「埴生の宿」とは「みすぼらしい家」という意味ですが、
それでも我が家が一番といった内容のイギリスの民謡のタイトルです。
「ビルマの竪琴」や「火垂るの墓」にも使われています。
大網理沙さんという方の本に載っていましたが、
家はただ住む空間なのではなく「帰ってくる場所」であるということなんだとありました。
そして、家は子どものときは「迎えてもらう」場所。
でも、大人になれば自分の力で誰かを「迎え入れる」場所。
「おかえり。」と言ってあげられる場所です。
「迎えられ方」は選べないけど、「迎え方」は選ぶことができる。
読んでて、「なるほどな~。」と思いました。
家づくりを日々お手伝いさせて頂いていますが、
快適な家、便利な家、使い勝手のいい家などを提案、提供する上に
「帰ってくる場所」を作っているという気持ちは持っておくということは、
作り手として大切にしたい気持ちですね。