先日、聞いたお話です。
都会で特に多いようですが、「空き家」が増えてきたようです。
総務省の7月29日発表住宅土地統計調査によると
全国で6063万戸ある住宅のうち13.5%にあたる820万戸が空き家になっています。
地方では6.7戸に1戸が空き家だそうです。
宅地は家が建ってるか建っていないかで固定資産税が変わります。
200㎡までの面積なら家が建っていると固定資産税が6分の1になっていることもあり、
更地にしたら跳ね上がるから解体せずに放置しているといったこともその背景になります。
(一説には4倍くらいが妥当とも言われていますが、どの道あがるのは変わりません。)
こういった空き家が売りに出たりすることもこれからは増えていくでしょう。
中古住宅として購入してリフォームするケースもあるでしょうし、
購入後解体して新築を建築するといったケースもあるでしょう。
子供さんの学区の関係などでエリアが決まっている人は
こういった中古住宅も視野に入れて検討されることがいいかと思っています。
新しい分譲地がいいという人も多いですが、
以前からある分譲地の一角に家を建てるという選択肢も決して悪いとは思いません。
私は4年前に30年から経過した分譲地の一角に家を建てました。
引越ししたてのときは子供も幼く、奥さんは大変でしたが、
ご近隣のみなさんのご好意でとても助けてもらいました。
ご年配の方も多いこともあり、アラフォー家族の我が家を
「若い人が来てくれた。」ととても喜んでもらったりしてくれました(笑)。
新しい分譲地はこれから暗黙のルールやお付き合いが試行錯誤で始まりますが、
こういった年数の経った分譲地ではもう決まったルールがあり、
それを尊重していけば、逆に溶け込みやすくてよかったのが実際感じたことです。
このあたりは価値観もおありでしょうが、参考にして頂いてはいかがでしょうか?
土地は新しい分譲地だけでなく、
既存の土地(中古物件もあわせて)も踏まえて探すことが、
実は「実際に土地を探して家を建てられた人たちの共通点」だったりすることは
あんまりみなさん語られていません。
それは「新しい分譲地でないと嫌だ。」という人が多いからと思っています。
もちろん、その考えがダメとか言っているのではありません。
予算やエリア、条件が決まっている人であればあるほど
こういった柔軟な考えも時としては、土地が見つかるチャンスが増えると思いますので。
私は土地探しがうまくいくコツに「柔軟さ」はあると思っています。