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地震に強い基礎の作り方

今回は
地震に負けない基礎を作る
というテーマです。

中でもコンクリートの
強度について解説をします。

少し技術的な話なので
難しく感じるかも
しれませんが、すごく
大事なポイントなので
付いてきてください。

基礎の強さには
いろんな要素があります。

基礎は大きく言うと
コンクリートと鉄筋の
2つで構成されています。

鉄筋コンクリートで
基礎をやってることが
多いので、コンクリートに
ついてお話します。

コンクリートの丈夫さや
強さという視点で何が
ポイントかと言うと、
コンクリート強度です。

コンクリート強度には
大事な言葉が3つあります。

コンクリートの強度は
配合でいろんな強度を
作ることができます。

それを構造的に決めるのが
「設計基準強度」と言われて
いるものです。

これに基づいて
許容応力度計算という
本式の構造計算をやります。

この基準がないと
計算のしようがないので、
とても大事な強度になる
わけです。

設計が終わって現場が
始まったら、私たち
現場監督はコンクリートの
発注をします。

こういう調合で
こういう強度の
コンクリートを作ってね、
と発注します。

このオーダーする強度の
ことを「呼び強度」と
言います。

「設計基準強度」が
設計の時の言葉とすれば、
「呼び強度」は
現場の言葉になります。

この呼び強度というのは、
文字通りプラントに
オーダーをかけるという
強度になります。

これがどういう風に
できているかと言うと、
設計基準強度に対して
温度補正というものを
加えたものを言います。

難しいと思いますが、
コンクリートはいわゆる
セメント材と骨材と水を
入れて撹拌して、
水和という化学反応で
強度が出てきます。

水を入れて固めるという
性格から、結構、温度に
左右されます。

コンクリートの強度が
一番出やすいのが夏、
出にくいのが冬です。

寒いと水和が上手く
いきません。

暑くなると一気に固って
ものすごく早く強度が
出ます。

そのため、
気温の高い低いで
温度の補正をかけて、
寒いときにプラスします。

これを温度補正と言います。

設計基準強度に
温度補正を加えたものを
呼び強度と言います。

こんなにシンプルなこと
ですが、設計者、特に
間取りを考えたりするような
意匠設計をやられる方や、
現場の管理があまり厳しく
ないような会社さんや
職人さんはよくわかって
いない人がおられます。

みなさんがもし
木造住宅を建てられるなら、
設計基準強度は
21N(ニュートン)で
ご依頼してください。

多分、言われなくても
してるとは思います。

構造計算をしている
ところは21Nが基本です。

20年以上前は
木造住宅の耐用年数を
短く考えていたので、
その当時は18Nという
強度で計算している
こともありました。

でも今は
21Nが主流です。

そうすると
設計基準強度21Nという
オーダーを設計士さんが
すると、現場の人間が
21Nでプラントへの
発注をします。

現場はご存知のように
理想をいくら言っても
叶えられないときが
あります。

例えばコンクリートを
打っている最中に、
思ったより気温が
上がらないとかです。

プラントから
ミキサー車で運んでくる
ときに時間がかかって
思ったほどコンクリートの
硬化が上手くいかない
ケースがあったりします。

なので余裕をみて
補正をかけないと
いけません。
これは基本です。

もちろん当社は
これをやっています。

夏で一番条件が良い
ときでも設計基準強度に
対してプラス3は
補正をかけます。

温度が下がった冬期なら
さらに3足して
プラス6にします。

一日の平均気温が
5℃を下回るような
ものすごく寒い冬の
ときは、更にプラス3して
プラス9にすることも
現場の判断であります。

だから冬場は
気象庁の発表とアメダスを
ずっと見て、平均気温が
5℃を下回りそうなら
補正をかけなくては
いけないと判断します。

場合によっては、
そんな寒い日はやめるとか、
どうしても工程上、
打たないといけなければ
夜にテントをかけて
ジェットヒーターをかけて、
温度を上げるような工夫を
します。

コンクリートの初期強度は
特に大事なので、最初の
1日・2日で強度がすごく
左右されます。

なので設計でしっかり
してほしいということを
やりますが、現場では
呼び強度はいくらで
やってくれるのか
ということはお願いする
工務店さんやハウス
メーカーさんに
聞かれた方が良いと
思います。

聞いたときに、
夏期なのでプラス3で
やってますとか、
秋口なので少し温度が
下がってきたので、
プラス6にしておきます
というようなことを
言ってくれる会社さんは
すごく安心です。

ただ聞いたときに
「えっ!?」という感じに
なったりする人も
少なくないと思います。
僕の経験ではね。

例えば建売の現場が
気になるから行ってみて
見せてもらったら、
こんな寒いのにこれで
良いのか?ということも
あります。

全然気にしない人も
一部いますので。

丈夫な家にするために
なんとか工法とか
何とかシステムとか
そんなことで丈夫だと
気にされる人が多いですが、
基本中の基本で、
自分の家の基礎の
コンクリート強度は
どうなっているかという
ことをちゃんと管理して
くれる会社はどういう
考え方でやってるかと
いうことを知っておかれて
絶対損はないと思います。

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