久々の更新です。
今週は2日間東京でセミナーの講師をさせていただくといった貴重な経験をさせて頂きました。
たくさんの方の前でお話をさせて頂いたのですが、
話すことで逆に私のほうがみなさんからたくさんの気づきを頂きました。
情報をインプットすることも大事ですが、
情報をアウトプットするときのほうが実はいろんな気づきをもらえたりします。
講師の私が一番ノートをとっていました(笑)。
日々、勉強ですね。
今日は「暖かい家」と「介護」の関係のお話を少ししたいと思います。
現在、日本の平均年齢は、男性80歳、女性86歳です。
でも、その中には介護の時期も含まれます。
平均介護年数がなんと男性で9年、女性は12年とのデータがあるそうです。
男性は80歳ー 9年=71歳
女性は86歳ー12年=74歳が実際、元気で生活できる平均年齢です。
そこでどうしたら元気で生活できる年数を延ばせるか?
ヒートショックで死ぬ人が年間 約17,000人。
家の中で言えば①風呂②脱衣、洗面所③寝室④トイレとなります。
「室温があがると長生きする。」
と言ってもLDKなんかはほっといても暖かいので、
まずは上記の水廻りの温度差を無くすことが大事です。
3~4度上がるだけで、介護年数が4年は違うとも言われています。
「暖かい家」というのは結局の意味は一緒でも
「全体的に暖かい家」という観点より
もしかしたら「居間と水廻りの温度差が少ない家」という観点で
家づくりを考えられた方が
本来の「暖かい家」の意味や意義になるのかもしれません。
25年前に他界した私の父も真冬の早朝のトイレで倒れて亡くなりました。
くも膜下出血でしたが、こうしてみるとヒートショックだったのでしょうね。
「暖かい家」の提案はこれからとても大事だと思います。