姫路は明日から様々な地域で「お祭り」が始まります。
明日、明後日のエリアのみなさん、今日はゆっくり休んで2日間頑張って下さいね。
又、週明けから「お祭り」が始める浜手の皆さん。
季節の変わり目で体調も崩しがちですから、この連休はじっくりと体を休めて
パワーを温存しておいてください。
ちなみにモリシタアットホームは
10月17日18日は見学会を開催しますので、
お祭りが終わられた地域の方は、楽しかったお話を
まだまだお祭りはその先だよといった地域の方は、
熱い意気込みを見学会で聞かせてくださいね(笑)。
さて、随分前ですが「ここ最近の空き家事情」といった記事を書いたことがあります。
(平成27年2月16日)
その中で総務省が発表した2013年調査によると
集合住宅を含む空き家の件数が約820万戸あるそうです。
空き家率は13.5%
7軒に1軒は「空き家」といったデータです。
これは総務省統計局が公表している
「住宅・土地統計調査」に基づくものなのですが、
内容を調査するとイメージとはかけ離れたもの数字であることがわかりました。
鮮烈にイメージづけられた「空き家大国 “日本” 」はちょっと違うようですね。
空き家総数820万戸の5割以上が「賃貸用の住宅」を指しています。
(賃貸用住宅 52.4%・別荘等 5.0%・売却用 3.8%・その他 38.8%)
しかも、興味深いのは建築中の住宅も含まれていることです(?)。
完成していなくても窓や玄関扉がつき、
戸締りができるくらいできていれば空き家として区分されます。
要は戸建てもマンションも建設が増えていたら
空き家も増えていることになっているのです。
「なんじゃ、そりゃ?」といった話です。
こうしてみていくと
賃貸用、売却用、別荘なども物件を除けば空き家率は5.3%ほどになるようです。
また、もう一つ統計にカラクリがあります。
それは「倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態の空き家」は
最初にいっていた13.5%には含まれていないことです。
住宅・土地統計調査は「人が住むことができる家屋を調べる統計」なので、
人が住めないとみなした住居は対象外となるのです。
なにか実体と大きくかけ離れているもので大騒ぎしています。
これまた「なんじゃ、そりゃ?」といった話です。
空き家問題がこれから大きな社会問題になるのは間違いないですが、
実体、実数の上で検討されるべきではないでしょうか?
そう思うと、今もどんどん建築されている賃貸住宅も
はたしてどうなっていくのか?
大きな目で考えてみる必要があります。
この業界は大きなお金が動く世界なので、
時として判断の視野が狭くなりがちですが、
やはり大きな視野で見れるようにすることを
建築される人はもちろん、お手伝いする私たちも心がけないといけないですね。
肝に銘じます。
(今回の記事は東洋経済の筑紫祐二さんの記事を参考にさせて頂きました。)