今日は3月30日は義母のお誕生日です。
お義母さん、お誕生日おめでとうございます。
不肖の義息子は仕事しててお祝いできていません。
お許しください。
今日は、天気もよく、桜もチラホラ咲き始めたいい日でした。
午前中はお客様とモデルハウスにて商談。
午後からは土地決裁(土地を買われて残金のお支払)の立会いと、
網干区でお引渡しがありました。
引渡し前に少し時間があったので
近くにある、とある建物を見に行きました。
それは旧網干銀行本店だった建物です。
現在は婦人服屋さんになっているのですが、
姫路市が「都市景観重要建築物」に指定した建物です。
大正10年(1921年)頃に建てられたと言われ、
もうすぐ100年を迎える歴史的建造物です。
※網干銀行は、明治27年の設立された地方銀行で、
昭和5年に三十八銀行に買収されるまで運営されていました。
その後、昭和11年の7行合併で神戸銀行になり、
太陽神戸銀行→太陽神戸三井銀行→さくら銀行→三井住友銀行と
続いています。
こうして考えると、いかに昔、網干は勢いがある街だったかが分かりますね。
腰壁に御影石を使ったり、ドーム型の屋根だったり
とても意匠をこらした建物です。
私は外観のデザインは
「流行」
「スタンダード」
「個性」
の3パターンに分かれますといつもお話させてもらっています。
よく建築屋さんが言いがちな
「これがよくて、あれはダメ。」といった
「どれがいいか」のような視点ではなく、
「あなたはどれを選ぶのですか?」といった、
まずはっきりと自分達がやりたいイメージをされることが大事と思います。
そんなとき、こうして歴史ある建物を見たときに思うことも
家づくりのする参考にできたらなと思うのです。
さすがにこの旧網干銀行のデザインを
住宅の参考にするのは難しいかもしれませんが(笑)。
今の時代は、ネットや本でたくさんの例を見ることができるので
本当便利な時代なんだなと改めて思いますね。
歴史ある建物を眺めつつ、いろんなことを思った森下でした。