• 高性能かつ、上質な暮らし。モリシタの「ほぼ平屋」です。
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高性能かつ、上質な暮らし。
モリシタの「ほぼ平屋」です。

日本におけるパッシブ設計の第一人者、
松尾和也先生の設計による
新しいモデルハウスが完成しました。
松尾先生と弊社の森下の二人の対談から、
この家の魅力をご紹介します。

松尾和也先生

一般社団法人パッシブハウス・ジャパン理事。2005年「建築環境省エネルギー機構」の「サスティナブルTOKYO世界大会」で「サスティナブル住宅賞」を受賞。「健康で快適な省エネ建築を経済的に実現する」ことをモットーにして設計活動、講演活動を行なっている。九州大学工学部出身。JIA(日本建築家協会)登録建築家。

森下誉樹

株式会社モリシタ・アット・ホーム代表取締役。1964年、宍粟市波賀町に三代続く大工の家系に生まれる。高校まで姫路で育ち、大学では建築学を専攻。卒業後は大手ハウスメーカーに就職する。1990年、父の急死に伴って現職に就任。以来、「健康で家族仲良く」をテーマに家づくりに取り組む。数年前より松尾和也氏に師事し、姫路地域におけるパッシブ設計のあり方を追求する。一級建築士。

変形地に「ほぼ平屋」を
つくった意味。

森下と松尾和也先生

画面向かって左が弊社代表の森下、右が松尾和也先生。

森下
おかげさまで新しいモデルハウスが完成しました。今日はこのモデルハウスを建てるにあたっての経緯やこの家の特徴などを、先生と一緒にお話していきたいと思います。
松尾
はい、よろしくお願いします。
森下
数年前から先生にご指導いただいてきましたが、今回初めて基本設計から実施設計、詳細設計まで全部お願いさせていただき、すごく勉強になりました。
松尾
そうでしたね。これまでのモデルハウスも空調設計などの指導はしていましたが、全体の設計は初めてでした。
森下
今回のモデルハウスでは、平屋というテーマに取り組みました。というのも今、全国的に平屋の家がすごく人気がありますよね。私の工務店仲間からも平屋が爆発的に人気だと聞いています。ただ、姫路周辺の市街地に平屋を建てるのは正直条件的に厳しいケースが多い。
松尾
そうですね。平屋を建てられるのはある程度裕福な方か、もしくは郊外で土地が潤沢にある方に絞られてしまいますね。
森下
皆さん、平屋に憧れを抱かれるのですが、現実と向き合うとだいたい途中で諦めてしまう。そこで、もっとこの地域の特性を活かしながらアプローチできる方法はないかと考えていく中で、部分的に二階建てにする「ほぼ平屋」という着想に至りました。いわゆる二階建てのバリエーションとしてではなく、平屋の発展系として考えてみたのです。
モデルハウス外観

4つのブロックを組み合わせたように見えて、リズムが感じられる外観。

松尾
おもしろい着想でしたね。
森下
ただ、やってみたい気持ちはあるものの具体的なアイデアが湧いてこない。それで松尾先生に相談したのでした。その時にもう一つ頭にあったのは、どこにでもある普通の宅地でやりたいということです。このあたりで流通している40〜50坪の一般的な宅地といえば、カタチが変形していたり、周囲に何らかの条件があるものです。逆に好条件の土地は値段が高い。
松尾
この土地も狭小地でかなり変形していますよね。
変形した敷地

姫路市内に一般的に流通している「狭小地、かつ変形した敷地」を活かすプランを検討しました。

森下
はい。いわゆる平屋に適しているとは言えない土地です。そこを松尾先生がどう料理してくださるのか。初めて敷地をご覧になった時は驚かれたんじゃないですか?
松尾
いえ、これまでにも難しい条件の敷地をたくさん経験してきましたので、別段驚きはしませんでした。ただ、平屋となると別です。この土地は普通の平屋は絶対無理なので、一般的な総二階建ての家にするのか、それともお話されたようなほぼ平屋の家にするのか・・・。
森下
最初先生にご提案いただいたスケッチのうち、ベーシックな総二階建ての家ももちろん良かったのですが、私はやはり「ほぼ平屋」の方に惹かれました。市街地の変形した敷地にこのプランを打ち出すことができれば、姫路で家を建てようとされるお客様にとって、きっとお役に立つ提案になるはずだとひらめいて、心が躍りました。
松尾
初めてモリシタさんの家をフルで設計させてもらうわけですし、私自身のキャリアにおいても「ほぼ平屋」的な家は数回しか経験がありません。難しい条件だからこそ、ぜひやってみたかった。せっかくなのでチャレンジしませんかと、私の方からも強く推しましたよね。
森下
結果的にいい決断ができたと思います。この土地でよくここまでやれたなと(笑)。
松尾
今、外観をみても、中に入っても、皆さんここが変形地だと気付かれないと思います。例えば寝室の壁が斜めになっています。これはデザインとして斜めにしたと思われるかもしれませんが、そんなかっこいいもんじゃない(笑)。この狭い敷地の中で車2台置ける駐車場をとって、ちょっとした坪庭を2カ所もつくり、しかも狭さを感じさせないような造りにしようと思ったら、斜めの部分も一切ムダなく使い切るしかないんです。東面と北面は足場も立てにくいほどにぎちぎちまで詰め切っています。とにかくこの敷地を活かし切ることを狙いました。
森下
最初のプラン見た時はここまでギリギリの寸法取りをするんだと、ちょっと衝撃を受けました。施工する側としては、正直やりにくそうだなと(笑)。
最初のプランの図面

最初の図面から「この敷地を活かし切る」という強い意図を感じました。

松尾
モリシタ・アット・ホームの社員さんたちも「この図面、本当にやるんですか?」という感じでしたよね(笑)。
森下
でも、やってみたら新しい視野が開けました。技術的にも自分たちもここまでやれるんだという自信になりました。

アフターコロナを
見越したような設計。

森下
ただ、「ほぼ平屋」というコンセプトは固まったものの、正直不安もありました。その時に先生から、「どうせならモリシタさんのところのフラッグシップになるようなモデルハウスにしませんか?」とおっしゃっていただき、グッと気持ちがたかぶったのを覚えています。
松尾
そうでしたね。私としてもチャレンジしようという気持ちでした。
森下
最初の図面が上がってきたときに、もうすごく素敵なプランでワクワクしたのですが、一方で、僕らがこれまで取り組んできた「普通のご家族の普通の暮らしをラクにする」要素を取り入れたいというお願いもしました。キッチンとサニタリーは近くにしたいとか・・・。
  • ガス乾燥機「乾太くん」

    ガス乾燥機「乾太くん」で洗濯時間を短縮。

  • サニタリーの大型収納

    生活動線から考えたサニタリーの大型収納。

松尾
はい、他にも1階にクロークや収納を多めにしたいとか、いっぱいご要望をいただいてプランの修正がありましたよね。
森下
その上、回遊型でよどみなく動ける生活動線をつくってほしいとか。ある意味かなりムリな要望を出したのですが・・・。
ウォークスルークローゼット

主寝室とサニタリーをつなぐスペースには、大型のウォークスルークローゼット。

玄関収納

玄関には多彩な収納を設置。帰ってきたときに上着をさっとかけられます。

松尾
今回の家は敷地の条件が厳しいのに、1階に収納を増やすとなるとさらに厳しくなるわけです。さらに回遊型動線ですよね・・・。でも、僕は条件が厳しくなればなるほど燃えるタイプなんで、意地でも納めてやろうと思いましたよ(笑)。
森下
二度目の図面が上がってきた時は、「おお、こうくるか!さすが松尾先生!」って興奮しました。
二度目の図面

トイレを壁面から離すことで、回遊型動線を生み出すアイデアが盛り込まれました。

松尾
それはよかった。
森下
今はほとんどのご夫婦が共働きで、夫婦で協力しあって家事をされています。だからこそ家事がしやすく片付けやすい家というのが、僕たちが取り組んできたテーマだったのですが、今回先生のお力でより洗練していただきました。また、くしくもコロナの騒動が起こって、家というものに求められる要素が変わってきました。今回も書斎コーナーを提案してくださったのがまさにぴったりで・・・。
松尾
書斎って言うほど仰々しいものではありませんが、見ていただいた通り、軽やかな書斎ですね。ただ、これがあることでリモートワークはしやすくなるはずです。
  • 書斎カウンター

    楓(かえで)の銘木を使った書斎カウンター。

  • 緑の借景

    窓から見える緑の借景が疲れた心を癒します。

森下
以前のように、仕事を外でして家は帰ってくる場所というのではなく、長い時間家の中にいることが当たり前の時代になったのですから、暮らし自体を楽しむ方向に家ができていないと面白くありません。
松尾
その通りですね。この家は、こうしてリビングにいるとまるでリゾートホテルにいるかのように寛げる雰囲気になっていますし、家事の時間短縮もしっかり考えられている。もちろん、夏涼しくて冬暖かく、しかも電気代が安い。コロナの半年以上前に設計していたにもかかわらず、コロナ後を見越したような内容になっていますね。
開放感に溢れたリビング

吹き抜けのある開放感に溢れたリビング。二階部分にはキャットウォークも。

森下
初めての方には「リゾートホテルのような家です」と紹介するようにしています。すると、実際にご覧になった多くの方が「ああ本当ですね」とうなずかれます。
松尾
「普段の生活がしやすいリゾートホテル」って感じですね。肩肘張らないカジュアル型のリゾートホテルとでもいうのでしょうか、まさにそんな感じですね。
森下
1階にご夫婦の主寝室を持ってくるという発想も、いうは易しですが、余程うまく設計しないとなかなか寛いだ空間にならない。そこも上手くまとめていただきました。
松尾
あの主寝室は斜めに振ってあるのですが、そうしないと入らなかったというのが真実です(笑)。主寝室とリビングは引き分け戸で分けています。開けるとソファーがあって、広いベッドルームがある、まるでホテルのスウィートルームのような広くて明るい空間になりましたね。
リゾートホテルのような寝室

引き分け扉を開けると、まるでリゾートホテルのような落ち着いた空間に。

森下
家の空間として考えると勇気がいる設計ですが、ホテルの部屋として考えるとごく当たり前に見える。これも目からウロコの発想でした。ぜひ皆さんに体感していただきたいです。
松尾
扉を閉めてリビングと寝室をきちんと分けることもできますから、生活する上ではまったく問題ないように造ってあります。
  • 引き分け扉を開けた状態

    引き分け扉を開けた状態。

  • 引き分け扉を締めた状態

    引き分け扉を締めた状態。

森下
僕らはこれまで普通の方の普通の暮らしを向上させる家を目指してきたので、逆に言えばリアルになりすぎる嫌いがありました。そこに上質なテイストを加えるとこんなに素敵な空間が生まれるんですね。新しい可能性に気付かせていただきました。

暮らしに上質感を生み出すコツ。

森下
また今回の家は、銘木を使うことで室内のそこかしこに上品な演出が施してあります。私は大工の家に生まれて、子供の頃から木には親しんできたはずなのに、あんなにカジュアルに銘木を使うという発想がありませんでした。
松尾
このテーブルも銘木屋さんに行って、自分で見て気に入った木材に脚をつけてつくってもらったものですし、こちらのカウンターテーブルもそうですね。普通は集成材を使うところなのですが、趣がぜんぜん違います。しかもそれほどお金がかからない。
森下
玄関の上がり框(がまち)や書斎のカウンターもそうですね。
  • ウォールナットを使ったダイニングテーブル

    ウォールナットの板に金属製の脚をつけたダイニングテーブル。

  • 玄関の上がり框

    玄関の上がり框(がまち)にもウォールナットの銘木を使用。

松尾
それぞれ色や質感が違うのですが、本物の木どうしですから喧嘩せずにしっくりきます。今は住宅メーカーでもどこでも木目のプリントを使います。実際僕らプロが見ても本物と見分けがつかないほどプリント技術は向上しているのですが、ただプリントでつくったものはできた瞬間が一番きれいで、あとは汚れるだけ。でも、本物の木でつくったものは時間が経つとまた違った味わいが出てくるのです。
森下
そうですね、この家の10年後20年後が楽しみです。
松尾
一方、この家がおもしろいのは既製品の建具もきちんと活用しているんですよ。フラッグシップモデルとはいえ、やはり無尽蔵にお金をかけるのではなく、抜くところは抜きながら上手にバランスが取れたんじゃないかなと思います。
森下
はい、きちんと手の届く価格として実現できるように気を配ってつくりました。このモデルハウスを見ていただくことで、限りあるご予算の中でどこまでできるのかを見極めていただく材料になるんじゃないかと思います。
松尾
そうですね、全面を塗り壁にしたわけでもなく、クロスも上手に使っています。上手く緩急織り交ぜることができたかなと思っています。

あえて天井を低くしたワケ。

リビング

通常より低い2200ミリの天井高でも、狭さを感じることはまったくありません。

森下
今回、先生の設計ですごく驚いたのは天井の高さです。住宅の場合、一階も二階も2400ミリが一般的です。ところがこの家は一階も二階も2200ミリなんですよね。それでも、吹き抜けの効果もあって、天井が低すぎると感じたり、圧迫感を感じる人は少ないと思います。そのあたりはいかがですか?
松尾
僕もこれまで2200ミリという高さはあまり積極的に使ってきませんでした。今回はモデルハウスだと言うこともあり、あえて挑戦してみたんです。と言うのも、西側の人通りの多い幹線道路からふっと見たときに、「あ、きれいな家だな」と思ってもらいたかったんですよ。やはりモデルハウスですからね。
森下
なるほど、そんな風に考えてくださったのですね。
松尾
天井高を低く抑えることで、より平屋感を表現できると考えました。吹き抜けも二層ぜんぶ吹き抜けるのではなく、1.5層〜1.6層くらいの感じに抑えることで、外から見たときに普通の住宅の2/3スケールのミニチュア模型に見えるような、目の錯覚を使ったデザインにもしてみました。それと天井高を2200ミリに抑えることで垂れ壁なしでサッシや内部の建具を構成できるので、内側からはスカッと目線が抜ける効果も狙いました。
開放感のある空間づくり

垂れ壁や梁のないすっきりした構造も、開放感のある空間づくりに貢献しています。

森下
天井高を変えることでこんなにも感じ方が違うのですね、すごく新鮮でした。それに下屋(げや・一階部分の屋根)の角度もほぼフラットに感じるくらい抑えたデザインです。実はここも施工力を求められたのですが、完成して外から見たときには美しさが際立ちますね。勝負面の見せ方としては、非常に素晴らしいと思いました。
松尾
そうですね。あとは敷地が台形になっているんですけど、外から見たときには屋根が不自然に映らないようにと心がけました。実は裏側を見ると結構ぐにゃっとなっているんですが、表から見るとまったくそんな風に見えない。
森下
実際にこの家をご覧になる方は、ここが変形地だと感じないはずです。中に入ってみても、斜めのラインさえもデザイン的にしっくりきます。天井の高さ、平面の処理の仕方など、こういう風に工夫をすると美しくて面白い空間になるんだと、すごく勉強になりました。

全館空調を進化させる構造とは。

森下
この建物は松尾先生の設計なので、性能面に関してはさらりとつくっていますが、なかなかすごいものになっていますよね。もちろんエアコン1台の稼働で全館空調です。
松尾
そうですね。床下エアコンで暖房を、小屋裏エアコンで冷房を、それぞれ1台で家中を快適にするという僕らがいつもやっている方法ですね。
14畳用エアコン

夏は屋根裏に設置されたごく一般的な14畳用エアコン1台で、家中を快適にできます。

森下
まさにリゾートホテルのように、夏も冬も屋内すべてを一定の温度に保つことができます。意匠的な美しさだけでなく、最も大切な性能面についてもしっかりと担保してあります。
松尾
リゾートホテルの場合はあれだけの快適な空調環境を保つために、かなりの高額な電気代がかかっているはずなんです。だからこそ1泊何万円もするわけですよ。でも、この家は夏ならば1日わずか130円程度の電気代で家中を涼しくできます。
森下
ペットボトルのお茶1本分くらいの値段ですね。
松尾
私は常々、家の快適さはお金持ちだけの特権であってはならない、と考えています。普通の方の日常の暮らしを快適にすることを、なにより大事にしたいのです。
森下
パッシブ設計とそれに続く空調設計を教えていただいたことが松尾先生との出会いのきっかけでした。この家でもまた実践できてとてもうれしく思います。また、かなり専門的な話になるのですが、今回は床下の空気の流れをどれだけ良くするかというテーマにも取り組みました。具体的には「基礎の間仕切りの立ち上がりをどれだけなくすか?」という挑戦です。
松尾
今回導入した「グリッドポスト基礎工法」は北海道のJ建築システムさんという会社の製品なのですが、森下さんと一緒に北海道に見学に行って決めたのでしたよね。
森下
そうですね。グリッドポストは基礎部分の間仕切りが一切なく、部分部分に束石(つかいし)のような支えを置いて構造的に成立させる工法です。間仕切りがない分、床下エアコンとの相性が良く、しかもあまりコストがかからない。非常に良い取り組みができました。
グリッドポスト基礎工法

グリッドポスト基礎工法は、耐震等級3が取れる上に、床下エアコンと相性抜群。

松尾
実は世の中には、コンクリートを敷いただけで構造計算をしていない「なんちゃってベタ基礎」がはびこっているのです。床下にエアコンの暖気をムラなく流そうと思うと、当然立ち上がりが少ない方がいい。だからと言って、無計画に立ち上がりをなくすと構造上アウトです。世の中の立ち上がりのない基礎はほとんどそうなっているのが現実です。
森下
怖い話ですね。
松尾
グリッドポストは非常にシンプルな構造なんですが、構造計算上で耐震等級3が取れる唯一のシステムです。今回やってみて問題がなければぜひ標準採用しようということで、森下さんと話し合って取り入れました。ただし、施工は大変だったんじゃないですか?
森下
ひとつ20キロもあるブロックを組み合わせていくので、本当に大変でした。でも出来上がったときのスッキリ感は目を見張るものがありましたね。
松尾
私も、基礎ってこんなに軽やかなんだ、って感じました。
森下
松尾先生が開発された床下エアコンという仕組みは、本当に理にかなった空調システムで、ぜひ多くの人に体験していただきたいものです。この地域に床下エアコンの家をもっと広めていく上でも、今回の基礎の改良はとても良い取り組みになりました。
リビングと主寝室

2階のキャットウォークから見たリビングと主寝室。二階に続く階段も見えます。

松尾
その流れでお話しすると、これもJ建築システムさんの製品ですが、今回は「フレーム2」という大開口だけど耐力壁が取れる門型フレームも導入しました。
森下
この家は日射取得を考えて、南面を大きく開口しています。専門的な視点で見ると、構造的にこんなのできないでしょと思われるのですが、「フレーム2」のおかげでサラッとできている。
松尾
そんなに大きな面を使わずとも耐力壁が取れるのは、パッシブ設計をやる側としてはありがたいですね。
門型フレーム

門型フレーム「フレーム2」によって、南面の大開口を実現しています。

森下
もちろんすべての家に導入するようなものではないのですが、構造的に南面の開口が取りにくい場合や、古い家のリフォームなどでは有効な手段になると感じました。今回のような狭小地でも活きますね。また、一般的な門型フレームの場合は、引き抜き力に耐えるために基礎を大がかりにしなければなりませんが、「フレーム2」は一般的な基礎で十分対応できる。その点も姫路や神戸などの市街地では有効になりそうです。
松尾
今回はモデルハウスであるがゆえに、「新工法」と呼ばれる仕組みを進んで導入しました。ぜひ構造的な部分も注目していただきたいです。ただ、一般の方が外から見てもわからないと思いますので、ぜひ施工中の写真を見ていただければと思います。
森下
床下エアコンの話から構造の話にまで広がってしまいました(笑)。
松尾
建築というものは「あちらを立てればこちらが立たず」となりがちです。例えば、ものすごく断熱性能にこだわった結果、構造が疎かになってしまったような住宅がよくあるんですよ。そういった意味では非常にバランスのいい家ができたと思っています。

子育てご夫婦にも、
終の住処をお考えの方にも。

モデル

今回モデルとなってくださったのは、弊社のお施主様でいらっしゃるT様ご夫妻です。

森下
こ最初にこの家を考えたときに頭の中にあったのは、私のように子育てを終えた夫婦が人生の後半をゆったりと暮らせる「終の住処」(ついのすみか)といったイメージでした。けれど、実際に家を検討されるのは子育て世代のご夫婦が圧倒的に多いわけです。そこで松尾先生には、子育て世代のご夫婦がこの家で子育てをし、やがて子供たちが巣立った後も二人で協力しあって暮らせる、そんな家にして欲しいとお願いしました。
松尾
子供が一人ないし二人いる状態で十数年暮らし、いずれはご夫婦二人の暮らしになるという流れは、ほぼすべての方が経験されることじゃないでしょうか。特にこの家はモデルハウスですから、どんな方にも合うような一般性が必要だと考えました。
  • 和室

    和室コーナーで趣味の生花をなさる奥様。

  • ウッドデッキ

    坪庭のウッドデッキで読書をされるご主人。

森下
特に二階については、ライフスタイルにあわせて変化できるように可変性を持たせました。今は大きな一室になっていますが、将来二つに区切れるようにプランもしてあるし、空調計画もしてあります。
松尾
ほとんどのお客様が家を購入される時には、「子供を育てるのに手狭だから」といったような「今現在の最適化」しか見えていません。お客様は一般の方だから当然なのですが、私が工務店の指導をしていて感じるのは、プロも今しか見ていないケースが多い。すべての人は歳をとるし、老いていく。そう考えるとライフスタイルに対する追従性はこのモデルハウスに限らず、すべての家に必要なのです。
2階の子供部屋

二階は壁をつけることで、二つの空間に分けられるようにプランされています。

森下
よく建ててから20年経ったような家にいくと、もうお子様は独立されているのに、子供部屋に学習机や漫画が置いてあったりして、お子さんがいた当時のままになっていたりしますよね。
松尾
人の一生は長くなっていますから、余計にこれからの家にはライフスタイルの変化に対応できるしなやかさがなければいけません。
森下
はい。この家はあらゆる世代の方の暮らしに対応していますので、ぜひすべての世代のお客様にみていただきたいです。
松尾
それはデザインについても言えることです。この家のデザインに強いて言葉をつけるなら、「ナチュラルモダン」というテイストになるかなと思います。例えば若い頃の好みで「シンプルモダン」な家を建てると、50代、60代になった時に果たしてマッチするのか?という問題が生じがちです。人は歳とともに似合うものが変わってきます。洋服と同じですね。洋服なら買い換えればいいですが、家はそうはいかない。そこを見越せている施主様や工務店はあまり多くない。そういった意味で、この家のテイストには好みを問いにくい中庸さがあり、時代の流れに追従しやすい柔軟さがある。その辺りも考えて設計しました。
  • 暮らすほどに味わいが生まれる。

    暮らすほどに味わいが生まれる。

  • 飽きのこないシックなデザイン。

    飽きのこないシックなデザイン。

森下
まさに和風と言えば和風に見えるし、洋風な要素もありますね。皆さんは家のハード面の劣化というものには敏感なのですが、デザインにも時の流れによる劣化が存在します。その点、この家は年とともに住めば住むほど愛着が増す家になると確信できます。なんといっても建てた僕自身がいちばん住みたいと思っていますから(笑)。
書斎横の坪庭

「ここがお気に入り」とおっしゃる書斎横の坪庭から、秋の空を眺めるお二人。

モデルハウスの仕様 (オプション工事を一部含みます)

見学いただくモデルハウスの仕様
基礎 高耐久ベタ基礎 グリットポスト仕様
構造材 土台:檜 大引:米松(防蟻ホウ酸処理)
柱:杉集成材 梁:米松 大スパン部分EW
屋根 ガルバリウム鋼板葺 野地上下通気工法(ハウゼコ製)
バルコニー:金属防水(10年保証)
外装材 塗り壁 エコサーム 一部ガルバリウム鋼板
耐力壁 外周面 あんしん(一部モイス)+間仕切耐力壁:筋違
南面大開口 フレームⅡ 1階2階共※気密シート施工(気密検査2階あり)
断熱材 基礎断熱:カネライト立上25㎜ベース部分50㎜
壁:高性能グラスウール16K厚105㎜+防湿フィルム
壁:付加断熱EPS50mm
1階天井:グラスウール10K 厚100㎜
2階屋根(下屋含む):ネオマフォーム 厚100㎜+気密テープ
開口 玄関:金属製断熱フラッシュ D2仕様
窓:Low-E 樹脂サッシ(YKK APW330+APW430) 一部エクセルシャノン
南面 東面 アウターシェード
住設機器 小屋裏エアコン1台による夏期全館空調・床下エアコン1台による冬期の全館空調システム
オール電化住宅
キッチンW2550 同時給排型レンジフード
洗面台W750 照明LED
UB1616 シャワー手元スイッチ付
ガス:乾太くん8㎏LPガス仕様
給湯器:エコキュート370L(ソーラーチャージタイプ)
内装 居室:ハニカムスクリーン
建具:リクシル ハイドア 床:無垢材(アカシア)
照明:ALL LED
24時間換気:第1種 ロスナイ仕様
スペック UA値0.44 C値0.5 HEAT20G2グレード
許容応力度計算(最高レベルの構造計算)による耐震等級3 耐風等級2

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