神戸新聞の記事でこんな記事を読みました。
兵庫県は、現在の安全基準を満たしていない
1981年5月以前建築の旧耐震住宅(既存不適格住宅)を建て替える場合に、
一定額を助成する新制度を2015年度から導入する方針だそうです。
(旧耐震住宅とは、1981年の建築基準法改正で
「震度6強以上でも倒壊しない」基準に強化された住宅。
旧基準は震度5程度の中規模地震を想定されていて、
2008年時点で全国に約1千万棟あるとされています。)
今までは改修工事のみを対象にしていたが、
建替工事も「耐震化」と捉えて助成する方針となります。
阪神・淡路大震災では建物の倒壊による死者が8割を超え、
そのうち旧耐震住宅の死者は98%という神戸大の調査データもあります。
なので、兵庫県として耐震改修促進計画を策定。
震度6弱で倒壊する危険性がある旧耐震住宅が45万3千戸(耐震化率78%)とされる中から
10年間で6万5千戸(同97%)に減らす目標を掲げて計画を実施予定とされるそうです。
改修の補助額を年々増額してきたが、
耐震診断から設計、工事に至るまでの制度が複雑な上、
個人負担も大きいため、県内の耐震改修の実績は過去10年間で約3千件と低迷しました。
08年度時点では約38万戸が未改修となっているそうです。
このため、県は改修補助制度見直しを検討し、
旧耐震住宅は建築から35年以上建築された家は
新築した方が耐震効果は高いと判断し、今回のような方針になったようです。
(鳥取県など一部の自治体はもう導入済)
耐震改修の補助額は現在80万円なのですが、
建替工事でも同額程度の助成を検討しされている模様。
最近、二世帯住宅も含めて建替工事が増えてきました。
そのような方にはとても朗報かと思います。
2015年度から導入予定とのことなので4月以降で何かしらの方針は決まるかと思います。
お建替工事をお考えの方は是非ご参考にください。