先日とあるお話です。
その日は、いつもより早く帰ったので
娘達とお風呂に入りその後3人で遊んでいました。
寝る時間になったので歯磨きの時間になりました。
次女の志保は「嫌や!」とごねて母ちゃんが悪戦苦闘するも
4歳半の長女の智美はすぐ歯磨きしました。
志保の歯磨きが終わる間、智美は父ちゃんとくっついて寝転んで遊んでました。
すると、智美が何故か急に
「ともとしほが結婚したら父ちゃん、寂しい?」と私に聞いてきました。
私はすかさず
「寂しいけど、嬉しいよ。智も志保も幸せな結婚して欲しいからね。」と言いました。
その後、引き続き
「とも。とものこと大事にしてくれる人と結婚しろよ。
父ちゃん以上にお前を愛してくれる人のところへお嫁に行けよ。
そしたら父ちゃん、寂しくないよ。嬉しいよ。」と智美の頭を撫ぜながら言いました。
すると、4歳半の智美。
目から涙をこぼしながら
「あれ?父ちゃん、とも、なんでか 涙が出るよ。」と言いました。
父ちゃん、その言葉聞いて泣きそうになりましたが、
なんとかこらえて「そうか~。」と抱きしめました。
そして、ただただ
「まだまだ4歳で子どもだけど、この子は1日1日大きくなっているんだな~。」と感心してしまいました。
「母ちゃん、とも、なんだか涙が出るよー!」と言っても、
志保の歯磨きを悪戦苦闘してた母ちゃんは意味が分からず「何でだろうね?」って言ってました。
二人が寝た後、嫁さんに智美が泣いた理由を言ったら
ポロポロ泣き出して「ともは、いい子に育ってるね。」と親馬鹿発言してました(笑)。
ついこのあいだまで赤ちゃんと思ってのに
もうこんなませたこというのかと思うと私も嬉しいような寂しいような気分になりました。
こうして、子どもはあっちゅー間に育つのでしょうね。
その夜は、何気ない普通の夜でしたが、
こんなことがあって、私にとってはとても嬉しい夜、
私の人生にとって思い出深い、大事な夜の一つになりました。