昨晩、テレビドラマ「3年B組金八先生」の最後の特番がやっていました。
4時間強の時間。
途中、子どもをお風呂に入れたりしてたのですが、
最後まで見ました。
基本的にドラマを全然見ない私です。
こんな感じでドラマを見たのも何年ぶりでしょうか?
私は「金八世代」でもないのです。
強いて言えば中学生の頃、夕方の再放送を見ていた世代です。
(そんな世代あるのかわかりませんが)
なので思い入れも「part2」しかありません。
学生時代、私がなりたかった職業は「学校の先生」でした。
私の人生に影響を与えてくださり、
先生になりたいと思わせてくれた先生は2人います。
一人は小学校5、6年のとき担任だった大西先生。
今の時代では考えられないくらいスパルタな先生で
もう何百発殴られて怒られたかわかりませんが、
私を一番誉めてくれた先生でした。
今でも大好きな先生です。
もう一人は架空の人物ですが、金八先生です。
実在すればややウザい感じも否めませんが(苦笑)、
あんなアツイ先生になりたいなと思ったものです。
「腐ったミカン」加藤優の話は
当時、中学生だった私にはとても衝撃的でした。
自分を見捨てた学校へ友人の為に乗り込み
監禁罪を問われた「卒業式前の暴力①②」は今でもビデオで持ってます。
何十回と見て何十回と泣きましたが、
たぶん今見ても涙がとまらないと思います。
方法論は間違っていたけど
学校や警察に必死に訴えた中学生。
大好きだったコラムニスト 故ナンシー関さんが
あのドラマのスゴイところは
今、先生や警察官をしている大人ですら
見ていたらあの加藤優の気持ちになってしまうことと書いてました。
全くその通りと思うのです。
金八先生のような
ある意味、クサいドラマは敬遠したり、
時代遅れと笑う人も多いでしょうが、
時代が変わっても決して変わってはいけない何かが一杯詰まったドラマとも思います。
日本の漫画は世界でも評価が高いのですが、
それはすべてにおいて根底に「正義感」があるからだと本で読みました。
人によっては死語のような意味になりつつある「正義感」という言葉。
人として、これがあるかないかで大きく人生は変わると思います。
そんなことを教えてくれた、気づかせてくれたそんなドラマが金八先生でした。
だから30年以上経ってもこうして最後の特番が組まれたのでしょうね。
学校の先生になりたかった
若き頃の熱い気持ちを思い出し、
少し照れ笑いしながら見た
昨日の夜のドラマのお話でした。