今日7月16日は「薮入り(やぶいり)」です。
「薮入り」とは、
江戸時代に住込みで丁稚奉公していた人が
実家へと帰ることのできた休日で、
年に1月16日と7月16日の2日を指します。
この2日は地獄でも閻魔大王も休む日と言われてます。
主人は奉公人たちに
着物や履物、小遣い、手土産を与えて
実家へと送り出したと言われてますから日頃のご褒美を兼ねた
とても楽しいときだったのだと思いますね。
その後、日曜日の制定などで
この意義は薄れていき、いまとなっては言葉だけが残ったようです。
昔は、薮入りの日は故郷の親御さんも楽しみにして待っていたでしょうね。
親になった今、もしこのような制度があったら
首が7mくらい伸びて家で待っている父親に私はなっていたでしょう(笑)。
時代は変わり
今と昔では生活様式も常識も何もかも変わったでしょうが、
そんな親子の関係は、現在も変わらずにあってほしいものです。