週刊ダイヤモンドを読んでいたら
興味深い記事が載っていたのでご紹介させて頂きます。
経済評論家の山崎元さんとFPの岩城みずほさんのお二人が
「資産形成の秘密数式」と称して、
年収や老後生活のイメージに対して、
「今、幾ら貯蓄すればいいのか」ということがわかる目安を書かれていました。
これを必要貯蓄率と表現され
下記のような公式となっています。
実際、本にも書いてあるのですが、
例として45歳
手取り年収 700万円
年金額 210万円(目安は手取り年収×0.3)
現在資産額 300万円(預金1200万円だが子供2人大学資金900万円とした差額)
現役年数 20年(65歳まで働くとして)
老後年数 30年
老後生活費率 0.7(現役時代の7割の生活費が一般的)
この数字を上記公式にはめ込むと必要貯蓄率は28%となりました。
こうしてみるとかなり高いことに気づきます。
(手取年収700万円ならその28%なので約200万円の貯蓄が必要となります。)
でも、現役時代の7割の生活を維持とするならこれが現実となるようです。
もちろん、この必要貯蓄率を下げるために4つの対策もアドバイスされています。
①「手取り年収」を増やす。
②「現在資産額」を増やす。
③「現役年数」を増やす。
④「老後生活費率」を下げる。
この例にした方だけでなく、
これからの時代は
「子どもの教育資金で奨学金活用などを視野にいれる。」
「住宅ローン早期返済した持ち家にし、家賃といった支出を避ける。」
「最雇用制度の利用」といったこともですが、
一番究極の対策は「共働き」であることが重要になっていきます。
ともすれば、共働きの家庭も今以上に多くなり、
「共働き」を前提とした暮らし方や考え方を
家、仕事、教育、家族、ゆとり・・・など様々な面で配慮することは大事になってきます。
ファイナンスの知識、
光熱費などの生活費、
メンテナンスのお金などいろいろなアドバイスが多くなってきますが、
家の間取り自体も「共働き仕様」であることは前提になり、
比重が高くなってきそうです。
2年前から「いくかじハウス」と名をうって
「育児家事を考えた家」を作ってきました。
これこそまさに「共働き家族向けの家」なのですが、
なかなかチラシやインターネットでは全部伝え切れていない面もあります。
改めて、伝えたいことを整理して
みなさんに助言できるようしていきたいと思いました。
今、我々が作っている家は
最近ではかなりの会社が取り入れているパッシブデザインのアプローチや
これからの新しい省エネ仕様といったアプローチはもちろんのこと
「いくかじハウス」のアプローチも大半の家で取り入れています。
これから家づくりをされる皆様のヒントになるような
「共働き家庭の家づくり」の方法をきちんと伝えていくことは
今まで以上に「家づくり」に携わる我々の使命のような気がしています。