最近、暑いですね。
熱中症、熱射病には気をつけてください。
フラット35Sの7月度の金利が発表されました。
もうビックリしてしまって、先月ローンの借り換えをしたのですが
タイミングの難しさを感じている森下です(笑)。
(ローン借り換えのお話はまた後日、ゆっくりと・・・)
7月度の金利は驚きの0.93%です!!
(21年以上の返済期間で、頭金が1割以上お持ちの方)
今年に入ってから金利も
1月 1.54%(これでも充分安いと思います!)
2月 1.48%
3月 1.25%
4月 1.19%
5月 1.08%
6月 1.10%
7月 0.93% と推移しています。
(住宅ローンは一般的に申込をしたときの金利でなく、
家が完成して実際ローンが実行された月の金利が適用なので
今月、融資実行される方は
1年前とかからお考えになられた方たちが多いです。)
申込時期によっての金利優遇もあるですが、
あくまで上記金利に限って言えば
同じ3000万円を35年返済で借入されたとして
1月なら 月々 92,444円
2月なら 月々 91,561円
3月なら 月々 88,225円
4月なら 月々 87,368円
5月なら 月々 85,808円
6月なら 月々 86,091円
7月なら 月々 83,710円 となります。
1月と比べたら 月々8,734円支払が変わってきます。
こうやってみたら大きいですよね。
もちろん、1.54%の金利でもかなり安いですし、
実際はフラット35を利用されて家づくりをされているのなら
フラット35Sでされていて、金利優遇で
当初10年間▲0.3%を受けられている方が
ほとんどでしょうから実際の支払額はこれより安いはずです。
(固定型のフラット35Sを利用する際には
金利優遇を受けれる仕様で建てられる方が多いと思います。
ただ、その仕様が標準仕様で建てられるかは会社によって違います。
例えば検討している会社が2社あって
A社はフラット金利優遇受けられる仕様、
B社はフラット金利優遇受けられない仕様のことがあります。
これは概ね価格に反映しますが、
この場合B社の方がおそらく価格は安いですけど
ローンの借り方によっては支払額もB社が安いとは限りませんので
確認されることが大事になります。)
こういった比較の提案の際にはこのようなアプローチもあります。
「月々80,000円の返済でおさえたい。」
返済額だけ見て、80,000円におさまるから
変動金利での返済だけを提案してくるような営業マンのケースは
申し訳ないですが、問題外なので今回はさておき、
金利での差額でいえば、こうなります。
毎月80,000円の返済 35年
1月の金利 1.54%なら 2590万円の借入
7月の金利 0.93%なら 2860万円の借入が可能になります。
その差額 2860万円ー2590万円=270万円!!
同じ支払額、しかも固定金利型で
毎月同じ80,000円を支払うのに家や土地の予算総額が270万円も変わってくるのです。
予算がオーバー気味の会社は
たぶんこの理論で皆様にご提案されてくるでしょう。
そして「マイナス金利の今だから・・・」みたいな文言もセットになって言われてくるでしょうね。
でも、大事なのは、こうしたメリットやタイミングのよさは
今、家が完成した人たちであって、
これからスタートする人たちにとってはどうなるかわからないアドバイスになることもあるのです。
検討する時期の金利は
少し現状よりも厳しくなることも踏まえた上で
現状金利より正解かどうかはわかりませんが
0.2%でも0.3%でも上乗せした金利での検討が堅実なものになるかと思います。
金利の動向はどうなっていくかわかりません。
こうした背景なので各金融機関もフラット35だけじゃない固定金利の商品も出されはじめました。
家づくりを今、具体的にされているかたは
プランやデザイン、仕様だけでなく
このあたりもきちんとご相談して決めていって下さいね。
おせっかいな記事でした・・・・。