですよね。タイミング悪かったら夫婦喧嘩になります。ここで、また1つしくじりなのですが、当時は窓がシングルガラスでした。ちょうどペアガラスが台頭してきたころでペアにしとけばよかったと思いましたね。シングルガラスは結露がすごい。1月位の朝、起きて一番最初に僕がやっていたのは窓拭きです。雑巾を何度も絞りながらやってましたね。石油ファンヒーターとこたつが、我が家の暖房歴史その2です。
蓄熱暖房機で変わった朝の過ごし方
その後ですね、その3がやってきます。僕は群馬県にすごく仲のいい工務店の社長がいまして、目先が効くし、天才的な技術者の1人でリスペクトしています。ある時、彼がですね、「そんなに寒いならこれが良いですよ」と蓄熱暖房機を紹介してくれました。蓄熱暖房機は、西日本ではあまり馴染みないですが東日本だと結構普及してます。結構大きな機械の中にたくさんのレンガとコイル入っていて、夜間の深夜電力でレンガを暖めるます。レンガは熱を蓄える力がすごく大きいのでカンカンに熱くなります。深夜に暖めると、朝方レンガが、カンカンになるんですね。機械の中にあるごく弱いファンが、レンガの熱を放出させます。蓄熱暖房機は暖かさという点で解説すると、とってもいいです。1台でリビングがすごくあったかくなりました。妻も母も喜びましたし窓の結露も止まりました。蓄熱暖房機のいいところは、深夜に蓄熱させるので朝、寒くないんです。寒い部屋で頑張って朝食準備したり、洗濯するようなストレスがなくなりました。これで、我が家の暖房歴史は終着かなと思いましたが、これも弱点があってまぁまぁ電気代が掛かります。電気代の安い深夜帯に使っていてもね。ガスの床暖房とか石油ファンヒーターよりいいところが多いので引き続き使っています。
二重窓を取り入れたきっかけ
実はね、まだ続きがあって我が家の暖房歴史その4に進みます。この話は、今の時点で僕が出す最終的な答えです。蓄熱暖房機の話から数年経って、私は師匠となる松尾先生と巡り合いました。その時に、高気密・高断熱とかパッシブ設計の素晴らしさを教えていただきました。その時に松尾先生がね、「森下さん。あったかい家が欲しいんだったら一番は窓だよ」とおっしゃいました。窓は寒さに関しての費用対効果一番いいですからね、と。その話を聞いて、僕はすぐに我が家の窓を2重窓にしました。これ、すごいです。ウチの母はね、最初すごく反対しました。「2回開けるなんてめんどくさい。私の部屋はつけんといて!」という位でした。結局つけましたけどね。
二重窓にした後の暖かさと暖房の使い方
その後どうなったかというと、2重窓にした翌日嘘かと思う位家の中があったかくなりました。あれだけ反対していた母が次の日子どものように喜んでいたのが未だに忘れない位です。2重窓にしてからは蓄熱暖房機の設定レベルを前よりだいぶ落としています。それでも暖かいのです。光熱費も安くなりました。今年(2020年12月時点)はまだ蓄熱暖房機使っていません。これくらいの寒さならエアコンの暖房で十分。これまで我が家では冬にエアコンってほとんど使ってませんでした。でも2重窓にしたらねエアコンの暖房で十分快適なんです。タイマー設定しておけば、朝起きたときもあったかいですし
家づくりで窓を優先するという考え方
ということで、今回のテーマ「最強の暖房器具」の結論は2重窓です。これは我が家全員同じ意見です。リフォームされる方なら絶対に2重窓おすすめします。これから家を建てる方だといろいろなところにお金をかけたくなりますよね。特に奥様でしたらキッチンいいの使いたいという気持ちもあると思います。でもね、本当に満足できる家づくりを考えるなら一番に優先させるものは窓です。2重窓は結露もかなり減ります。私の家は2重窓にして何年か経ちますが今のところ結露は起きていません。窓を良くすると、冬の寒さとか結露とか不快な事が減ります。そういうことを頭に置いていただいて家づくりされると豊かな生活につながりますのでぜひ覚えておいてください。
動画の内容をQ&Aで確認
二重窓にした後は、エアコンの暖房でも快適でしたか?
2020年12月の撮影時点の寒さなら、自宅ではエアコンの暖房で快適に過ごせました。その時点では、まだ蓄熱暖房機を使っていませんでした。
二重窓にして、結露はどうなりましたか?
自宅では、二重窓にしてから2020年12月の撮影時点までの数年間、結露は起きていませんでした。
この動画の解説者
森下誉樹(取締役会長/一級建築士)




