あっというまに3月になりました。
暖かい日と寒い日はこんなに入り混じると体調を崩しがちです。
インフルエンザもまだまだ流行っている模様
気をつけてください。
今年に入ってから、特にここ1ヶ月ほどですが、
HPや電話などで、たくさんのお問い合わせを受けます。
消費税増税が近づいてきたり、
住宅ローンの金利の動向が読めなくなってきたこともあってか
多くの方が家づくりを考え始められています。
色んな方と話する中でここ2ヶ月ほどの期間、
率直に思うのが、
「ご夫婦でどんな家をしたい。」とか
「無理のない返済計画をするのならどこまでが自分達の予算になるのか?」とか
そういったことをきちんと確認しないまま、流されるがの如く家づくりを始めてしまい、
「今月一杯に決めてくれたらキャンペーン特典があります。」といった押しに戸惑い
そもそも検討している家が適切なものかわからない状態になられている人が
今、多いということです。
非難しているのではありません。
こうした結果、建物の計画はアバウトなまま土地の契約だけしてしまい、
住宅ローンをどうするか?
建築会社をどうするか?が決まらないまま
土地代金の支払時期だけが近づいてきて困られている人が
こうも続いて弊社に相談されているとなると
それまでの営業マンに提案はいかがなものなのかと思ってしまいます。
増税などで、時期が時期なので家づくりの決断は
思った以上に自ら決められる人が多くなるのも事実です。
言葉は悪いですが
通常は、営業マンがお客様が家づくりをしようと思ってもらえるように
あの手この手でその気にさせること多かったりします。
でも、今はお客様が自らその気になられることが多いので、
営業マンがどうこうすることもなく、
結果、ちゃんとした確認やアドバイスもしないまま
お客様の背中を押している営業マンが多いからこんなことが起きているのでしょう。
土地は契約しなければ事実上おさえられません。
そして土地を契約したら契約日から1.5ヶ月や2ヶ月後までには
土地代金を支払わないといけないのが実状です。
ともすれば、土地を決めるときには
「どこの建築会社で家をするか?」もですが
「どんな住宅ローンでするのか?」など
早目の確認、手配は大事なのにそこが曖昧なままなのは、
やっぱりお客様にとってリスクばかりが残ってしまうと思います。
来週中に土地代金を払わないといけないのに
まだ建築会社はおろか
住宅ローンの申込すらしていなく
「なんとかして下さい。」と会社に相談に来られても
私たちがどうもできないのも実状なのです。
どうにかしてあげたいけど時間的にできませんから。
それまで相談していた建築会社さんが
そこまでいい加減なことしかしていないのに
まだその会社を断りきれていない人も多いのも事実です。
(正直言えば、これが一番やっかいです(苦笑)。)
そういうことが多いのならば、
やっぱり最初にきちんと確認してくれない会社さんでの
検討は辞められた方がいいとしかアドバイスできないのも本音です。
(契約前にキャンペーンで300万円引いてくれたけど
契約後に300万円追加になったというような話で
どうにかしてくださいと相談に来られる人も多いですが、
それはその会社の営業手法の部分が大きく、どうもできない部分です。)
こうしたトラブル?や行き違い防ぐことはできないのでしょうか?
では、どうやったらそんなことなく家づくりが進めていけるのでしょうか?
月並みな台詞ですが、一言で言えば私は
「親身なってアドバイスしてくれる人」に相談することだと思います。
親身になるとは
「肉親であるかのように、細やかな心遣いをする。」といいことです。
私の母は私に
全然うまくいかなかった会社設立当初も
たくさんのお客様に可愛がって頂けるようになった今も
「売上げがどう?」とか
「儲かったか?」なんて1回も言ったことがありません。
母は今でも仕事のことで言う言葉は一つだけ
「(見学会などに)たくさんの人が来てくれたか?」だけです。
母も亡父と会社を始めたときに
全然、お客様が来てくれず、途方にくれた時期もあったようです。
まずは、遊びにでもいいから来てくれることに感謝しないといけないという思いが強いようで
「うん。来てくれたよ。」といったら
「そうか、よかったな。後はガンバレ(笑)!」とだけ言います。
母の母、私のおばあちゃんも実は同じ感じでした。
就職してから顔合わせたときもおばあちゃんは
「頑張ってるか?」とか
「仕事は楽しいか?」とかそんなことは全然言わず、
「やっちゃん、会社の人やみなさんに可愛がってもらってるか?」とだけ聞いてきました。
「うん。かわいがってもらってるよ。」と言うと、
「そうか、そうか。周りの人に可愛がってもらえよ。」と言って、
おばあちゃんは別の話を始めるのでした。
今年で44歳。
2人の娘の父になり、社会人になって20年以上経った今、
こうした言葉が本当に胸に沁みるのです。
言葉の如く、親の身になって
親身になってくれることはこうしたことなんだと思うのです。
では、家づくりにおいて
「親身になって考えること」とはどういうことなんでしょうか?といわれたら
いろいろあるでしょうが、まずは
「無理のない資金計画、無理のない人生設計」は何かを教えてくれることではないでしょうか?
どうしても家づくりは
デザイン、スペック、プランなどから始めがち。
もちろんこうしたことも大事ですが、
「その前にすることは何なんだろう?」ということをアドバイスしてくれることを
しないまま家づくりをしてしまったから
にっちもさっちもいかなくなってしまう人が今、多く現れてきていることは否定できません。
それをしたうえで、
「どんな家づくりをしたらいいだろう?」といった話し合いをしていくことかと思います。
ゆっくり考えたいけど、
いろんな環境や背景で忙しくなってしまうのも家づくりの事実です。
そんなだからこそ、まず最初どう始めるか?で
それからのスケジュールは大きく変わります。
そんなご提案からアドバイスをしてくれる会社こそが
「親身になって考えてくれる会社」なのではと思い
そうでありたいとスタッフがみんな思う会社でありたいことが私の思いです。
長々と勝手なことを書かせてもらい
またお読み頂きありがとうございました。
でも、家づくり元来、楽しいものです。
そして、暮らし始めてからは幸せでないといけないものとも思います。
そのためにはまず「親身になってくれる会社」との出逢いは不可欠です。
みなさんがそういった出逢いの上で、
素晴らしい家づくりができますことを心から祈念申し上げます。
3月も頑張っていきましょう!
花粉症が多い弊社はくしゃみが飛び交ってますが
みんな元気で張り切っていきます(笑)。