「満月の夕」
風が吹く港の方から
焼け跡を包むようにおどす風
悲しくて全てを笑う
乾く冬の夕
夕暮れが悲しみの街を包む
見渡すながめに言葉もなく
行くあてのない怒りだけが
胸をあつくする
声のない叫びは煙となり
風に吹かれ空へと舞い上がる
言葉にいったい何の意味がある
乾く冬の夕
ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て 命で笑え 満月の夕
絶え間なくつき動かされて
誰もが時代に走らされた
すべてを失くした人はどこへ
行けばいいのだろう
それでも人はまた 汗を流し
何度でも出会いと別れを繰り返し
過ぎた日々の痛みを胸に
いつか見た夢を目指すだろう
ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て 命で笑え 満月の夕
ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て 命で笑え 満月の夕
作詞・作曲:山口 洋・中川 敬
前回の記事でご紹介した
神戸大震災の神戸を歌った山口さんの曲です。
神戸の大地震からはやくも14年経ちました。
14年前に完全崩壊した
私の予備校時代の青春の想い出が詰まった街「神戸」も
今となってはあの地震がまるで嘘の様に元に戻っています。
当時、大学生だった俺は 今ではもう随分「おっさんの域」まで来ました。
年月が過ぎるのは早いものです。
心や体に傷を負った人達は、もう癒えたのでしょうか?
命ある日々に感謝して 笑っていたいものです。
そして、私たちはこれからも安全な家をつくり
みなさんが安心して過ごしていけるようにお手伝いできるよう頑張っていきます。