物事は考えようで、捉え方が変わるといったお話。
誰もが奇跡は滅多に起きない出来事と思っていますが、
統計学的にみて、我々が思う奇跡は日常のありふれた出来事にすぎないと
数学者のリトルウッド教授が指摘しています。
これを「リトルウッドの法則」といいます。
リトルウッド教授は、奇跡を「常識では理解できないと特別な出来事」と想定し、
それが100万回に1回の割合で起きていると述べています。
人は目覚めて活動している間に、意識してるかはさておき
1秒に1回は何らかの出来事に出会っているそうです。
1日当たり平均8時間は意識を持って生活している前提にすると、
人は35日間に100万回の出来事に遭遇していることとなり、この間の1回は
奇跡を経験していることになります。
滅多に起こらないとされている奇跡は意外にも日常的であるということになります。
そう思うと、物は考えようですね。
ありふれた毎日ももしかしたら奇跡の連続かもしれません。
ありふれて変わり映えのしないと思っていた毎日も
実は病気や怪我することなく健康で平凡に過ごせていることが「奇跡」なのかもしれません。
食べものを食べて美味しいと思えることも
誰かとくだらない話をして大笑いできることも
毎朝、朝起きて家族で「おはよう」といいあうことも
勝手に「当たり前だ」と思っているだけで、「奇跡」なのかもしれません。
そう思って過ごすだけで
昨日見た同じ景色が違う景色に見えてきます。
「日々感謝する気持ち」はこうした想いから始まるような気がします。