「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
この短歌を懐かしいと思うということは
確実に40歳以上とバレてしまいますが(笑)、
これは俵万智さんが1987年に発表した歌集『サラダ記念日』の
代表的な作品です。
もう30年くらい前なんですね(!)。
改めて、読んでみても面白かったりします。
何故、このようなお話をしたかと言うと
7月は森下家にとっては「我が家記念日」ともいうべき日があります。
それは7月13日です。
平成22年7月13日は歴史的猛暑の年でしたが、
朝から小雨がパラつく一日でした。
この日は、マイホームを建てて引越しした日です。
引越しとしては、人生通算5回目でした。
2回目以降、常に友人に手伝ってもらっています。
この日も友人達4人に平日なのに仕事を休んで来てもらいました。
ありがたいものです。
小雨の都合上、荷物は全部運べず
大きな荷物のみを運んでもらいましたが、夕方までかかりました。
夕方は近所で御飯を食べてお風呂にはいろうとしたら
ボイラーが調子悪く、ハイツに入り戻るといったイレギュラーもありましたが(笑)、
なんとか1日を終えました。
エアコンのついたリビングの中
たくさんの荷物に囲まれながら
親子3人、川の字で寝ました。
このとき、奥さんは妊娠9ヶ月
(次女は引越しした約1ヶ月後の8月19日に産まれました。)
長女はまだ1歳5ヶ月で幼かったです。
長女がやけにテンション高かったのを覚えています。
あれから6年。
次女も元気に生まれてきてくれ
家族4人仲よく健康に暮らせていることを心から感謝したいと思います。
で、昨日で6年目を迎えたのでした。
我が家の6歳の誕生日ですね。
我が家には構造上なくてもいい柱が1本
LDKの真ん中に立っています。
この柱には、
「私が背中がかゆいときにかく!」といった重要な使命(笑)の他に
もう1点重要な使命があります。
それは「成長していく娘2人の身長を刻む」という使命です。
引越ししてきて新しい生活が始まった7月13日に
娘2人の身長を柱に刻むことを我が家の大切な行事にしました。
昨日は父ちゃんは所用で夜いなかったので
母ちゃんに計ってもらいました。
2人とも1年でぐんぐん背が伸びてきます。
子どもの成長を実感できて、とても幸せな気分になります。
家は年々傷んでいきます。
汚れていくし、傷も増えていきます。
でも、私はそれでいいと思っています。
それは全て、家族の想い出だからです。
「この傷は、引越しした次の日に智美が
ポポちゃん乗せた乳母車で壁に激突したからや。」
「せっかく塗り壁にしたのに
志保がクレヨンで修復不可能なくらい落書きしたよな。」
「この凹みは父ちゃんが写真立てを落としたからからや。」
そんな話をして、いつも家族で大笑いしています。
※母ちゃんは家に傷はつけませんが、皿を割るのが専門です(笑)。
満6歳を迎えた我が家。
まだまだ、私たち家族を見守って欲しいと思います。
「荷物の中家族で初めて川の字で寝たから七月十三日は我が家記念日」
若干、強引な短歌で〆させて頂きます(笑)。
お後がよろしいようで・・・。