いろんな音楽が好きで聞いている
NO MUSIC NO LIFE な森下ですが、
一番憧れて、一番影響を受けたミュージシャンは
この人かもしれません。
ローリングストーンズのギタリスト
キース・リチャーズです。
キースはわがままで自分勝手です。
アルコールやクスリに溺れたときもありました。
そのくせギターは下手くそでライブでもしょっちゅう間違えます。
歌もお世辞にも上手いとか言いがたいです。
でもカッコイイのです。
17歳のときに憧れてからはよく真似をしてました。
見た目は全く似てないのですが、行動を真似してました。
お酒はジャックダニエルを
よくジンジャーエールで割って呑んでると知れば
大学生の頃は同じように呑んでました。
ギターはフェンダーのテレキャスターを弾いていると知れば
大学入学直前にバイトして買いました。
(キースのは何百万とかするでしょうが、私のは6万円でした!)
タバコはマールボロを吸っていると知れば、
セブンスターからマールボロに変えようとするも
味がどうも受けつけなくタバコやめるまでパーラメント吸っていました(笑)。
(これは真似できてないですね(笑)!)
まぁ、真似できるところはなんでも真似するくらい憧れました。
アクセサリーは全然興味は無かったのですが、
結婚指輪をするまで唯一持っていたのが、ドクロの指輪でした。
キースがドクロの指輪をしているのを見て欲しくなり、
18歳のとき当時、東京原宿にあったストーンズ専門店で買いました。
5000円くらいだったと思います。
(今、調べたら安くても20000円くらいします。
値上がりしたというよりデザインも微妙に違います。
専門店で買ったのにバッタモンだったのかもしれません(笑)。)
今でも持ってるこの指輪。
最初はキースがしてたから欲しかったのですが、
どうしてキースがドクロの指輪をしているのか理由を知って、
余計にこの指輪が好きになりました。
その理由はタイトルの
「人間なんて一皮むけば、皆同じ」という意味を知ってからです。
キースは言ってます。
「骸骨。
虚勢も表面的なイカサマもごまかしようがないね。
真の美ってやつは皮膚のずっと下にあるものなのさ。
誰でも肉の下に持っているのがコイツなんだよ。
髪の毛なんてはぎ取っちまって、皮膚なんかもめくり上げてみろよ。
そこにあるのが本当の自分自身ってやつなのさ。」
(道出版 「聖書 スピリチャルワーズ」
キースリチャーズより抜粋)
要は「人間なんて一皮むけば皆同じ白いガイコツ」であるといった
人種差別へ向けてのキースのメッセージです。
多感の時期だったころ
この発言やブルーハーツの「青空」なんかを聴いてて
とても身に染みたことを思い出しました。
キースは生き様を見てても
地位や名誉、お金にそれほど執着していないように見えます。
まぁ人間ですから全くないと言えば、
逆に嘘くさいですが、あの立ち位置では無頓着な方ですね。
そんなキースだからこそ
こういったメッセージをだしつづけているような気がします。
ミュージシャンは
まず売れるためには見た目や技術がいるのでしょうが、
認め続けられるには「生き様」が必要と思います。
「ロックするのは簡単だけど、ロールし続けるのが難しい。」
ロックンロールをそう表現したキースも
そう思っているに違いないと思います。
たかがロックンロール
されどロックンロール
キースにはこれからもロックしてロールし続けて欲しいと思います。