【遠くの別荘より、近くのはなれ】 暮らしが広がる、自由な空間
今回は私たちの新しいモデルハウスをご紹介してきたんですけど、その中でも「ここは一番見てもらいたいな」というか、個人的に一番やりたかったところにご案内していきたいと思います。
▼東今宿モデルハウス
ここはリビングなんですけど、こちらから来てスリッパを脱いでいただくと、勝手口のようなところがあるんですね。そこから外に出ると、ウッドデッキというか濡れ縁のようなスペースがあって、ここを通ってあちらの部屋につながるようになっています。上を見てもらうと分かるんですけど、ここには庇が付いているので、たとえば雨が降っていてもこうやって移動ができるんですよ、というつくりにしているんです。
ここは、僕が作りたかった「はなれ」の母屋からの入り口になります。このはなれについてはまた改めて詳しくご紹介しようと思うんですけど、外壁は杉板で、ウッドロングエコを使っています。この杉板も結構こだわっていて、わざわざ四国まで見に行って選んできたものなんです。それでは中に入っていただきますね。このはなれは8畳の広さになっています。今はこういう設えにしているんですが、これはまた別で動画も撮ろうと思っているんですけど、僕の趣味がバイクなんですね。なので、バイクを入れられるガレージっぽいはなれにしました。こうやってバイクの工具を飾ったりもしていますし、ここに座って過ごしたり、薪ストーブを入れて楽しんだりもしています。このあたりはまた詳しく別の動画でお話ししたいと思っています。
今回やりたかったのは、この「はなれ」という発想なんです。家は母屋をコンパクトに建てているので、まず敷地に余裕ができます。そうすると、その空いたところにこういうはなれをつくることもできますよ、というご提案なんですね。それから、母屋をコンパクトにすると、僕たちがよく言っている「たまり」の空間が大事になってきます。家族団らんで過ごしたり、一人で携帯を触ったり、そういうふうに過ごせる1畳とか2畳くらいのスペースって、家の中ではすごく大事なんですよ、という話を今までしてきました。向こうの家にも窓際ベンチや2階のセカンドリビングがあるんですけど、それだけでは少し物足りないかなと考えたときに、この場所って最高の「たまり」の空間になるんじゃないかなと思ったんです。ちょっと大きいたまりではあるんですけど、たとえば僕が家に帰ってきてご飯を食べたあと、すぐここにこもる場所とかですね。この感覚、世の中のご主人様には分かってもらえるんじゃないかなという気がするんですけど、そういう使い方もできるんです。
さらに、向こうの母屋がコンパクトだからこそ、ここはいろんな用途で使えます。たとえば子どもが思春期になって、一人の時間が増えてきたとしたら、ここをセカンドリビングのように仕上げることもできます。床を少し上げて、ここにテレビを置いて、子どもたちがここでくつろぐ場所にしてもいいかもしれません。あるいは、ここを子ども部屋として使ってもいいかもしれませんし、逆に母屋の2部屋を子ども部屋として使って、ご夫婦の寝室をこちらにするという使い方も考えられます。こういう「はなれ」というのは、本当にいろんな可能性があるんですね。家族構成や生活スタイルによって、ここをどう使うかを変えていくことも比較的簡単にできます。
それから、お子様が巣立ったあととか、小学校や中学校に上がって手がかからなくなったときにも、この空間は活きてきます。たとえば奥様が何か資格を持っていたら、美容師さんとして小さなサロンを開くこともできますし、ネイル教室のようなこともできますよね。結婚してお子さんが生まれて、一度仕事をお休みしていたけれど、「家でできる範囲で少し仕事を再開したいな」と思ったとき、この8畳くらいの空間ってすごくちょうどいいんです。しかも生活空間とは少し離れているので、お客様を呼ぶような使い方もしやすいんですね。
もちろん趣味の空間として使うのもいいと思います。車が好きな方だったら、ここに車を並べて、コーヒーを飲みながら眺める、なんていう使い方もできます。はなれというのは本当にいろんな可能性があって、子育て中でも、夫婦二人の生活でも、あって邪魔になるということはまずないんじゃないかなと思うんです。これから家づくりを考える方には、ぜひこういう空間も一つの選択肢として考えてもらいたいなと思って、今回はこのはなれにチャレンジしてみました。本当に、めちゃくちゃ想像力が膨らむ空間になったなと思っています。
これは僕がインターネットで見た言葉なんですけど、「遠くの別荘より近くのはなれ」という言葉があって、これがすごく腑に落ちたんですね。別荘って、そこへ行って非日常を味わう場所というイメージがありますよね。でも、そこへ行くには時間もお金もかかります。そうではなくて、家の中や敷地の中に、ちょっとした非日常を感じられる場所がある。それがこの「はなれ」なんじゃないかなと思うんです。そういう意味でも、この空間にはいろんな可能性があると思っていますので、ぜひ参考に見に来ていただけたらうれしいです。


