昨日は仕事で東京へ行っていました。
打合せが午前中だったこともあり
前日から泊りで行っていました。
東京に着いて
ホテルにチェックインしたのは夜21時30分
そこから御飯を食べに行ったのです。
私は何故か上野が大好きです。
アメ横の雑踏とした雰囲気が好きなのもあります。
だいたい御飯は
ガード下でモツ煮込みだったりしますし(笑)、
アメ横でいろいろ買い物も出来ますし、
なぜだか泊る時は上野のビジネスホテルが多いです。
今回も上野に泊りました。
で、いつも絶対立ち寄るところがあります。
月曜日の深夜も行きました。
それは上野駅近くにある「立ち食い蕎麦屋」です。
上野に泊った際は
その店で蕎麦を晩飯か朝飯で絶対食べます。
美味しいとか
有名ってわけでもないのですが
その店には想い出があるからいつも行ってしまいます。
それは、初めて「関東の黒い汁のお蕎麦」を食べた店だからです。
ここに初めて来たのは中学2年の時に
父親と来たのでした。
当時、下の兄が埼玉に住んでたこともあり
1年に1回は東京へ遊びに来てました。
この時は父親と2人で行ったのですが、
アメ横をブラついてたときに
小腹がすいたのか父が急に「蕎麦食おか?」とこの店に入ったのです。
関西は透き通ったお汁ですが、関東は黒いお汁ですよね。
「これが噂の・・・・・・。」と思いながら食べたのを思い出します。
私はうどんよりお蕎麦が好きなこともあるのですが、
なんかこの時食べた味が36歳になった今も忘れられないんですよね。
東京に来たら、いつも無性に食べたくなるのです。
そして、行ってしまうのです。
昔、新幹線の時間まで1時間ほどあったので
上野までこの店の蕎麦を食べにだけいったこともありました(笑)。
最近、思うのですが
もしかしたらそれは蕎麦を食べにじゃなく、
父親との想い出に触れに来てるのかもしれません。
父は、私が高3の18歳の時にクモ膜下出血で他界しました。
今年36歳の私は
もう人生の半分、父と一緒ではありません。
父との想い出の店に来て懐かしんでるのでしょうね。
この店に来ては、
毎回「父さんと来たな~。」と思い蕎麦を食べて帰るのです。
早い別れでしたが、
父とはそれはそれはいろんなところで御飯を食べた想い出があります。
立ち食い、炉端焼き、居酒屋、ラーメン屋が多かったですがね(笑)。
18年も経つとそのほとんどの店が無くなってしまってます。
なので、この蕎麦屋さんは
数少ない想い出の店なのです。
いつか自分の子どもと行って
「父ちゃんな~、この店で死んだお前の爺ちゃんに初めて黒いお蕎麦食べさせてもらったんやで。」と言って食べたいと思ってます。
いつまでも繁盛してて欲しいです。