もう2月も半ばを過ぎました。
早いですね。寒暖の差が激しいので体調崩さぬように気をつけてください。
今年は増税の影響か
日々、家づくりのご相談を受けることが増えています。
(土日の商談は予約の方が多く、通りすがりで来て頂いても
すぐに対応ができないことが増えてきました。
大変申し訳ないので電話でもメールでも結構ですので
あらかじめ予約して頂ければ幸いです。お願いします。)
もちろん税金は8%から10%になるので
2%UP分だけ価格はあがります。
(税抜1800万円の家なら36万円、
税抜2000万円の家なら40万円、
税抜3000万円の家なら60万円の増額となります!
ちなみに土地からお探しの方も多いかと思いますが、
土地は消費税の対象ではありませんので、あくまで建物価格で試算ください。)
これだけあったら
カーポートがつけれるかもしれないし、
キッチンのグレードが上げられれるかもしれない。
何より、毎月の支払いが安くなるわけなので、気になります。
ただ、増税による価格UPがあるなかで
時として優遇措置もあり、それによっては相殺できる方も
逆にメリットがある方もいないわけでもありません。
その中で今日は
「贈与税非課税枠3000万円の拡充」と
「住まい給付金」のお話をさせて頂こうと思います。
1つ目の贈与税非課税枠3000万円の拡充です。
細かく言うと混乱されるので(笑)、簡単に言います。
2016年10月~2017年9月限定で
住宅資金贈与は1500万~1700万円ある方は
増税分の消費税より贈与税非課税の恩恵の方が大きくなるケースがあるということです。
ただ、これに順当する方もそういらっしゃらないので、
どっちかというと2つ目の住まい給付金のお話の方がポイントになるかと思います。
住まい給付金は、
これまでの最大30万円が50万円に拡充されます。
これまでの消費税率が8%のときに家づくりをされた方は
おおよその年収目安ですが
425万円以下の方で 30万円
425万円~475万円の方で 20万円
475万円~510万円の方で 10万円の給付金がありました。
(510万円以上の方は対象外になります。)
これが消費税率が10%になってからは
おおよその年収目安ですが、
450万円以下の方で 50万円
450万円~525万円の方で 40万円
525万円~600万円の方で 30万円
600万円~675万円の方で 20万円
675万円~775万円の方で 10万円の給付金となります。
端的な例で言えば年収515万円の人なら
今までの 消費税率 8%時の住まい給付金は 0円 だけど、
これからの 消費税率10%時の住まい給付金なら 40万円 になるわけです。
それで税抜1800万円の家を建てられるとしたら
消費税 8%の今なら 税込 1944万円
消費税10%の先なら 税込 1980万円で差額が36万円
単純比較は難しいですが、このケースなら
消費税10%の時代に建てた方が 4万円 得をするといったことになるのです。
実際、家づくりをされる方で最も多い世帯の年収は
400万円~600万円の方なので、
一度シュミレーションはしてみて検討するのもいいかと思います。
消費税増税を「意思決定」とされる方も多いですが、
消費税増税は「きっかけ」に過ぎないという考え方のほうが健全なのではないでしょうか?
もちろん、家づくりはいつの時代にされてもいいと思います。
ただ、ネットも本も営業マンもデメリットばかりを強調して
「今がいい時期です。」と言い続けるのもどうかなとも思うのです。
増税や金利といった環境の歯車も大事ですけど、
年齢、出産、仕事などの個人の歯車を軽視してはいけません。
それら全てを考慮して
その時代にあるメリットも存分にいかして
家づくりをしてほしいと願っています。
ただ、この住まい給付金も住宅ローン控除と同じ
2019年6月までの支援措置となっています。
3年強は続きますので、この時期は知っておいてくださいね。