今、二世帯住宅が再び人気が出てきています。
確かに、1980年代後半から1990年前半に二世帯住宅ブームがありました。
その後、団塊の世代ジュニアが一斉に単世帯の家を購入する時期がきて、
その傾向は一旦下火になっていました。
それが、このところ二世帯住宅を考えるご家族が、再び増えて来たのです。
その理由は、次の3つのメリットが考えられます。
親世帯は、老朽化した住居をメンテナンスしたい。
また、子世帯は、子育てなどのために新しい住居を確保したいというニーズがあります。
新たな土地を購入しなくていいし、建築コストを按分するなどして、それぞれの負担を軽減できます。
入居後は、生活や維持管理に関わる経費も、折半することで、双方これまた負担が減ります。
親世帯にとっては、子世帯との交流で精神的なハリが出来たり、経年後の介護などを必要とする際に、
子世帯のサポートを受けやすいとう安心感があります。
また、共働きが9割近い現在において、子世帯においても、育児や家事を協力してもらえることは、
多いに助かります。
税制の改正で、相続の基礎控除額がかなり減り、今までなら対象にならなかった家族に、
相続税の課税が考えられるようになりました。
一方、「小規模宅地等の特例措置」の拡充により、二世帯住宅なら節税メリットが、出し易くなっています。
しかしながら物事には、メリットがあればデメリットがあることは、あなた様もご存知通りです。
では、二世帯住宅によるデメリットはなんでしょうか?
ある日突然、自分の親から「二世帯住宅を建てて同居しないか?」と言われたら、
あなたや、あなたの家族はどんな気持ちになりますか?
などなど、この提案に対する反応は、家族各人によってそれぞれでしょう。
実の親子でさえ、その関係においては、色々な問題が起きるもの、義理の親子となれば尚更です。
簡単に言ってしまうと、
二世帯住宅を考えるときのデメリットは、「人間関係」に、なかなか難しさを伴うということです。
二世帯住宅を考える時の一番の問題は、「人間関係」ということです。
ですから、「建物の構造やスペックは二の次だ」と、言い切ってもいいかもしれません。
「子の立場」「嫁の立場」「親の立場」「もう一方の親の立場」「他の兄弟の立場」などを
例に挙げ、「どのように二世帯住宅を進めていけば良いのか」をガイドブックにまとめました。
大家族で仲良く暮らしたい方、ぜひお読みください。
ある日突然、家族の誰かが「二世帯住宅を建てたいと思うんだけど・・・」と言い出したら・・・
納得の住まいを手に入れるために、「同居のスタイル」から住まい方を考えることが大事です。
そこで「同居のスタイル」を直観的にリーフレットを作りました。このリーフレットを使って、
どのような生活になるのかイメージしながら、 実際の「同居のスタイル」を計画してみてください。
一番有効なのは、実際の実例を見て勉強することです。
ぜひ、家づくりの実例マガジン「ieMADO」の二世帯住宅特集をお読みください。
家づくりに成功した二世帯住宅3組の幸せご家族のお宅にお邪魔し、家づくりパートナー探し、
間取りづくり、資金計画などの実際の家づくりの楽しみや苦労話を伺いました。
特に「二世帯住宅にまつわるお金の話」は要確認です。
これらの資料は、あなたや、あなたの家族の考えを、具体的に示したり代弁したりした内容になっています。
また、納得の住まいを手に入れるために、同居スタイルから住まい方を考えるリーフレットになっておりますので、どのような生活になるのかをイメージしていただく助けになります。
親世帯と子世帯の両方にお目通しいただければ、二世帯住宅で失敗しないための一助になると思います。
もし、あなたが、真剣に二世帯住宅の検討をされているなら、ぜひこれらの資料を手にいれてください。