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プロが外壁に「木」をすすめる理由

今日はモデルハウスの外壁についてお話ししたいと思いまして、「なぜ僕たちはこの外壁を選んだのか」というテーマでお伝えしていきます。前の安室モデルもそうなんですけど、今回のモデルハウスも杉板の木張りにさせてもらっていて、こちらは縦に張って押し縁で押さえる仕様にしています。安室モデルハウスは鎧張りといって横に重ねていく張り方だったので、その違いはあるんですけど、使っている材料自体は全く同じなんです。

この木張りって、見た目はすごくきれいなんですけど、「メンテナンスが大変なんじゃないか」とか、「結局高くつくんじゃないか」といったイメージを持たれることが多いんですよね。実際にお客様からも、メンテナンスにお金がかかるんじゃないかというご心配はよく聞きます。ただ、これも使う材料や仕上げによって考え方が変わるところで、実は意外とメンテナンスが楽なんですよ、というのが今回のお話なんです。

僕たちが最近採用しているのは、杉板に「ウッドロングエコ」というものを塗る仕上げです。これは着色するための塗料ではなくて、木を保護するためのものなんですね。原材料も自然由来で、酸化鉄やハーブ、木の皮などが使われていて、粉状で届くものを水に溶かして、そこに木をドボンと浸けるような施工方法になります。

そもそも木が傷む原因って何かというと、よく「水に濡れること」や「紫外線」と言われるんですけど、実は一番の原因は腐朽菌という菌なんです。この腐朽菌が木に入り込んで定着することで、木が腐っていくという仕組みなんですね。もちろん虫の影響もありますが、大きな要因はこの腐朽菌です。ウッドロングエコは、木口などからこの腐朽菌が入りにくくなるようにする、そういう役割を持った材料なんです。

この塗料は一度施工すると、基本的に塗り直しがいらないと言われています。絶対に腐らないとは言えませんが、かなり長持ちさせることができますし、もう一つの魅力が色や風合いの変化なんですね。もともと杉は薄い色をしていますが、塗ることで最初は少し緑がかったような独特の風合いになります。そこから紫外線と雨の影響を受けて、だんだんと濃い茶色に変わっていきます。安室モデルの外壁もそうなんですが、とてもきれいな深い茶色になっていくんです。

さらに7年、8年と経ってくると、その茶色も少し落ち着いてきて、最終的にはグレーっぽい色合いに変わっていきます。こうした経年変化を楽しめるのが、木の外壁の大きな特徴なんです。ただ、この変化の途中で色ムラが出たりすることもあるので、そこが気になる方は再塗装をするという選択もありますが、僕たちはこの自然な変化も含めて楽しんでもらいたいなと思って、この仕上げを採用しています。

それと、「絶対に腐らない」とは言えないですし、例えば車がぶつかって割れてしまった場合などは交換が必要になりますよね。そういう時に木の良さが出てくるんですが、杉という材料は将来的になくなる心配がほとんどないんです。日本でも海外でも供給があるので、何年経っても同じ材料を手に入れることができる可能性が高いんですね。

一方でサイディングの場合は、メーカー製品なので、10年も経つと同じ柄がなくなってしまうことが多いです。部分的に傷んだとしても、そこだけ交換ができずに一面すべて張り替えたり、塗り直したりする必要が出てきて、結果的にメンテナンスコストが高くなることもあります。そう考えると、材料がなくならないというのは自然素材の大きなメリットだと思います。

さらに、この外壁は釘で留めているので、押し縁の釘を抜いて外すと、1枚ずつ取り替えることができるんです。例えば一部分だけ傷んだ場合でも、その部分の数枚だけを交換することができるので、全部張り替える必要がありません。こういう点でも、将来的なメンテナンスコストを抑えることができるんですね。

それに加えて、設計の工夫も大事です。例えば軒をしっかり出すことで、外壁に当たる雨の量や時間が大きく変わります。そうすると木の持ちも全然違ってきますので、こうした設計と組み合わせることで、木張りでも十分長持ちさせることができますし、結果的にサイディングよりもメンテナンスコストを抑えることも可能なんです。なので「木張り=高い」というわけではないということは、ぜひ知っていただきたいなと思います。

ついでに母屋の外壁についても少しお話しすると、こちらはガルバニウム鋼板を使っています。屋根と同じ素材で、家の中で一番過酷な環境にさらされる屋根にも使われるくらい耐久性の高い材料なので、それを外壁に使っている形ですね。基本的には汚れも落ちやすくて、気になる場合はケルヒャーなどで洗浄すればきれいになりますし、よほど厳しい環境でなければ塗り替えも必要ないかなと思います。

施工方法としてはビス留めにしていて、見た目として好みが分かれる部分ではあるんですが、メンテナンス性を考えると非常にシンプルで合理的なんです。このビスを外せば、1枚単位で外すことができるので、万が一のときも部分的な交換が可能です。縦張りにしていることで横の継ぎ目がなく、雨水もスムーズに下へ流れていくので、その点でもメンテナンス性を考えた仕様になっています。

こういった形で、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンス性まで含めて外壁を選んでいくというのが、これからはすごく大事なんじゃないかなと思っています。

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