『 エアコン1台での全館空調 』 2020年5月26日 山下のブログ モリシタ・アット・ホームでは、小屋裏エアコン1台で1年中快適に過ごして頂ける家をお勧めしています。と言っても26畳用や29畳用のエアコンをフル稼働させて全館空調をする訳ではありません。私たちが、お勧めしているのは『14畳用のエアコン一台で全館空調できる家』です例えば、29畳用のエアコンと14畳用では定価で23万円程違います。もちろん電気料金も違うでしょう。なるべく初期費用とランニングコストを抑えて、1年中快適に過ごせる家でストレスなく生活して頂きたいのです。そこで重要になってくるのが、家の必要暖房能力の計算! です。言い変えると、建てようとする家全体の暖房負荷を計算し、14畳用のエアコンでも快適に暮らして頂けるかを確かめる事です。暖房負荷とは、暖房を一切使用せず内部発熱もない状態で室温が16℃を保てる家だとします。その家を24℃にする為につぎ込む暖房エネルギーの事。すなわち、投入しなければいけない暖房エネルギーの事を暖房負荷といいます。では、これからご提案するU様の間取りで暖房負荷の計算をしていきたいと思います。まず、この計算式をご覧ください。出典元:松尾和也|ホントは安いエコハウスこれは弊社が設計や技術的な指導をお願いしています松尾設計室の松尾和也先生から教えて頂いた計算式で、弊社はこの計算式で、必要暖房能力を計算しています。U様邸 : Q値 1.7 W/m2・K (間取り・仕様より計算) C値 0.6 cm2/m2 (弊社平均 C値 0.4~0.6 cm2/m2) 面積 112.83 m2 (今回は家全体の計算です) 設定室温 24℃ (寒がりの人でも温かいと感じる温度) 年間最低気温 -2.1℃(2019年の最低気温 1月10日)上記の条件で、計算すると(1.7+(0.6/10))×112.83×(24-(-2.1)) = 5182.9W U様邸の必要暖房能力は 5.2KW になります。今回、採用するエアコンは三菱のJXVシリーズの14畳用ですので、暖房の定格能力、5.0KW、最大暖房能力に関しては9.9KWありますので、機種の選定としては、問題ないことがわかります。ここからが今回一番お伝えしたいことなのですが、エアコン1台で全館空調をしている会社が増えていますが、暖房負荷の計算をしている会社(担当者)は多くありません。皆様が『エアコン1台で全館空調ができる家』を検討されるときは、必ず計算をしてくれる会社を選ぶことをお勧め致します。*『エアコン1台で全館空調』するためには 他にも様々な条件があり、すべての条件を満たすことで、 1年中快適に暮らせる家になります。 必要暖房能力以上のエアコンを使用すれば大丈夫 という事ではございませんのでくれぐれもご注意下さい。
「気密性」をより簡単にわかりやすく 2018年7月28日 山﨑のブログ 熱闘やまチャンネル こんにちは。熱闘やまチャンネル です今回は 「 気密性 」 を より簡単に わかりやすく。気密性とは、、、、、、、家とインテリアの用語がわかる辞典で調べてみました。室内と外部との空気の流通を妨げる性能 と出ています。妨げる、、、言い換えると、隙間ですね。性能ですから、高い、低いになります。性能が高い! とは、空気の流通がない(隙間がない) と言う事になります。性能が低い! とは、空気の流通が多い(隙間が多い) と言う事になります。(数字で表すと C値 に置き換えられます。数字が小さければ小さいほど性能が高いです。)気密性が悪いとどうなるか? 続きを読む about 「気密性」をより簡単にわかりやすく