興味深いデータを見ました。
総務省発表の2013年調査によると、
集合住宅を含む空き家の件数が約820万戸あり、
住宅全体の14%になるそうです。
そこに目をつけたパナソニックさんは
移住・住みかえ支援機構と連携して、
現行の新耐震基準が導入された1981年以降の
木造住宅を対象にリフォームをし、
同機構が10年以上の期間で借りて、子育て世代に貸し出すといったことも
始まってきたようです。
そんなに空き家が多くなってきたのかな?と思う反面
確かに以前に比べたら土地探しをしているときによく中古住宅も見かけます。
「中古住宅=空き家が多い」わけですから、
あながちウソでもないのかなと実感しています。
住まいは様々な考え方があります。
こうした形で賃貸住宅として空き家と「縁」を持たれる人も多いでしょう。
購入して、大掛かりなリフォームをして暮らされる人もいらっしゃるでしょう。
同じく購入し、解体し、新築する方もいらっしゃるでしょう。
もし、エリアが限定されて土地探しをしている人なら
中古住宅を利用して、新築を建てるといった検討方法もあってはいいのではないでしょうか?
新しい分譲地のほうがいいと思われる人も多く、
古い分譲地に入るのは抵抗があるということもよく聞きます。
でも、これは一長一短だと思います。
私は4年半前に家を建てた時、比較的古い団地の中で建てました。
子どもの友達もいますし、
何より近所の方が優しくてとても助かりました。
後、思ったのが隣保のルールがもうあったので
逆に明確でしたから、受け入れやすかったです。
(私の隣保は、新しい人が翌年の隣保長というのがありました。
でも、逆にウチの奥さんはみなさんと顔なじみになれ、
子どもが小さかったこともあり、とても気遣いしてもらったので
助かったとよく言います。)
新しい団地だと最初からルールや決まりを作れるよさもありますが、
そのぶん駆け引きや気遣いもあって大変だった話もたまに聞きます。
一概に言えず、なかなか難しいものです。
でも、小学校のエリアが決まっている方なら
新しい分譲地だけに固執しなくても
柔軟に探されることをオススメします。
土地探しは「縁」の部分も大きいですから、
ご縁は多いほうがいいというシンプルな理由です。
これからも「空き家」が増えるということは
リフォームしかり、賃貸しかり、いろいろな選択肢が増えるということ。
どんな家づくり、住まいづくりを望まれるかは
じっくりお話されてから始められることが今まで以上に大事なってきそうです。