昨晩のことです。
家で掃除でもないですが
いろいろ整理してたら
1冊の古い手帳が出てきました。
それは、学校卒業して
とあるハウスメーカーに就職したときの新人1年目時代の私の手帳でした。
「懐かしいな~。」と思いつつ見てたらふと気づきました。
偶然にも13年前の今日、5月25日は
私の初めての契約をして頂いた日だったようです。
すっかり忘れてました。
当時、私は岡山のハウスメーカーに勤務してたのですが、
その1棟目のお客さんは大阪に御住まいの59歳のご夫婦でした。
数年前まで岡山に20年ほど御住まいで
転勤で大阪に数年前から在住。
もともと大阪周辺が地元のご夫婦だったので
定年後どうしようかとお考えのようでしたが、
お子さんの成長と共に思い出の多かった岡山で
「終の棲家」を建てようかなと思われて来店されたのを
接客させて頂いたのが出逢いでした。
研修を終えて展示場配属になって5日くらいの私。
おそらくアタフタしながら
頼りない接客をしてたと思います。
店長に「次にあう約束を何でもいいからとれ!」とだけ指示を受けてたので
なんとか建築地を見せて頂くお約束をとり、お話をさせて頂きました。
それから3週間ほどの間に
大阪のその方の家まで打合せにいくこと4~5回!
今思えば、学校卒業したての新入社員がデカイ鞄に資料をてんこ盛りつめこんで
岡山から車→新幹線→地下鉄→バスと片道2時間以上かけてお伺いしてたわけですから
もう3回目くらいの訪問で、ある意味、断れない状況だったと思いますね(苦笑)。
※新人だったので会社が特別に新幹線でいく交通費を認めてくれたのでした。
中堅以上だと車でしか行けなかったです。
その3回目のときかな?
奥さんが帰り際にこっそりと
「もし、お父さんが森下君で契約しなかったら私、怒って離婚したるからな(笑)!」と
言ってくれたこともありました。
もう決めてくれてたのでしょうね。
でも、その頃の自分はそのことが本気なのか冗談なのかわからず
「ハッ、ハイ!ありがとうございます。」とだけ返事したのを覚えてます(笑)。
で、5月25日。
岡山に来られていたご主人と打合せをして
契約書に記名、押印をして頂き、
私の記念すべき1棟目契約となったのです。
夕方、移動中に公衆電話から母親に報告を電話したのでした。
すっかり遠い思い出になってたことが
手帳を見た瞬間、一気に頭をよぎり思いだしたのでした。
なんかたまにこんなことを思い出せるのもいいもんですね。
そんなこと思いながら焼酎の水割りを1杯呑んで
いろんなことを思い出した夜でした。